2012年9月29日土曜日

Game 156,92-64

                    
Source: FanGraphs

初回のオフェンス爆発はみてて超気持ちよかった。実際あれで試合はほぼ決まったようなものでしたね。

Matt Harrisonは決しての最高の状態とはいえなかったものの、6-7-4-4-1-2-2で試合を作ってくれました。このラインはここ最近の彼の平均的なものですね。

そしてMike Adams。彼はこれまでのキャリアを通して1登板で2HRを打たれたこともなかったのに、一気に3本。ベースボールは予想がつかないことが起こるものなのです。予想外といえば、A'sはこれが過去5日間で2度目の1イニング3HRでしたが、そのどちらの試合でも敗戦を喫しています。

浩治も、打者1人だけでしたがAdamsの粗相を始末してくれました。

9回はNathanが、こちらも最高の状態ではありませんでしたが、2Kを奪って3人でぴしゃり。これでマジックナンバーは3まで減りました。

それにしても球場で生で感じる勝利の雰囲気は格別だった、言っておきましょう。

今日はDempsterとJered Weaverという、先週ボコボコニされたマッチアップの再戦。ただ、レンジャーズも5月にホームでWeaverをボコボコニしているので、そこまで心配はしていないです。


2012年9月27日木曜日

Game 154,91-63

                    
Source: FanGraphs

Feldmanはよく投げました。首の痛みで先発回避したダルビッシュの変わりに急遽登板しながらも4-1-2-2-3-5-1。彼にダルビッシュと同じレベルのピッチングを望むのは酷です。

その代わりにブルペンが奮起。Nathan、Adamsはオフだったものの、Michael Kirkman、浩治、Alexi Ogndoの3人が合計で5-1-0-0-1-9-0とすばらしいリリーフでゲームをタイのままキープしました。

オフェンスは初回にKins、Elvisの連打でノーアウト1,2塁としたあと、Joshがライトへシングル。A'sのRF、Brandon Mossがこれをリトルリーグ並みのプレーで後逸してる間に2点が入ってJoshはサードまで到達しました。ただ、このノーアウト3塁で追加点をとれなかったのがなぁ...。結局この2点しか取れなかっただけに。

2回以降のオフェンスはランナーは出るものの不注意なベースランニングでチャンスを潰しまくるという展開。2回も牽制死してたら埒明きません。みんなIan Kinslerから走塁のアドバイスを受けるのはやめましょう。

8回裏2アウト満塁でのElvisのライトライナーは仕方ない。紙一重でいい結果になることもあるし、悪い結果になることもある。今回は悪い方が出てしまっただけ。ま、打った瞬間は勝ち越しを確信して叫びましたけどね。

10回のMark Loweは.............................いやな予感はありましたけどね。2週間で1イニングしか登板機会がなければまともなアウティングをするのは難しいですが。一昨日A'sが同点の9回にTyson Rossを使わざるを得なかったのと同じ状況が昨日はレンジャーズに起こったわけです。ただ、それならLoweより先にScheppなりFontなりを見たかった。特にFontはオンの日ならLoweよりは遥かにいいピッチャー。せめてウォームアップさせて調子を見るくらいのことはしてほしかったな。

このシリーズは4試合中3つ取れればOKですから、残り2試合を落とさないようにすればいいだけです。ただ、63敗目でシーズン100勝の夢が消えてしまったのは残念ですが。

2012年9月26日水曜日

ダルビッシュの好調の要因は?

                                 Photo courtesy of the AP

今、テキサス・レンジャーズの状態は最高に近い。彼らの勝率はアメリカン・リーグでベストだし、3年連続となる地区優勝も目前だ。球界最高のオフェンスを擁し、その中でもAdrian Beltreは"年間必殺仕事人賞"でも受賞しそうな勢いだ。ブルペンには何の問題もなくプレーオフに向けて準備万端。そんないいこと尽くしのレンジャーズの中でも、私が今最高にすばらしいと思うのはダルビッシュ有だ。

ダルビッシュの今シーズンはまるで長い長いジェットコースターのようだ。彼の今季は日本からの注目のルーキーとして始まった。スプリングトレーニングでは一台センセーションを巻き起こし、彼が先発するたびに徹底的に調査・分析された。たかがオープン戦であるにも関わらずだ。彼にはなんの非もないのに、彼は何かにつけて松坂大輔と比較された。たいていの場合いい意味ではなく。

彼のシーズン最初の8先発はあまりいい内容ではなかったものの、結果はよかった。5月16日時点での成績は6勝1敗、防御率2.60というものだったが、52イニングを投げて26人の打者を歩かせていた。彼のとてつもなく高い日本でのK/BBを考えるとこの数字はよくなって当然で、それに伴い成績もさらによくなることが予想された。

だが、内容はよくならず、数字は悪化した。彼は次の8先発で50.2イニングを投げたが、その間に歩かせた人数は27だった。その間の防御率は4.62だ。依然として高い奪三振率を保っていたが、高い余四球率と対戦相手が2巡目に入ったこともあってダルビッシュが2012年に、そして彼がメジャーリーグで歩むであろう輝かしいキャリアを心配する声さえ聞かれた。ネガティブな意味での松坂との比較はなおも続き、オールスターには選出されたものの危険を知らせるベルは鳴り止むことはなかった。

オールスター後のダルビッシュは悪くなるばかりだった。彼は次の5先発で31.1イニングを投げ21人を歩かせ、防御率は7.76だった。この期間にはダルビッシュの今季ワースト2先発、エンゼルスに対して6四球で7失点した試合とレッドソックスに対して4四球で6失点した試合も含まれる。高い期待をされて始まった彼のシーズンは開幕から坂を下る一方で、それはこのボストンでの試合で最底辺に達した。

そのビーンタウン(注:ボストンの別称)での一戦のあと、ダルビッシュは7試合に先発している。その期間に彼は50.2イニングを投げ、わずか12自責点で14余四球、60三振を奪っている。この間の防御率は2.13で被打率はわずか.151、そして被OPSは.445だ。言い換えれば、彼は最近7先発で相手チームの打線全体をピッチャー並みの打撃力に押さえ込んでいるのだ。この好転は疲れから夏場に成績を落としがちなメジャーリーグのルーキーにとっては驚異的だ。ダルビッシュはこの間にプレーオフの初戦での先発が期待されるまでの存在となった。つまり、Dice-Kのような失敗作からエースと目されるまでの存在になったのだ。

私の祖父は昔とても優秀な競走馬を所有していた。だが何回かのレースで、その馬はゴール手前で急に失速してしまうことがあった。調教師とジョッキーは、問題として2つの可能性があげられると考えた。ひとつは足首の弱さ、そしてもうひとつは馬がレース中に舌を噛む癖があり、その痛みと出血からスピードダウンしてしまうというものだった。そこで調教師は次のレース前に足首を安定させるとともに、レース中舌が動かないようにした。果たして馬は最後までスピードを落とすことがなくそのレースを制した。

ダルビッシュとその馬はとてもよく似ている。力強いスタートを切り、フィニッシュもまた力強いだけではなく、好調に転じた原因が何かわからない点も共通している。そのレースの後、私の祖父は彼の馬が勝ったことを喜んでいたが、同時に調教師が2つの問題を同時に解決しようとしたことを悔やんでもいた。問題が2つ考えられる場合はどちらか1つずつ試さなければならない。どちらかひとつは違うかもしれないからだ。

ダルビッシュの場合も好転の過程で2つの出来事が起こった。もっとも明らかな変化をあげてみよう。その8月6日のボストンでの試合でダルビッシュのキャッチャーを務めたのはMike Napoliだった。その試合の後、Napoliはわずか1試合に出ただけでDL入りし、9月15日にようやく復帰している。彼の復帰後もダルビッシュのパーソナルキャッチャーはGeovany Sotoが努めており、それは今後も続くだろう。

時を同じくしてそのレッドソックス戦後、ダルビッシュと監督のRon Washingtonはまるで親子間のような話し合いを持った。Washingtonによれば、彼はダルビッシュのメンタル面を確認し、ダルビッシュが阿智込んでいた不調からの脱出の手助けをしたのだという。そのミーティングの後Washingtonは次のように語っている。「彼はついにリラックスし、結果を気にせずにただダルビッシュ有のあるべき姿としてマウンドに立てるようになった。これからの彼は一味違うと思うよ。いつになるかはわからないけど、変化は絶対に起きるはずだ。」

もしかしたら好調の原因はSotoとのバッテリーにあるのかもしれない。もしかしたらWashingtonとの話し合いによって精神的に落ち着けたことが原因かもしれない。足首か舌かはわからない。だが私は話し合いの効果のほうが大きいと考える。Yogi Berraが言うように、「ベースボールの90%はメンタル、半分はフィジカル」なのだ。誰がプレートの後ろからサインを出すかよりはメンタルのほうがより重要だ。どちらが解決策だったのかはっきりしないことに関しては、私の祖父同様悔やむしかない。

もし私が正しく、Sotoに投げることが精神面での安定に対してとても小さな影響しかないのなら、私はまたNapoliがダルビッシュの投球を受けることを望む。仮にSotoとNapoliの守備における価値がほぼ同じなら、Napoliをできるだけプレーさせることがレンジャーズにとってベストな道だと思う。DLから復帰後のNapoliのラインは.398/.500/.944で、シーズンを通してのOPSは.809まであがっている。SotoのレンジャーズでのOPSは.645で、カブスでの.631に比べてわずかな差でしかない。カブス時代にRyan Dempsterと組んでいたこともあり、SotoはすでにNapoliに5日に1回休みを与えるには十分な存在となっている。もし必要でないならば、私は彼がローテーションのスポットのうち2つを使うことは望まない。

「壊れていないものは直すな」ということわざの通り、レンジャーズは今後もSotoをダルビッシュのパーソナルキャッチャーとして使い続けるだろう。ちょうど私の祖父の馬がその後もレースのたびに足首と舌の両方を固定し続けたように。馬が勝ち続けているなら、その勢いに乗り続けるだけだ。

By Peter Ellwood/Shutdown Inning. 元記事はこちら

2012年9月25日火曜日

Game 153,91-62

                    
Source: FanGraphs

#5。

Derek Hollandは今日は調子が悪く、FBは93mph程度。それをプレートのど真ん中に投げればどうなるかは想像つきますよね。Yoenis Cespedes (#CoreStrength) はもちろん、Josh Donaldsonに浴びたHRもスタンドの150列目くらいまで届く一撃。

そんな壊れかけた試合を救ってくれたのはファンの間では「チームの癌」という烙印を押されているRoy Oswalt。今日はファストボールのムーブ、コマンドともによく2イニングを1安打無失点に抑えてDutchの粗相を始末してくれました。#CoreStrength を三振にとった打席は印象的でしたね。

オフェンスでは今日からラインアップに復帰したJosh Hamiltonがアッパーポーチに飛び込む43号HR。彼がRBiAで放った過去5本のHRはいずれもアッパーポーチまで届いていますね。今日のA'sの先発Dan Strailyはこの試合の前まで28.1IPで8HRを献上していたので誰かは打つと思っていましたが、主砲がやってくれました。それにしても今季のマイナー全体奪三振王のStrailyにもここまではメジャーレベルのパワーに苦戦しています。

それにしてもJosh、カフェインの過剰摂取で視界がぼやけるなんて聞いたことがありませんよ。これで彼のおかしな故障歴がまたひとつ増えたわけですが。

Robbieはちょっと調子が悪そうでした。ていうか、Cliff flippin' Penningtonここ5日間くらい好調すぎ。

で、ゲームを救ったのはもちろんAdrian Beltre。7回の同点2ランHRはすばらしかった。A'sのStraily→Pat Neshekという不可解な投手交代にも助けられましたが。あの場面でNeshekを使ったらどうなるか、predictableですよね。そして9回のwalk-off。こちらもA's投手陣ではもっとも役立たずなTyson Rossを投入した時点でほぼ勝ちは確信していましたが。Beltreにとっては通産11回目のwalk-offですがレンジャーズ移籍後では初めて、09年以来のものでした。

                         


あと、7-9回を計5K、2BBで無失点に抑えた浩治、Adams、Nathanにもクレジットをあげなければ。特に浩治は9月はいまだに失点0。10月もこの勢いをキープして去年の雪辱を晴らしてほしいです。9回のstrike 'em out,throw 'em outも完璧でした。

これで地区優勝へのマジックナンバーは5に。早ければ木曜日にclinchが見れます。ちなみに管理人は今現地にいるので、そのシーンを生で見れそう。

今日は球場に行ってダルビッシュの先発を拝んできます。



2012年9月24日月曜日

Game 151,89-62

         
Source: FanGraphs

まずはMatt Harrison,I'm sorry。8-7-1-1-4-6-1というラインは負けを喫するにはタフすぎます。序盤は制球が定まらずに珍しく四球が多かったですが、トレードマークのダブルプレーを打たせたり、Craig Gentryの素晴らしいアシストもあって切り抜けます。唯一の失投はMichael Saundersに浴びたソロHR。結果的にこれが決勝点となってしまっただけに、一層悔やまれます。

さて、問題のオフェンス。9イニング中4イニング、最初の3イニングはいずれも先頭打者が出塁したものの、ダブルプレーやまずいベースランニングもあって無得点。最も顕著だったシーンは4回に2アウト1塁でDavid Murphyがライト線にダブル。3塁コーチのDave Andersonは腕をまわしますが、Nellieはホームプレートの1マイル手前でタッチアウト。この判断はAndersonのアグレッシブさが裏目に出たといわれていましたが、私は打球が飛んだ位置を考えるとそこまで悪い判断じゃなかったと思います。それに2アウトでしたし。ラジオ実況のEric Nadelによれば、Nellieはサードベースの手前で著しくスピードを落としたそう。リプレイでは確認できませんでしたが、もしそうならAndersonは責められないですし、Nellieのとんでもないボーンヘッド。いずれにせよ、試合の展開を考えるとここで点を取れなかったのは痛かった。

そして最大のミスは8回裏、先頭のMitch Morelandがダブル、続くCraig Gentryが歩いてノーアウト1,2塁。この場面でWashは打者Ian Kinslerにサクバントのサインを出します。Whyyyyyyyyyyyy何故何故何故何故何故????????????1点ビハインドで残り2イニングしかないのに何で???確かにサクバントは無意味ではありませんが、それはピッチャーのようなかなりレベルの劣る打者に対しての場合のみ。決してKinslerのような打者にサクバントを要求するべきではありません。確かにダブルプレーを回避する目的もありますが、フライボール率が42.3%のKinslerにはそれはあまり当てはまりません。だからWashの試合での戦略は絶対に好きになれない。結果的にKinslerは2球で追い込まれた後、3球目を空振りしてなにもできないままダグアウトに引き上げます。このKinslerの打席が酷いものだったのは否定しませんが、それでもサクバントのサインは完全に意味不明。続くElvis AndrusとMichael Youngも凡退し、無得点。このイニングはどう見ても自らチャンスを潰したようにしか見えませんでした。この3打席のレンジャーズの勝利確率の変動は44.9%→バント失敗→32.0%→Elvisセンターフライ→21.6%→MY三振→11.5%でした。

もしPOでもこんなことを続けるようならかなり問題。というか、MY3番のラインナップとか目も当てられないからはやくJosh帰ってきてくれ。

2012年9月22日土曜日

Game 150,89-61

                    
Source: FanGraphs

Michael Youngフィールディングミスプレイショー。

2012年9月21日金曜日

Game 149,89-60

         
Source: FanGraphs

ダルビッシュが8-4-1-1-1-9-0、Zack Greinkeが8-5-1-1-0-8-0とお互いに一歩も譲らない素晴らしいピッチングデュエル。しびれるような試合でしたね。

ダルビッシュは今日の試合を含めて、過去30日間で37イニングを投げて被安打11、42K/8BB、そして被HR0という凄まじい数字を残しています。この期間の33 FIP-は全先発投手の中でメジャートップ。完全にNPB時代のような支配力を見せています。特に8回の三者三振は圧巻でした。今日の投球をbrooksbaseball.netのチャートで見てみましょう。

Pitch Statistics
Pitch TypeAvg SpeedMax SpeedAvg H-BreakAvg V-BreakCountStrikes / %Whiffs / %SNIPs / % Linear Weights
FF (FourSeam Fastball)92.3495.5-2.438.732411 / 45.83%2 / 8.33% 7 / 35.00%-0.1890
SL (Slider)80.3182.19.42-0.881310 / 76.92%5 / 38.46% 9 / 75.00%-2.0654
CU (Curveball)66.6569.19.21-9.60116 / 54.55%2 / 18.18% 5 / 50.00%-0.6327
FC (Cutter)89.2992.12.795.715439 / 72.22%10 / 18.52% 30 / 66.67%-2.3006
FS (Splitter)89.7390.1-4.390.7432 / 66.67%0 / 0.00% 1 / 50.00%0.6096
FT (TwoSeam Fastball)91.9093.7-7.505.5032 / 66.67%0 / 0.00% 1 / 50.00%-0.3476
Pitch classifications provided by the Gameday Algorithm.
SNIPs are "Strikes Not In Play" and do not include any balls in play.

Inning-by-Inning Pitch Totals
Inning Pitches in Inning Strikes in Inning Strike% in Inning Cumulative Total Pitches Pitch LWTS in Inning
113861.5413-0.834
27685.7120-0.848
317952.9437-0.245
49777.7846-0.862
513753.8559-0.848
6161168.75750.149
7171376.4792-0.561
816956.25108-0.877

相変わらずスライダーの奪空振り率が高いですね。これは非常にエフェクティブ。他の球種も含めた奪空振り率でみてもFrancisco Lirianoに次ぐメジャー2位の数字です。シーズン全体のスタッツもCYの候補に挙がるレベルまでになってきました。

8回のダルビッシュの圧倒的なピッチングの興奮冷めやらぬ9回表、エンゼルスはGreinkeからErnest Frieriにスウィッチ。その代わり端、先頭のMichael Youngがシングルで出塁( #Leadershipped)し、打席には4番のAdrian Belltre。実はBeltreは怪我の影響で当初のラインナップには入っていなかったんですが、Washに直訴してのスタメンでした(3BではなくDHでしたが)。そして、彼はFrieriのハンギングスライダーをレフトスタンドに叩き込みます。いやー、本当に最高の瞬間でした。この時のエンゼルスのキャッチャー、Chris Iannettaのリアクションも最高だった。

9回は #JoeNathanTime。2アウトからAlbert Pujolsにダブルを許しはしましたが、珍しくMYのウェブジェムもあってエンゼルスをシャットアウト。これでレンジャーズの地区優勝へのマジックは10になりました。この調子なら来週のホームスタンドで決められそう。

明日からはシアトルでの3連戦ですが、ここ2試合副鼻腔炎の影響で試合に出ていないJosh Hamiltonはこの3日間はダラスに戻って療養するそうな。なんでも視界がぼやけるそうで。

初戦の先発はFeldmanに代わってローテ入りしたMartin Perez。これは非常に楽しいみです。対するマリナーズは先週アーリントンで対戦した際に好投した岩隈が先発します。

2012年9月20日木曜日

Game 147,87-60

                   
Source: FanGraphs

最低....

3回にNapとKinslerの2本のHRで逆転したところまではよかったんですけどね....。Ryan Dempsterもフラフラで4回を投げきれないという失態。3.1イニングで5BBはダメでしょう。その4回は今季ワーストイニングの一つと言っていい酷さ。Tanner Scheppersはワイルドピッチでホームプレートをカバーした際に交錯し、膝を負傷してわずか2球投げただけで降板。あのシーン、Mike Troutを攻めることはできないと思います。スライディングしてきたコースの先にたまたまScheppがいただけに見えました。

ピッチングでよかったのはDLから復帰後初登板となったRobbie Rossと、これがメジャーデビュー戦だったWilmer Fontだけ。Fontはマイナーでのスカウティングレポート通りのピッチングでした。ファストボールは95、最速98をを叩き出して、チェンジアップもいいキレでした。何球か抜けてたのもレポート通り。

この試合で見る価値があったのは本当にこのFontのデビューくらいでした。A'sはデトロイトに大敗したのでマジックナンバーが13になったのが救いか。

2試合目はDerek Holland-C.J Wilson。C.Jに負けるのは癪なので絶対に勝ちたい。何が何でも。

2012年9月18日火曜日

Colby Lewisと契約延長

Image found at baseballnewssource.com

本日レンジャーズは移動日で試合はありませんでしたが、昼過ぎにグッドニュースが飛び込んできました。

Colby Lewisと1年の契約延長に合意したのです。

Lewisは今オフにFAとなる予定でしたが、これで来年もレンジャーズの一員としてプレーすることに。ベースサラリーは2MMで出来高次第で最大4MMになります。

Lewisは今季6月23日までは先発ローテーションの柱として好投を続けていましたが、6月23日の登板後に右腕の痛みでDL入り。7月18日に復帰したもののその日の試合後に再びDL入りし、結局右ヒジの屈筋腱断裂で手術を受けシーズンを終えています。今季の数字は105イニングで93K/14BB、3.43 ERA、3.88 FIP、3.50 SIERAでした。

このディールはどちらにとってもうまく働くwin-winディールになるでしょう。Lewisは完治までに9-12か月と言われており、このタイムテーブルを当てはめるなら復帰は来年のオールスター前ごろ。もしかしたら開幕から投げられる可能性もわずかながらにあります。レンジャーズとしてはソリッドなローテーション投手を格安で1年雇っておけるし、仮に期待外れでもリスクは高くない。Lewis側も今オフに買いたたかれるよりは来年自身の勝ちを再び確立させて改めてマーケットに打って出ることができる。

また、Lewisは今季絶望となった後もチームに帯同して若手ピッチャーたちにアドバイスをしているらしいので、こちらの面でもプラスになるはずです。

Game 146,87-59

                    
Source: FanGraphs

この日27歳の誕生日だったMatt Harrisonが8.2-6-1-1-1-5-1のアウティング。雨で2時間12分遅れて始まった試合でしたが、すいすいとアウトを取り、試合時間はわずか2時間20分でした。Harrisonは今季これでマリナーズ戦は4試合、32.2IPで19K/7BB、ERAが1.10と相性抜群。今週末のシアトルでのシリーズでも登板予定なので、マリナーズファンの皆さんは覚悟しておいてください。

ただ、9回は1アウトからFranklin Gutierrezをこの日1個目の四球で歩かせ、2アウト後にはJesus Monteroにライトへシングルを打たれてあわや同点のピンチに。ここはGutierrezを歩かせた時点で代えるべきだったと思います。で、この口から心臓が飛び出しそうな場面で登板したのは浩治。2-2からスプリッターでMichael Saundersを空振り三振に。見てるこっちも思わず両手でガッツポーズしながら「よっしゃ―!!!」と叫んでしまいました。

ただ、オフェンスのほうはBlake BeavanからAdrian BeltreのソロHRとMitch MorelandのRBIダブルで2点しか取れなかったのは想定外。ていうか、Harrisonの唯一の失点だったJustin SmoakのHRも含め、Cliff Leeのトレードの見返りに活躍されるとなんかむかつくんですよね(笑)。

1日の移動日を挟んでアナハイムでの3ゲームシリーズ。ここで完全にエンゼルスの息の根を止めたい、とともにA'sとのゲーム差を少なくとも1個は広げたい。先発はRyan DempsterとJered Weaver。ここの所いいアウティングを続けているDempsterですが、O's以外はいずれも勝率.500を下回るチームに対してのもの。天使軍の絶対的エースとのマッチアップで真価が試されます。

2012年9月16日日曜日

Game 145,86-59

                    
Source: FanGraphs

Feldmanはもういいです。彼の今季は6連敗→6連勝→5連敗(継続中)というストリーキーなもの。7月に負けが込んでいた時期に好投を続けてくれたのはありがたいですが、彼は基本的にはこの程度です。とてもじゃないけどPOのロースターには入れられない。

2.2イニングでさっさとシャワー送りになってしまったFeldmanをリリーフしたのはMartin Perez。カーブ、チェンジアップともにコマンドはイマイチでしたが(マリナーズ打線には)効果的で、4.1イニングを投げて1本もヒットを許さずに5K,1BB。前回ロングリリーフしたレイズ戦でも5.0イニングで7安打打たれながらも2失点に抑えており(いずれもB.J UptonのHRによるもの。あの日はしゃーない)、ロングリリーバーとしてはかなり有用かも。POのロースターにも入れたいですね。

8回のScheppers投入は決して悪い判断ではなかった。Mike Adams(右肩痛)、Joe Nathan(登板過多)、浩治(前日まで4連投)とチームのベストリリーバーたちが使えない中、8月16日以来たったの6.1イニングとはいえ失点していなかったSchppは残りのブルペン陣ではOgandoについで安定していた。今日Robbie RossもDLから戻ってきていましたが、あそこはScheppでよかったはず。まあよりによってJutin Smoakなんかに打たれたのは腹立ちますが。

オフェンスは3回1アウト1塁でNellieのサクフライの1点しか取れなかったのはよくなかった。6回にはRossと同じくきょうDLから戻ってきたNapの3ランで2点差にして追い上げムードを作り、7回はNellieのタイムリーとMurphのセカンドゴロで同点にしましたが、この辺が一番盛り上がった。てかEric Wedgeよ、Michael Youngを敬遠して塁を埋めるのは頭が狂っているとしか思えないぞ。

さらにこのあとNapを敬遠し再び満塁にしてJurickson Profarが打席へ。ここで決めたかったのですが、Juricksonは初球を打ってショートゴロ。あそこは簡単に初球に手を出してほしくなかったな。本来はアプローチは磨かれている打者なんですけどね。

A'sは今日も勝ったため(こいつらほんとうになんなの)ゲーム差が2まで縮まってしまいました。明日は絶対に落としたくない。先発はここ最近調子を落としているMatt HarrisonとBlake Beavanのマッチアップです。

2013ドラフトクラス:Ryne Stanek

         

Pos:RHP
Height:6'4/Weight:180
Bats:Right/Throws:Right
Born:7/26/1991
School:Arkansas
2013 Class:Junior
MLBドラフト歴:2010年マリナーズ3巡目(全体99位)
Twitter:@rstanek_55

2013年のドラフトクラスではカレッジ、高校の両方を含めて最高評価のピッチャーの一人。最初に指名されるピッチャーとなる可能性も十分にある。

2010年のドラフトでマリナーズから3巡目で指名されたが、アーカンソー大に進学し、1年時から15試合に登板して被打率.213を記録。2年時だった2012シーズンには今年のドラフトでツインズから10巡目で指名されたDJ Baxendaleとともにエースコンビを組み、92イニングを投げて327人の打者と対戦、2.82 ERAに83K/36BBの数字を残した。2012年の夏にはカレッジのアメリカ代表にも選ばれ、キューバとの親善シリーズやオランダでのハーレムベースボールウィークなどにも出場した。

高校時から96MPHを記録していた速球は90マイル台中盤、現在は最速97MPH。90マイル代中盤のスライダーはプラスの変化をする。カーブと80MPH台前半のチェンジアップも使えるようになってきている。アームスロットはスリークウォーターで、メカニクスには少し不安があるが、徐々に改善されつつある。下のGIFは今年のカレッジワールドシリーズでサウスカロライナ大と対戦した時のもので、こちらの引用元記事にはスライダーというキャプションがついているが、どちらかというとチェンジアップのような変化である。どちらにしてもブレイクは素晴らしい。(GIF courtesy of Carson Cistulli/FanGraphs)


スタッフはプラスからプラスプラスのものがあり、コマンドの改善次第ではローテーションのトップを貼れるピッチャーに充分なれる素材だ。

Game 144,86-58

                    
Source: FanGraphs

ダルビッシュの素晴らしいアウティングについてはこちらに書いたのでそれ以外の事を中心に。

Kinsはlead-off HR(レビューでベース1週に2分近くかかったw)を含む2安打とこのホームスタンドでは好調を維持。それから3回の守備では好判断でこのプレー。いやー素晴らしいですね。誰が最低の二塁手だって?

Hamiltonはまたしても完璧に捉えてアッパーポーチに叩き込む42号HR。

岩隈もKinsとJoshの2HR以外はよく投げてましたね。

それから7回の攻撃は完全に意味不明。そもそもMitchにサクバントをさせるべきではないし、Kinsはあんな場面でセーフティを狙うなんて論外。いいプレイヤーなのにこういう部分で評価を下げてるんですよね。当然あれは擁護派でも受け入れられないです。とりあえずあのイニングは#&$%でした。

浩治の4連投もどうかなと。前日にNathanを3連投させて失敗してただけあってかなり不安でした。まあアウティングそのものは完璧だったので結果オーライですが。流石に今日は投げさせないですよね。

殆ど試合が決まってたからいいものの、Machael Kirkmanはもうだめですね。あれをPOのロースターには入れられない。レフティのリリーバーはRobbie Rossと、左に強い浩治でやりくりすればいいと思います。

2012年9月15日土曜日

シーズン200K達成!ダルビッシュの歴史的な夜をスタッツで振り返る

                                          Image found at zimbio.com

Yuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuu!!!!

いやいや、もうこれは完全にfigure outしたと言っていいでしょう。過去1か月間では下のtweetのような数字を残しています。

1か月前はプレーオフの初戦を任せられる先発がいなかったのが悩みの種でしたが、今はもう安心してダルビッシュに任せられます。今日はとにかくストライク率が凄まじかった。4シームは20/24、カッターは33/46という圧倒的な確率でゾーンに投げ込んでいました。あのスタッフをあれだけストライクにしたら打てないわ。特にマリナーズ打線なら。brooksbaseball.netのチャートでもっと詳しく見てみましょう。


Pitch Statistics
Pitch Type Avg Speed Max Speed Avg H-Break Avg V-Break Count Strikes / % Whiffs / % SNIPs / % Linear Weights
FF (FourSeam Fastball)92.0894.4-3.069.602420 / 83.33%3 / 12.50% 14 / 77.78%-0.0644
SL (Slider)80.9482.98.480.241210 / 83.33%1 / 8.33% 9 / 81.82%-0.5873
CU (Curveball)66.9270.58.21-9.381110 / 90.91%7 / 63.64% 10 / 90.91%-1.1559
FC (Cutter)88.7291.31.746.194633 / 71.74%5 / 10.87% 27 / 67.50%-2.2599
FS (Splitter)85.1389.3-3.173.4432 / 66.67%0 / 0.00% 2 / 66.67%-0.0083
FT (TwoSeam Fastball)91.6694.3-7.585.16134 / 30.77%1 / 7.69% 3 / 25.00%0.0454
Pitch classifications provided by the Gameday Algorithm.
SNIPs are "Strikes Not In Play" and do not include any balls in play.

Inning-by-Inning Pitch Totals
Inning Pitches in Inning Strikes in Inning Strike% in Inning Cumulative Total Pitches Pitch LWTS in Inning
112975.0012-0.834
2151280.0027-0.862
313969.2340-0.360
4271970.37670.297
5151066.6782-0.877
614964.2996-0.532
7131184.62109-0.862

今日はシーズン200奪三振にも到達しましたが、ルーキーでこの記録を達成したのは史上16人目、レンジャーズのピッチャーとしては史上6人目、延べ8人目(Nolan Ryanが3回達成)となりました。この調子でいけばあと3回登板するとしてチーム歴代2位、Ryanの1990年の記録232個を超えられるかどうか、というところですね。1位はRyanがその前年に達成した301個なのでこちらはちょおおおおおおっっっっと無理そうです(笑)。

K%(全対戦打者数に対する奪三振の割合)のシーズン記録は既定投球回到達者の中ではチーム4位につけています。上にいるのはいずれもRyanの記録だけですね。それからルーキーのシーズンK%(こちらも規定投球回到達者)は歴代4位に。3位は野茂、2位はDwight Gooden,1位はKelly Woodという凄いメンツが並んでいます。

これらの数字を見ても分かるように、ダルビッシュは怪我さえなければ支配的エースになれるはず。本当にCJ Wilsonを切ってダルビッシュを選んだJon Danielsには感謝したいです。

2013ドラフトクラス:Clint Frazier

         

Pos:OF
Height:6'0/Height:190
Bats:Right/Throws:Right
Born:9/6/1994
School:Loganville HS(GA)
2013 Class:Senior
MLBドラフト歴:なし
Twitter:@CJF19

2013年のドラフトではトップクラスのタレントを秘める5ツールプレイヤー。ここ最近評価が急上昇中で、全体1位の可能性も強くなってきた。

体格はそこまで大きくはないが、とにかく天井知らずの打撃センスの持ち主。私がYouTubeを通じて見た中では、他の高校生の追随を許さず断トツでずば抜けている。くどい言い回しになってしまったが、彼はそこまで素晴らしい。惚れ惚れするようなスムースでクイックなスウィングから打球ををフィールドの全方向へ飛ばすラインドライブヒッター。特に、バットスピードの速さは変態的だ。生来のパワーも兼ね備えており、実戦の中でトランスレイトされればフェンスを越えることも多くなるだろう。非常にハイプロファイルなバッターだ。

60ヤード走では6.43秒を記録した俊足で肩も強く、プロレベルでも十分センターが務まるほどにアスレティック、と他のツールも文句なし。。このドラフトクラスの高校生の中では比較的早生まれだが、それは些細な問題。順調に成長すればフランチャイズプレイヤーになれる莫大な可能性を秘めているプレイヤーだ。

ジョージア大へのコミットがある。

2012年9月14日金曜日

Game 143,85-58

                    
Source: FanGraphs 

まあ、過去44試合で9勝しかできていないインディアンスに対してNathanを3連投させなきゃいけなかったのは問題でしょう。彼はここ5試合で4回目の登板でしたから、そりゃいくらインディアンスとはいえ、あんな打たれ方しても不思議ではありません。あそこはOgandoを続投、若しくは最初から浩治でよかったはず。もう一つ問題なのは、降板してダグアウトに下がるNathanに対してブーイングをするとんでもなくモラルを欠いたファンが多かったこと。Twitter上でもNathanをこき下ろすようなツイートが散見されました。彼らはbandwagonファンの極みですね。4月以来今季2回目のセーブ失敗だったのに、「奴は史上最低のクローザーだ」とか。いやいや逆に面白かったです。

面白いスタッツとしては、レンジャーズは8回終了時にリードしていた試合では75-2、逆にインディアンスは8回終了時にリードされていた試合では2-75だとか。

Dutchは7-7-2-2-1-7-1とまた試合を作ってくれました。2週間前にクリーブランドで投げたときは7-7-2-2-2-6-1でしたから、ほぼ同じ内容のアウティングですね。ただ、Vinnie Rottinoにインディアンスでの初ヒットを打たれた直後にMatt Laportaに今季初HRを献上するというDutchクオリティーも相変わらずでした。

Josh Hamiltonが大事を取って休養したためDavid Murphyが3番に入ったラインナップもZach Macllisterを攻めきれず。8回に奪った(一時は)決勝点もインディアンスのエラー2つによるもの。本当にこのイニング、というかシリーズを通じて彼らのディフェンスは酷かった。Clevelan Iniansなんて言われてましたし(笑)。

せっかくA'sが負けたのに、リードを広げるチャンスをフイにしてしまったのは痛いかな。それに、6月のサンディエゴでのシリーズ以来のスウィープもかかっていましたが、そのチャンスも潰していしまいました。

うーん、切り替えて明日からのマリナーズとのシリーズに臨むしかないですね。初戦は岩隈―ダルビッシュという日本人にとっては見逃せないマッチアップ。もちろんファンの皆さんには両スターターだけではなく、他のプレイヤーたちも公平な目で見てほしいですけどね。

2012年9月13日木曜日

Game142,85-57

                    
Source: FanGraphs

試合経過だけを見れば快勝なんですが...ちょっと素直には喜べない試合でしたね。

試合自体は初回の連打で決まってしまったようなものでした。Ian Kinslerのリードオフダブル、Elvis Andrusのシングルでノーアウト1、3塁としてからJosh Hamiltonのセカンドゴロで先制。さらに続くAdrian Beltreの2試合連続のHR( #OhShit )で3-0に。Beltreはタンパでのシリーズでは少し当たりが止まっていましたが、まだまだホットストリークは止まらないようです。

それから3回にはJoshがもう息をのむような、打った瞬間にわかる41号 #Hambone。完璧に捉えていて、"wow"としかリアクションできませんでした。その割には434フィートとそこまで飛距離は出ませんでしたが。

4回には珍しくMYがリードオフダブル。つづくMurphはセカンドゴロでMYはサードに進みますが、3-0カウントからのプロダクティブアウトはあまりいいとは言えないなぁ。ここはGeovany Sotoがサクフライを打って5-1とリードを広げます。

Dempsterは初回を三者三振に取る最高の立ち上がり。今日はスプリッターがいつにもまして冴えわたっており、16球投げて12球ストライク、空振りを奪ったのが5球でした。ただ、2回と4回にやや制球が乱れてそれぞれ24,25球を費やしてしまったためにそこまでのスムーズさは感じられませんでしたが。それでも5,6,7回は合計で26球で済ましたために(11,10,5球)、7-7-2-2-1-8-0と素晴らしいラインでした。

8回の浩治も左打者3人をささっと料理。1K、2フライアウトといかにも彼らしかったです。9回はJoe Nathanがいつものようにこれまた3人で片付けました。Nathanが1登板で2三振以上奪うのはこれで今季19回目。いやシーズン前に「不安だ」とかいって本当にごめんなさい。

と、完璧な試合展開だったんですが、問題は3人も故障で途中退場したこと。Beltreは2回の守備で素晴らしいダイビングキャッチを決めた際に左肩を痛め、その代わりに入ったOltも7回に内野安打で1塁に向かう時に右足のかかとを故障。8回以降はKinsがメジャーでは初となるサードの守備に尽きました(Profarが2B)。面白かったので(理由は全然面白くないですが)サードに打球が飛んでほしかったんですが、残念ながら守備機会は0でした。さらにはJoshも左ひざを痛めて8回からはGentryがCFの守備に。BeltreとJoshは軽いようですが、Oltは場合によっては2週間かそれ以上試合に出れないかも。いい試合だったのに、この故障者続出がムードを下げてしまったのが残念。

明日はDutchとZach McAllisterのマッチアップ。前回はProfarのHRなどでMcAllisterを打ち込んでるので明日も大丈夫でしょう。

つーか、A'sはいつになったら負けるてくれるのかな?



2012年9月12日水曜日

さらば、Up And In Podcastよ


好きなテレビ番組やラジオ番組が終了してしまった後の虚無感は誰でも感じたことがあるだろう。あの、心のどこかに小さな穴が開いたような感覚だ。私はあまりTVを見る人間ではないのだが、今ひさしぶりにその感覚を味わっている。

"Up And In:The Baseball Podcast"はこの2年半の間、世界中のベースボールナードたちにとってバイブルのような存在だった。私がTwitterを始めたのは2010年6月末で、それからこのショウのホストで野球ファンにとっては教祖的な存在、Kevin Goldstein(@Kevin_Goldstein)をフォローするまでには時間はかからなかった。ほどなくしてこの素晴らしいショウは私にとってとてつもなく大きな存在となっていった。

この2年間、毎週このショウの新しいエピソードをダウンロードして聞くのを心待ちにしていた。毎回それぞれ違うが、どれも素晴らしいイントロミュージックは私をベースボールナードの世界に導いてくれた。そして繰り出されるGoldsteinと彼の相方、Jason Parks(@ProfessorParks)による濃厚なベースボールトーク。ともに"Baseball Prospectus"でプロスペクトについて書いてる2人だけあって、特にその方面は詳しく独特の洞察であふれていた。Jasonのやや乱暴な口調もいいスパイスとなって、我々の耳を楽しませてくれた。そしてScott Boras、Jon Daniels、Jose Altuve、Keith Law、Jim Callisといった豪華なゲストたちも興味深い裏側の話を聞かせてくれた。そしてミュージカルゲストのいくつかは私のお気に入りのバンドとなっている。彼らから学んだことは計り知れない。

このショウから派生し、今では野球ファンの合言葉となっている言葉もある。その最たる例は #want だろう。「強いワークエシック、向上心」というような意味のこの言葉は、Parksとその友人がテレビゲームの"FIFA"をプレーしている際に生まれた。それが今ではベースボールナードなら誰でも知っていて、一部では選手のメンタル面を評価する際に使われるスカウティング用語にもなっている。

もちろん英語のネイティブスピーカーではない私にとってこのショウを聞くのは簡単なことではなかったが、何度も何度も繰り返し聞いて理解しようと努めたものだ。その結果、彼らは私の野球知識だけではなく英語力も格段に高めるのにとても役に立った。しかもこれで無料なのだから、この上ない教材と言っていいだろう。

ショウは先日Goldsteinがヒューストン・アストロズのプロスカウティングコーディネイターに就任したことによってその幕を下ろした。ショウが終わってしまうのは寂しいが、もちろん彼にビッグチャンスが訪れたことは心の底から祝福したい。Goldsteinはその地位に値するだけの仕事をこなしてきたのだから。

これは単なるポッドキャストではない。このショウに送られてくるEメールの主はイギリス、カナダ、ニュージーランドと世界中に散らばっている。このショウを聞くことにより、世界中のベースボールナードたちとの絆を確かに感じた。私のように日本から聞いている人は珍しいだろうが、北米大陸の外でこのショウを楽しんでいるのは私だけではないんだ、と知ったときはとてもうれしかった。私も一度はメールを送りたいと思っていたが、それはついぞ叶わなかった。これは私の #want にかける姿勢( #slack )が悪いのだが。

ショウに新しいエピソードが追加されることはもうないが、いままでの106本のエピソードは全てiTunesでダウンロードすることが可能である。野球にちょっとでも興味がある人なら聞いてみてほしい。合計224時間、47分、38秒のベースボールアルバムだ。それに、最初のエピソード0.9から順番に聞いていけば、過去2年半の間のベースボールシーンを振り返ることだってできる。

最後にもう一度、このショウに、Goldsteinに、Parksに、それからゲストの面々に心からの感謝を伝えたい。これはベースボールの歴史の一部だ。そして、ベースボールナードたちに栄光あれ。


2012年9月10日月曜日

IBAF U-18、USA - 日本戦

               Image found at baseballjpn.com

アメリカの1999年以来の優勝で幕を閉じたIBAFのU-18 世界選手権。その中から、様々な議論を呼んだ日本―アメリカの一戦を、アメリカのプロスペクトを中心にレビューしてみます。アメリカ代表のロースターはpart 1part 2からどうぞ。

・先発のDominic Taccoliniはファストボールが90前半でムーブもよく、チェンジアップは80マイル程度でこちらもいい変化をしていた。だがコマンドは非常に不安定で、3回には2四球、1死球、そしてなんと4つのワイルドピッチで1点(1点で済んだのが驚きだ)を献上してこのイニングを終えられずに降板。キャッチャーのChris Okeyはインサイドワークに定評がある選手だが、その彼でも止められないほどの荒れ方で、全投球の半分近くはワンバウンドしていた。素材はいいが、あまりにも荒削りすぎる。

TaccoliniをリリーフしたKevin Davis。こちらも最初はコマンドに苦しんで高めに抜ケル球が多かった。対戦した最初の打者に四球を与えて日本にもう1点献上してしまう。その後も序盤はコマンドが不安定だったが、徐々に安定してきて結局は最後まで投げ抜いた。ベロシティーは序盤は90中盤、最速95を叩き出していた。終盤は若干落ちたが、それでも93まで出ていた。スカウティングレポートでは高校生にしてはかなり完成度が高く、クレバーなピッチングをするという評価だったが、それはあまり感じられなかった。

・6回、日本が2点を入れたイニングでアメリカのレフト、Garrett Williamsは森のレフトオーバーのダブルと田村の犠牲フライの際に酷いルートを取ったが、打球の読みに問題を抱えているのか、照明のせいかは定かではない。

・Jeremy Martinezは私が1年前以上前から注目していた選手だが、目立った活躍は出来なかった。それでも少しAlbert Pujolsに似たフォームから広角に打ち分けるバッティングはキャッチャーではトップクラスのものだ。守備も高く評価され、トータルパッケージのバックストップになれる可能性を秘める。

・アメリカの打者が何度かバントの構えを見せた際に解説が「弱気になった」と発言したが、アメリカでもアマチュアレベルではバントを多用する。変な固定概念のイメージだけでものをいうべきではない。

・件のタックルについて。あの1回目のReese McGuireに関しては森がホームプレートをブロックしていたこともあり、ルール内のプレーだ。決して犯罪呼ばわりするべきではない。タックル自体も全く悪質なものではなかった。だが、2回目のWillie Abreuのタックルはやりすぎというか、不必要だったと思う。すでにハードヒットを喰らい、10分間も治療を受けてやっとフィールドに戻った選手に再び体当たりを喰らわせるのはクラスアクトではない。

・そもそも最初にタックルを喰らった時点で森を交代させなかった小倉監督は頭がおかしいとしか思えない。あのときの森は明らかに脳震盪を起こしているように見えた。そんな状態の選手をプレーさせるなんてタックルよりもよっぽど悪質な行為だ。

・そして藤浪3連投....。もう言葉もありません。2連投の時点でも相当な酷使なのに、3連投とは論外。小倉監督はアメリカのタックルについて「あんなことしたら死んじゃうよ」と語っていたが、あなたのクソ采配のほうがよっぽど殺人行為です。このような人にはもう2度と野球にかかわってほしくないです。

2012年9月9日日曜日

Game 139,83-56

         
Source: FanGraphs

まず、ダルビッシュは素晴らしいです。このまま安定した状態を保ってくれればPOのシリーズ初戦を任せられる。Ryan DempsterやMatt Harrisonでも悪くはないけど、彼らではちょっと弱いですからね。

Jurickson Profarの決勝打も見事。このキッドは間違いなくレンジャーズのフューチャーです。しかもこの打席、「初球の低めを見送った際に低目が苦手なふりをして、Farnsworthにもう1球同じコースに投げさせた」らしいです。若干19歳にしてこの冷静さ。さらに「(Geovany) Sotoがダブルを打った時に、これで決まりだと思った」ともコメント。本当に彼にはfall in love ですね。

さて、議論を例の場面に移しましょうか。8回裏2アウト2塁でバッターは代打のCarlos Pena。ここでレンジャーズは右寄りのシフトをしき、打球は見事にIan Kinslerの正面へ。もしシフトを敷いていなかったら1,2塁間のホールを真っ二つに抜いていたでしょう。で、そのシフトにかかったと思われた瞬間Kinsがボールをこぼし、Jeff Keppingerが生還してダルビッシュの勝ちは消えてしまいます。このとき、Twitter上にはKinsを罵倒するtweetが溢れました。そして、そのどれもが的を得ているとは言えない発言ばかり...。

「Kinslerはダルが投げているときにいつもエラーする」? そりゃそうでしょ。5日に一回、ダルビッシュが投げているときしか見てないんだから。彼は他のピッチャーが投げてる時もポロポロこぼしてますよ。それに「勝ちを消しやがって」というのも理解しかねますね。ピッチャーの勝敗というのはこの世で最も意味のないスタッツの1つです。今季のCliff Leeを見ればよくわかるでしょう。勝ちが消えても、ダルビッシュが好投したという事実は変わりません。確かに、接戦のあの場面でのエラーは致命的ですが、それは同点に追いつかれたことを嘆くべきで、決してダルビッシュの勝利が話題の中心に来るべきではないのです。ええ、我々レンジャーズファン、私のようなKinsler擁護派でも彼がやらかすこういうボーンヘッドにはときとして寛容になれないことがありますよ。でも、彼はその代わりに平均以上のレンジでヒットを何本ももぎ取っているし、それに前回ダルビッシュがレイズ戦で先発した時に唯一の得点となったのはKinsのソロHRでした。ダルビッシュファンはそのことを忘れてはなりません。

試合を楽しむ方法は人それぞれですが、批判するならその選手のことをよく調べてからにしてほしいです。素晴らしい勝利でしたが、不当な批判をする人がいたことは非常に残念です。


ブックレビュー:The Bullpen Gospels

                                                  Image found at dirkhayhurst.com



Dirk Hayhurstはメジャーリーグのピッチャーとしては一流とは言えないかもしれない。通算成績は39.1イニングで27K、19BB、5.72 ERAだ。だが、文才で言えば彼を上回るプロ野球選手はそう多くはないだろう。

"The Bullpen Gospels"はHayhurstの処女作であり、2010年に発売されるや否やどんどん売り上げを伸ばし、あのNYタイムス紙のベストセラーまで獲得した。その内容は2007年、彼が主にhigh AとAAで過ごしたシーズン中につけていた日記をもとにした回想録だ。

Twitterの登場により、我々はマイナーリーガーの試合以外での様子を知れるようになったが、この本ではそこにより深く踏み込んでいる。"The Bullpen Gospels"というタイトルの通りHayhurstと同僚のリリーフピッチャーたちが試合中のブルペンで出番を待つ間に繰り広げる会話が中心なのだが、その内容は馬鹿馬鹿しいことこの上なく、思いっきり笑わせてくれる。その他にも試合前後のクラブハウス、移動中のバス内、コーチやトレーナーたちとのやり取り、おなじみのカンガルーコートなどとにかく会話を軸にストーリーが展開する。「野球選手に常識は通用しない」よはよく言うが、この本に出てくるHayhurstのチームメイトたちもそれに違わずクレイジーなやつらばかりだ。そんな彼らの会話はコメディそのもので、まるでコミックブックを読んでいるような錯覚に陥る。また、そんな一連のトークに他の選手達から一歩引いた視点から突っ込みを入れるHayhurstもより一層テイストを加えてくれる。この本を読む前に腹筋を鍛えておくべきだろう。

だが、この本にはもう一つの面がある。それはHayhurstが抱える葛藤だ。アル中の弟を抱える家族の問題、父親との葛藤、そしてベースボールそのものについて悩み苦しむHayhurstの心情。それらが前述したコメディのようなやり取りの合間合間に挟まれており、なんともいえないコントラストを醸し出している。また、前日まで馬鹿な会話をしていたチームメイトが突然解雇されたり、チャリティーでサインカードを売っていた際に侮辱的な対応を受けるなど、シリアスな場面も多い。

これは、ベースボールについて書かれた他のありふれた凡庸な本とは違う、知的で文学的な作品だ。Hayhurstの葛藤は野球選手だけではなく、他の誰もが抱えているものだ。ベースボールプレイヤーだって普通の人と同じなのだ。だからこそ人々の共感をよび、ベストセラーとなったのだろう。私はたまたま大のベースボールナードだが、野球に興味ない人にも是非読んでほしい。野球選手に対する見方がちょっと変わるはずだから。

HeyhurstはTwitter @TheGarfoose でもさまざまな思考を発信しているので、彼をフォローすることもお薦めする。

The Bullpen Gospels: Major League Dreams of a Minor League Veteran
Dirk Hayhurst
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iTunesではオーディオブックのアプリも発売されているので、リーディングが苦手だという方はこちらも活用してみてはいかがだろうか。

Game 138,82-56

                    
Source: FanGraphs

「Mark Loweが延長11回裏にwalk-off HRを被弾」

レンジャーズファンにとっては人生最悪の記憶。それがまたしても起こってしまいました。

Derek Holland(8-2-1-1-2-11-1)とJeremy Hellickson(6-4-1-1-1-5-1)によるピッチングデュエルは素晴らしかったです。このシリーズはALDSの前哨戦とも言われていますが、今日はまさにPOのような戦いでした。Dutchのミスは4回にEvan LongoriaにHRされた真ん中に入ったファストボールだけ。1試合11Kはキャリアベストで、ゲームスコア83はキャリア3番目に高い数字でした。こういうアウティングを見てるとlegit TORPになれると思わせてくれるんですけどね。不安定さがデビュー時から全く変わってないのが残念。

Longoriaに打たれた直後にはMichael Youngのここ5試合で3本目(!!!!!!)となるHRで同点に。結局レンジャーズの得点はこれだけだったんですが...。

レイズはHellicksonが6回でマウンドを降りた後Kyle Farnsworth-Joel Peralta-Fernando Rodney-Wade DavisとJoe Maddonお得意の継投、5イニングでレンジャーズ打線をわずか1安打に抑えました。特にDavisは2イニングで5Kと圧巻のリリーフ。

一方のレンジャーズも9,10回は浩治-Michael Kirkman-Tanner Scheppersと継投しますが。ここに少し疑問が。9回、浩治はK,BB,Kで2アウト1塁としたところでレイズは左打者のCarlos Penaを代打に送ります。ここでWashはKirkmanを使ってlefty-leftyのマッチアップにしますが、浩治は左打者に対して通算.219/.254/.399と抑えているのでここはそのまま浩治にまかせてよかったと思います。結果オーライでしたが、ここは疑問が残る采配。

11回裏はMark Loweを投入しましたが、前のイニングに2アウトから登板して3アウト目を取っていたScheppを何故続投させなかったのかも疑問。結果的にLoweは全てのレンジャーズファンに人生最悪のトラウマを蘇らせたわけですが...。

ま、終わってしまったものはしょうがないので切り替えていきます。シリーズの2試合目はダルビッシュが先発。前回のようにドミナントなアウティングを期待します。対するレイズはセプテンバーコールアップで昇格したプロスペクト、Chris Archerが先発。



2012年9月8日土曜日

Miguel De Los Santosをリリース

 Image found at milb.com

現地時間7日朝のニュースによると、レンジャーズはLHPプロスペクトのMiguel De Los Santosをリリースしました

De Los Santos(以下DLS)は9月1日にJurickson Profarを昇格させた際に、Profarの40人ロースターのスポットを開けるためにDFAされていました。DFAされた選手はウェイバーにかけられ、クリアすればアウトライト(メジャー登録から外れた選手の所属をマイナーに再配置)するか、リリースの2択になりますが、今回は後者になった形です。アウトライトという見方が多勢だったので、このムーブは少し驚きをもたらしたと言えるでしょう。

DLSはドミニカ共和国出身で24歳。2006年からレンジャーズの組織に所属し、今季はAAで58.2IP、70K、34BB、5.22 ERAという数字を残していました。"Baseball America"のシーズン前のチームプロスペクトランキングでは29位にランクされ、チェンジアップは組織で1番の評価を得ていました。また、シーズン後にはAFLへの参加が決定していましたが、今回のリリースによりそれは白紙に戻っています。


2012年9月5日水曜日

Game 134,80-54

         
Source: FanGraphs

今日は奇妙な、英語で言うとweirdな事がいろいろと起った試合でした。

序盤はダルビッシュの快投、Geovany Sotoの3ランで押せ押せムード。5回あたりには「今日はチームの歴史に残る試合になるんじゃないか」という気さえしました。

6回にはAdrian BeltreとNelson Cruzのback-to-back HRが出ますが、そのNellieのHRのときのBeltreとMike Napoliのリアクションが最高でした。


おかしくなったのはその裏ダルビッシュが簡単に2アウトを取った後、Johnny Giavatellaへの3-2からのアウトサイドへの際どい投球がボールと判定されたところから。これでダルビッシュはパーフェクトが途切れてしまいました。そして次打者David LoughにBABIP'dなブルーパーを打たれてノーヒッターも終了。続くTony Abreuの打球は右中間へのなんでもないフライでしたが、これをNellieが目測を誤り(?)後逸、トリプルに。いや、本当にこれは何が起こったのか理解できませんでした。Alex Gordonもレフトへフラフラと打ち上げますが、ダイブしたDavid Murphyのグラブの先をかすめる二塁打に。続くBilly Butlerにも左中間に運ばれてひやりとしましたが、これはMurphがフェンス際で抑え、何とかこのイニングを切り抜けました。ダルビッシュにとってはこのイニング、際どい判定と3本のBABIP'd ヒットという不運が重なりましたね。

そして9回にはロイヤルズのリリーバー、Luis Colmanが先頭のNellieに初球をぶつけます。これにNellieが激高し、両チームのベンチは空に。試合後、Nellieは「彼らは故意にやったに違いない」話し、ロイヤルズのキャッチャー、Bryan Penaは「すっぽ抜けただけだ」と語っています。そしてロイヤルズの実況アナウンサー、Ryan Lefebvre氏は「6回のHRのときに打球を長く見つめすぎたからだ」と。この発言のおかげで彼はレンジャーズファンの怒りを買っています。因みに同氏は2008年にも当時レンジャーズに在籍していたMilton Bradleyをこき下ろしてBradleyの怒りを買った前科あり。


この一触即発がこれで終わらないのは、Michael Youngが騒動の直後の初球を左中間フェンスオーバーします。今季5本目のHRがこんな場面で出るとは。私はこの時"OMG"としか言えませんでしたよ。MYからこれ以上の #Leadership を感じたことはありませんね。いや本当に言葉では説明できないほどの衝撃でした。ESPNのHRトラッカーによるとこの飛距離は427フィートで、彼にとっては2009年7月30日以来の最長記録だとか。



9回はnon-save situationでしたがJoe Nathanが登板。シングル2本を許すものの最後はLorenzo Cainをダブルプレーに打ち取ってロイヤルズを片づけました。

いやいや、本当にイベントフルな試合。私の個人的今季トップ5に入るゲームですね、これは。

All GIFs courtesy of BBTiA.

2012年9月4日火曜日

ダルビッシュ有の支配的な投球


彼は今日のカンザスシティ戦で6回2アウトまでパーフェクトピッチングを続けていた。彼はその5.2イニングでヒットも四球も許さず、三振6個をすべて空振りで奪った。今日の試合はダルビッシュ有のベストゲームではないかもしれなかったが、その5.2イニングはレンジャーズ移籍後では最も支配的なピッチングだった。

今日の有はまるでテレビゲームのようだった。今日の有は日本時代の彼そのものだった。彼が3ボールまで行ったのはたったの1度、四球を出したときだけである。彼は立ち上がりから驚異的だった。シングル、トリプル、ダブルと続けざまに打たれて壁にあたった場面もあったが、彼は切り抜けた。これがダルビッシュ有のあるべき姿だ。彼はピンチを耐え抜いた。今日の彼は素晴らしかった。ダルビッシュは現時点ではテキサスの投手陣でベストなピッチャーではないかもしれないが、やがてそうなるだろう。

ダルビッシュは7回もマウンドに上がり、ロイヤルズの打者3人をわずか8球で片づけた。彼はその時点で78球しか投げていなかったがそこで降板し、あとはレンジャーズのブルペンが試合を締めくくった。今日の勝利は有とレンジャーズ打線のおかげだ。最初の4イニングでの有の投球数はそれぞれ11,13,12,8球だった。6回に25球を費やしたが、7回は再び8球で抑えた。ダルビッシュ有のテキサスでの未来は明るい。彼は今日のようなピッチングを今後も続けられるはずだ。

下のチャートは今日の有の投球をすべて記録したものである。彼の1球ごとの球速の差に注目してほしい。赤い塗りつぶしはその前の投球と比べて遅くなっているところ、緑は速くなっているところを示している。どうぞご覧あれ。






By Patrick Despain/Shutdown Inning 元記事はこちら

2012年9月3日月曜日

Game 133,79-54,Jurickson Profar Party

                    
Source: FanGraphs

Jurickson Profar!!!!!!!!!!

今日は彼がすべて持っていきましたね。

当初はスタメンには入っていませんでしたが、Ian Kinslerが背中の張りを訴えたために急遽9番2Bで出場することに。

初回は7球で三者凡退、2回は1アウト1,2塁からMitch Morelandの右中間へのライナーが好捕されて無得点と悪い雰囲気の中、3回に先頭で打席に入ったProfar。インディアンスの先発、Zach McAllisterの4球目、甘いベルトハイの90マイルの4シームをジャストミート!!ライトスタンドの中断まで飛ばすという鮮烈な初打席でした。
           

その歴史に残るであろう打席のPitch f/xプロットを貼っておきます。


実はProfarは今日で19歳と195日で、これはBryce Harperがデビューした年齢と全く同じ。さらにこの年齢でのビッグリーグでのHRはチームメイトのAdrian Beltreがドジャースでデビューした1998年に記録して以来の最年少記録、4回のダブルも含めて10代でのデビュー戦で2本の長打を記録した選手は1953年のTed Kazanski以来と記録ずくめな試合でした。

因みに初HRのベース1週のタイムは18.59秒だったそうです。

守備ではセンター前に抜けそうな打球に飛びつくも、 送球がワンバウンドしてさせないという場面もありましたが、アスレティックなところは十分見せてくれました。この19歳の未来に障壁は何も見えません。以下は彼が2月に呟いたtweetですが、我々ファンからしてみれば"thx GOD that today jurickson profar is a texas ranger...という気分ですね。


Profar以外に目を向けると、 5回にJosh Hamilton、Beltreがback-to-back HR。Nelson Cruzは惜しくも大きなセンターフライでしたが、つづくDavid MurphyもHRとまるでProfarの門出を祝うかのような花火大会。これでMurphはAS以降はavg .368、先発出場した過去16試合では.466に3HRとツボに入っています。

Dutchも3回にやや崩れてCarlos SantanaにHRを浴びた時点ではヒヤヒヤしましたが、あとは立ち直って7-7-2-2-2-6-1と試合をまとめました。今日のインディアンスは打線全員合わせて32HRと悲惨な打線だったのでこれくらいは最低限でしょう。

何はともあれ無事Tribeに勝ち越し、Profar Partyを盛大に勝利で飾ったレンジャーズ。A'sが9連勝で3ゲーム差とぴったり後ろに貼りついていますが、こちらもチーム状態は良好です。次のKCでのシリーズもしっかり取って、A'sがエンゼルスと対戦している間にゲーム差を1つでも広げたい。その初戦はダルビッシュ有とBruce Chenのマッチアップです。

2012年9月2日日曜日

Game 132,78-34

                   
Source: FanGraphs

えーとですね、Wash、Elvisに半休日(DHにして守備には就かせない)を与えるのはいいんだけど、なんで代わりのショートがMYなんでしょう?もう別に我々ファンはあきれてものも言えなくなっているんでどうぞお好きなようにしてください。ただ、それならProfarのほうが100倍いいと思いますよ。

そのMYは4回1アウト1,2塁でのダブルプレーを含む4タコに終わり、ゲームWPAは-.203。SSで使うのもさることながら、未だに6番に置き続けている意味も分かりません。

Feldmanも2回以降は5イニングで5K、0BB、2Hと素晴らしかっただけに、初回の4失点が悔やまれます。それがなければ3-0で勝てたかもしれないのに。

Beltreは相変わらず絶好調で、今日もまたトリプルが出ていればサイクルヒット。本当、最近の彼は素晴らしすぎます。

浩治は今日は9回を3人で片付けて昨日のリベンジ。それからその前の7回を投げたOgandoも1Hを打たれたものの2Kでシャットダウンイニング。Ogandoは2HRを浴びたヤンキース戦以外は安定してますね。

そしてElvisは8回にサードへのボテボテの内野安打で出塁し、インディアンス戦での連続試合安打を28としてPudgeが持つチーム記録を更新。

なんかあっさりしたゲームレビューになってしまいましたが、初回以外は本当にあっさり進行したのでこのくらいしか。

日曜日の先発、Dutchは去年の5月にクリーブランドでCGSOを達成しています。明日はその時のピッチングができれば。インディアンスはZach(あれ?Zack?) McAllisterが先発。今季デビューしたルーキーで、57.2IPで54K/20BBと割とまとまっているピッチャー。それなりに試合は作ります。

Game 131,78-53

                    
Source: FanGraphs

Ryan Dempsterは6-2-1-0-3-7-0の好投で3連勝。移籍直後の不安定さが消え、この3試合の不ゲームスコアは74,53,70となっています。あと2か月この調子をキープしてもらいたいですね。

Adrian Beltreは依然レッドホットな状態が続いています。本日も初回の先制タイムリーを含む4 for 5で二塁打2本。最後の打席はインディアンスのレフト、Jason Donaldのダイビングキャッチに阻まれまれて5 for 5はなりませんでしたが、5月のHamilton以上の爆発ぶりです。守備でも初回のバント処理で見せたファインプレーを含む、いつも通りのウェブジェムを連発。

4タコに終わったNellieは4打席目でどうしようもないクソボールを空振り三振した際にバットを叩き付けて破壊、退場処分になりました。道具は大切にしましょうね。

そしてElvis。インディアンス戦ではキャリア121打席で.379/.458/.583と打ちまくっていますが、これは20打席以上ある対戦相手の中では最もいい数字(下の表参照)。今日も最終打席でヒットを打ち、インディアンス戦ではキャリア全27試合でヒットを記録してます。

I Split G PA R H 2B 3B HR SB CS BB SO BA OBP SLG tOPS+ ▾
New York Mets 1 3 0 2 0 0 0 1 0 0 0 1.000 1.000 1.000 472
Pittsburgh Pirates 3 15 5 6 0 0 0 1 0 3 1 .500 .600 .500 215
Colorado Rockies 3 14 1 5 2 0 0 0 0 2 1 .417 .500 .583 209
Cleveland Indians 27 121 21 39 8 0 3 5 0 13 14 .379 .458 .544 186
Tampa Bay Rays 29 118 16 33 6 2 0 7 8 13 16 .327 .405 .426 137
Houston Astros 22 90 11 25 1 1 1 8 0 10 11 .329 .420 .408 137
San Diego Padres 5 19 3 6 0 1 0 1 1 1 2 .333 .368 .444 132
Los Angeles Angels of Anaheim 68 300 41 87 13 1 2 22 3 25 33 .332 .397 .412 131
Boston Red Sox 34 153 29 36 8 2 1 11 4 20 25 .281 .384 .398 123
San Francisco Giants 5 23 3 6 0 1 0 2 1 2 1 .300 .364 .400 118
WP lt .500 283 1214 172 305 46 10 9 43 9 97 155 .285 .349 .371 106
Philadelphia Phillies 3 13 1 4 0 0 0 2 0 1 2 .333 .385 .333 105
Inter-League 64 273 39 69 4 4 1 21 3 25 34 .286 .358 .349 102
Kansas City Royals 26 109 16 28 3 1 0 5 1 8 8 .295 .350 .347 99
Detroit Tigers 36 161 27 41 4 1 1 9 4 13 18 .283 .346 .345 98
WP of .500+ 287 1242 158 295 41 10 4 78 32 111 166 .270 .342 .337 94
Atlanta Braves 3 15 3 5 0 0 0 2 1 0 0 .333 .333 .333 90
Baltimore Orioles 30 137 24 33 4 2 0 3 1 12 14 .268 .333 .333 90
Seattle Mariners 62 256 25 57 11 3 3 3 1 17 37 .247 .303 .359 89
Toronto Blue Jays 33 128 16 29 5 0 1 4 0 10 15 .257 .323 .327 86
New York Yankees 32 139 16 31 4 1 0 8 2 13 19 .256 .338 .306 84
Minnesota Twins 35 149 16 36 4 2 0 5 5 7 19 .267 .310 .326 82
Oakland Athletics 64 286 34 61 9 0 1 14 6 19 43 .238 .295 .285 66
Chicago White Sox 30 126 10 20 4 1 0 4 3 13 26 .182 .268 .236 44
Arizona Diamondbacks 5 19 2 3 1 1 0 0 0 0 2 .158 .158 .316 35
Milwaukee Brewers 3 14 2 2 0 0 0 0 0 1 6 .167 .231 .167 14
Chicago Cubs 3 14 2 2 0 0 0 2 0 1 3 .154 .214 .154 5
Miami Marlins 6 29 6 3 0 0 0 2 0 4 3 .120 .241 .120 4
Los Angeles Dodgers 2 5 0 0 0 0 0 0 0 0 2 .000 .000 .000 -100
Generated 9/2/2012.


ブルペンで2イニングを投げてくれたKirkmanはいい働きをしましたね。といっても私はまだ彼をプレーオフのロースターには入れたくないですが。

そして浩治。今日はレンジャーズファンが嫌っている面が出てしまいました。9回から登板し、先頭のCarlos Santanaにラインドライブのダブル、次のCasey Kotchmanには甘く入ったボールをノーダウターでライトスタンドへ。続くEzequiel Carreraは打ち取りましたが(これもフライアウト)、アウトひとつでお役御免。ただ、私は浩治をKirkmanよりは信頼してますよ。

最後はNathanが2人をピシャリと締めました。これでNathanは最近対戦した打者16人を完璧に封じ込め、そのうち11人から三振を奪うというドミナントぶり(per Shutdown InningのPeter)。

シリーズ2試合目の先発はScott FeldmanとJeanmar Gomezのマッチアップ。