2012年8月29日水曜日

Game 128,76-52

                    
Source: FanGraphs

初回は昨日のグダグダディフェンスの続きを見ているようでした。というか、Elvisが一人で平凡なゴロをファンブル、握り損ねてダブルプレーを取れない、と一人でドタバタ。前日の夜に誕生日パーティーではしゃぎ過ぎたせいでしょうか。おかげでEvan Longoriaに2ランを喰らって先制を許します。

オフェンスは初回はわずか5球で3アウトと最悪な出だし。しかし2回はBeltreとNellieのback-to-back HR(#OhShit,#Boomstick)で同点。さらにMY,Sotoが連打で続きますが、ここでCraig Gentryにサクバントさせたのは疑問。結果的に次のMike Olt(今日が24歳の誕生日でした、Happy Birthday!)のショートゴロでMYが生還し逆転したのですが、これは攻撃の勢いをそいでしまった気がします。

で、3回表は先頭のDesmond Jenningsの打球をレフトのJoshが目測を誤って拙い処理。トリプルにしてしまい、次のB.J Uptonの犠牲フライで再び同点に追いつかれます。

今日は悪いイニングといいイニングの差が激しかったですね。Dutchは危なげないイニング(2,4,6)と失点したイニング(1.3.5)で別人のピッチング。打線も点を取ったイニング(2,3,5)では固め打ちを見せましたが、それ以外は淡白。トータルでは今季を象徴するようなイマイチな6-6-5-3-1-5-1というライン。

ただ、今日の最大のサプライズはDavid PriceをKO出来たことでしょう。彼の今日の投球数69は2009年7月25日以来の少なさ。それでも53球がストライクだったのは流石。

BeltreはHRのあとはダブル、シングルと4日間で2度目のサイクルに大手がかかっていましたが、4打席目は四球。直前の2試合は無安打だったもののまだホットストリークは継続中のようです。

7回以降はOgando,Adams,Nathanの3人がひとりのランナーも出さずにそれぞれ2Kずつという完璧なリリーフ。特に1点差だっただけに素晴らしい働きを見せました。今日の3人の合計WPAは.425でした。

シリーズの第2戦はダルビッシュが11日ぶりの先発、レイズは"Big GAme James" Shieldsというマッチアップです。

ダルビッシュ有とDice-Kを比較する


去年のオフシーズン、彼がポスティングの対象になるやいなやこの比較は始まった。ダルビッシュ有と松坂大輔は日本のプロ野球の歴史において最も完成されたピッチャーなのだから、それも当然だろう。専門家達は、この2人は完全に違うタイプのピッチャーだから比較対象にならない、と言ってやまなかったが。

Dice-Kは誇大に騒がれたジャイロボールを含む何種類もの球種を使って打者を翻弄するスタイルだ。彼はメジャーリーグの打者たちを打ち取るために様々な工夫を凝らさなければならなかった。これでは打者たちが彼をとらえ始めるのは時間の問題で、実際のところ彼はいまキャリアの危機に瀕している。ダルビッシュはメジャーリーグの打者たちを抑え込める速球の持ち主で、Dice-Kのような目には合わずに済むだろうと言われていた。彼はより多くのストライクを投げることができ、打者のタイミングを崩せる持ち球が6-7種類はあるという評判だった。彼の6フィート5インチ(約195cm)という体格はDice-KよりもMLBの厳しいシーズンにも適応できるはずだとも言われていた。つまり、1月20日にダルビッシュがテキサス・レンジャーズへの入団会見をした時点では、この2人を比較するのはあまり重要ではないように思えた。しかし、彼らが日本からアメリカのベースボールに適応する過程を見てみるのは興味深い。

ダルビッシュの速球のコマンドの不安定さと高い与四球率については多くの分析が行われている。FanGraphsのDave Cameronはこの素晴らしい記事(http://www.fangraphs.com/blogs/index.php/yu-darvishs-bad-command-comparables/)の中でダルビッシュの酷い与四球率と、このような高い数字が持つ危険性について指摘している。レンジャーズが、この事実がアーリントンでの長期的な成功に与える影響について心配しているのは疑う余地はない。これをまだ1年目で適応中だからといって片づけてしまうのは簡単だ。だが、もしこれが彼の実力だとしたら?

私は既に述べたダルビッシュとDice-Kの間にある投球スタイルや精神面などの違いについては同意する。だが、ここで彼らの日本での最終年とメジャーリーグ1年目の数字を分析する必要があるだろう。Dice-Kが日本のパシフィック・リーグの西武ライオンズからレッドソックスに移籍してデビューを飾ったのは2007年。Dice-Kが怪我をして有能なピッチャーではなくなってしまう前に2回の素晴らしいシーズンを過ごしたことは周知のとおりだ。ここではコンスタントにストライクを投げ、四球を出さないという点に注目したい。まずは日本での最終年の数字を見てみよう。

                             日本での最終年

ダルビッシュはこの年Dice-Kより約50イニングも多く投げているが、彼の奪三振に対する与四球の割合はリーグに関係なく凄まじいの一言だ。。参考までに2011年、エンゼルスのDan Harenは238.1イニングを投げ33与四球、これにRoy Halladayが233.2イニングで35与四球で続いた。ダルビッシュがこれらの数字からどのような評価を得ていたのかは容易に見て取れる。彼らの日本での与四球率は、彼らが持ち球の全てにおいて素晴らしいコマンドを発揮し、同時にそれらの球種が高い奪三振を生み出せるものであることを示している。この2人の数字はダルビッシュとDice-Kが日本での最終年でそれぞれ優れたシーズンを送ったことを物語っている。

次にBaseball Referenceを使ってDice-KのMLBでの最初の22先発(144イニング)とダルビッシュのMLBでの最初の22先発(140イニング)の数字を比較してみた。

                             MLBでの最初の22先発

まず明らかなのは、ダルビッシュは奪三振以外のすべてのカテゴリーにおいて反対側に(Dice-Kより悪くなって)いることである。どちらの投手も日本での最終年と比べて数字が悪化している。9イニング当たりの与四球数でみるとDice-Kは1.48個、ダルビッシュは3.69個も日本時代より多く出している。ダルビッシュの場合、与四球が増えたことが問題なのではない。それはあらかじめ予想されたことだった。問題はそれが許容できない値まで悪化していることなのである。ダルビッシュはDice-Kより多くの打者を歩かせているだけでなく、その数字が2倍以上になっている。だが、同時に高い奪三振はダルビッシュが四球病を克服できるだけのボールを持っていることを示しているのだ。松坂はルーキーシーズンを与四球80、与四球率3.52で終えた。ダルビッシュがこのペースでいくとすれば、彼は200イニングで119与四球と5.36与四球率で終えることになる。最後にシーズン200イニング以上を投げて100四球を与えたピッチャーは2009年のDoug Davis(当時ダイアモンドバックス所属)だ。

次にこの2人を比べるポイントは、Dice-Kは速球で空振りを奪う能力がないので技巧に頼っているが、ダルビッシュはよりハードに投げられる、という点だ。同じく最初の22先発という期間で、両者のコンタクト%(打者が投球にあてた確率)と奪空振り率を見てみよう。この2人が共通して持っている4つの球種をFanGraphsのデータを使って比べてみた。(FAは速球、FCはカッター、SLはスライダー、CUはカーブ)

ここでのDice-Kの2007年のデータは、前年のPitch F/Xのデータがないので意味はないが。

                           全体のコンタクト%

ここでレンジャーズファンを不安にさせる情報が浮かび上がる。Dice-Kは技巧に頼って打者を欺くタイプのピッチャーにも関わらず、速球でダルビッシュよりもコンタクトされた回数が少ない。理論上はダルビッシュの速球はDice-Kよりも上なのだから、ダルビッシュのほうがコンタクトが少なくなければならない。コマンドに問題があるために、常にボール先行になり打者が当てやすいカウントになっていると言える。だが、パニックボタンを押す前にダルビッシュがどれだけ空振りを奪っているかを、やはりDice-Kの2007年と比べてみよう。

                      奪空振り率(全投球に対して相手打者が空振りした割合)

このデータからわかることは、ダルビッシュのスライダーはとんでもないキレを誇る彼の決め球だが、前のチャートと同じように速球であまり空振りが奪えていないということだ。もう一度言うが、Dice-Kよりもハードに投げるピッチャーとしては、これらの数字は理にかなわない。ダルビッシュがこれを克服するには、常にストライク先行になるようにして打者有利なカウントで速球を投げる回数を減らす必要がある。ダルビッシュの速球がストライクゾーンに決まる確率は50.4%だが、これは100イニング以上投げている投手たちの中で25番目に悪い数字である。

ポジティブな面を挙げるとすれば、ダルビッシュの10.8%という奪空振り率は両リーグで14番目にいい数字だということだろう。これは支配的なピッチングができるボールを持っていないと不可能な数字だ。野球選手にとってアジャストすることは不可欠であり、ダルビッシュのピッチングを見たことがある人ならだれでも彼がもっと速球でストライクを取る必要があると分かっているはずだ。ダルビッシュとDice-Kの比較は、我々が最初に考えていたよりもはるかに似通っていた。2人とも日本では支配的だったが、ビッグリーグでの最初のシーズンはコマンドに苦しみ、防御率とWHIPは悪化した。だが、この相似はここで終わってほしい。

私が言いたいのは、ダルビッシュはDice-Kが2年目以降に抱えているのと同じ問題で苦しむ運命にある、ということではない。彼ら2人がビッグリーグに適応する過程での数字的な比較に興味があっただけだ。レンジャーズファンが最も恐れていることは、ダルビッシュがDice-Kのように期待外れで終わってしまうことである。これらの数字はダルビッシュがそうなってしまうことを必然づけているわけではないが、彼の将来は不確実(dicey)だ。野球においてアジャストは不可欠であり、ダルビッシュの場合は速球のコマンドを手に入れる必要がある。

*数字は全て8月15日時点でのもの

By Jeff Johnson/Shutdown Inning 元記事はこちら

2012年8月27日月曜日

Game 127,75-52

                    
Source: FanGraphs

酷いディフェンスと素晴らしいディフェンスが混在した変なゲームでした。

Scott Feldmanは初回に1アウトからBen Revereを歩かせ、2アウトからJosh Willinghamにダブルを浴びて先制を許します。

その裏、先頭のKinslerが3球見たところで強い雨が降ってきて試合は中断。約1時間半後に再開されましたが、disciplineに定評のあるKinslerでもここまで長くかかるat-batは前代未聞(笑)。その打席はサードへの内野安打で出塁し、今日は2番に入っていたMitch Morelandも続きます。ワイルドピッチの後Joshが2点タイムリーをライトにはなってあっさり逆転。

しかし2回表には追いつかれると、ここから守備の歯車が狂い始めます。

3回は先頭のRevereのファーストへのボテボテのゴロをMitchが間に合うタイミングもなかったのに1塁へ暴投。次のJoe Mauerのピッチャーゴロで飛び出したRevereを2,3塁間に挟みますが、ランダウンに失敗してノーアウト1,3塁にしてしまいます。レンジャーズがランダウンに失敗するのは私の記憶が正しければ今シーズン4回目(そのうち2回はMYが絡んだもの)。守備が悪いチームじゃないんだからこういうところはもっとしっかりして欲しい。もしかしたら今年のプレーオフではランダウンのミスが去年のゲーム6のNellieのようになってしまうかもしれません。

このあと1アウトからJustin Morneauが浅いレフトフライを打ち上げるもJoshが送球しようとして落球し、Revereが勝ち越しのホームイン。このイニングの守備は本当にガタガタでした。

5回には最後のアウトとなった浅いセンターフライでKinslerとGentryが交錯、しばらくGentryが起き上がれないという背筋が凍る場面も。結果的に何事もなくてよかったですが、本当に今日はディフェンスのミスが目立ちました。

Scooterはさらに5回に2点、6回に1点を献上。中盤に崩れるパターンは前回、そして勝てなかった6月までと同じパターンですね。もう7月の神通力は完全に消えてしまったようです。

しかし、ディフェンスのブライトサイドもありました。2回はBeltreが変則スピンのかかった打球に対してとっさに素手で反応するナイスプレー。そして9回にはGentryがJoe Mauerの完全にフェンスオーバーの打球をもぎ取るスーパーキャッチ。Mike Troutよ、見ているかい?

          

オフェンスは8回に #Hambone と #Boomstick が出て1点差まで追い上げますが、ここまで。出来れば4連戦スウィープしときたかっただけに、ちょっともったいない。ただ、3つ勝てば上々で、この詩リースに関しては特に不満はなし。あ、Beltreがサイクルを達成した打席以降出塁がないですが、まあ絶好調の揺り戻しが来ているのでしょう。

明日からは20連戦の最終シリーズとなるレイズとの3連戦。今月は手が付けられない勢いのチームなうえに、ALDSで当たる可能性が高いだけに、重要なシリーズとなります。初戦はDavid Price-Derek Hollandというレフティーマッチアップ。


2012年8月22日水曜日

Game 122,71-51

                    
Source: FanGraphs

昨日とは逆に中盤に勝ち越され、突き放されて主導権を握られるという展開。

初回に2アウトからNate McLouthが出塁し、先制のホームを踏むというのは昨日と同じでした。今日はMcLouthが盗塁を試み、Geovany Sotoの送球がそれて三進→ワイルドピッチでしたが。

3回にIan Kinslerが今季14号となる389フィート(via ESPN HR tracker)のロングポップアップを放って同点に。

Feldmanも序盤はいいピッチングで、特に4回は三者三振という素晴らしいイニングでした。しかし、5回に1アウト1塁からManny Machadoのトリプルで勝ち越され、さらにJ.J Hardyのダブルで追加点。しまいにはMcLouthにも2ランHRを打たれて、繰り返しますがNate McLouthに2ランHRを打たれてこのイニング一挙に4失点。McLouthはこれが今季1号でした。

レンジャーズは7回にSotoがレンジャーズで2本目となる2ランHRを放って2点差に追い上げ。次打者Mitch Morelandを三振に撮ったところでO'sの先発Chris Tillmanは降板し、マウンドにはDarren O'day。レンジャーズに在籍していた時は彼は私のお気に入りの1人でした。そのO'dayからKinsler、Elvisの連打で2アウト1,2塁とし打席にはJosh Hamiltonというモーメンタム的には最高の場面。ここでO'dayに代わってこれまた元レンジャーのPedro Stropが登板。彼のメカニクス、特にテイクバックは変ですよね。英語で表現するとawkwardっていう感じ。で、Joshはフルカウントからの6球目をポール際に運びますが、僅かに切れます。結局次の投球で空振り三振しましたが、今日はこの時点ででジ・エンドのムードでした。

ブライトサイドとしては、Tanner Scheppers,Michael Kirkmanがまたいいアウティングを見せたことでしょうか。Scheppersは7月7日以降の16登板、14イニングを2失点、8K/3BBとソリッドなリリーフを続けています。少ないサンプルですが、デビューしたての頃の不安定さが消えているような気がしますね。Kirkmanも8月10日以降の6登板で7IP、0R、7K/2BBです。個人的にはKirkmanはまだ微妙だけどScheppはPOでも使えると思います。

シリーズ最終戦はDerek Hollandとこれも元レンジャーのTommy Hunterのマッチアップ。


2012年8月21日火曜日

Game 121,71-50

                    
Source: FanGraphs

O'sとのシリーズ初戦。このチームは25人ロースターの内6人が元レンジャーというレンジャーズの弟みたいなチーム。怪我やDFAで数は減りましたが、以前はもっといました。

Dempsterは初回に2アウトからNick Markakisのダブル、Adam Jonesのシングルで先制されますが、この2本はどちらも不運なあたり。前者に至ってはNelson Cruzが昨年のWS第6戦(レンジャーズファンにとっては人生最低の悪夢)を思い出させるこのプレー。

                   gif courtesy of Harlock of the SA forums

私は長い間Nellieの守備擁護派でしたが、もう彼のフィールディングは信頼できません。後ろへの打球のルートが問題ありすぎですね。

ただ、それ以降は素晴らしいピッチングで最終ラインは8-4-1-1-2-6-0。今日が移籍後4試合目の登板でしたが、その4試合のゲームスコアは17,61,24,74と凄まじく不安定。もうちょっと落ち着いてくれないとPOで安心できないなぁ。

打線はKinslerが初回にリードオフダブル、4回に逆転した後追加点となるサクフライを右中間の深い位置に打ち、2四球も選ぶなど最悪の状態は脱したようです。

2本のタイムリーを放ったMurphはここの所レギュラーとして出場していて、一見調子はいいよ卯に見えますが、8-10試合ごとに並みがありすぎ。彼をレギュラーで使うことに特に異論はありませんが、彼が最高の価値を発揮するのは4th OFとしてだと思うし、もっと #KittenFace(Craig Gentry)にも出場機会を与えてほしいなあ。

Elvisが5回に見せた三遊間のホールからのジャンピングスローは言葉を失う美しさでした。彼のかリアでもトップ5にはいるプレーかも。しかも打者走者のManny Machadoのスピードは平均以上。このプレーを決められるSSが他にいるかな。Tulowtzkiはそうか。

9回はnon-save situationでしたが、Joe Nathanが三者三振でしめる完璧なリリーフ。っていうかWashは先々週のボストンで「Nathanはsave situation以外では使わない」とか言ってたのに2週間もたたずにそれを崩してますね(笑)。

A'sが敗れてゲーム差が6に広がり、ディビジョンタイトルはぐっと近くなりました。明日はChris Tillman-Scott Feldmanというマッチアップ。Feldyの確変がそろそろ終了しそうな気配が漂ってますが、明日も弟いじめ(笑)をして貯金を増やしておきたいところ。

2012年8月18日土曜日

Game 118,68-50

                   
Source: FanGraphs

序盤はかなり変な試合でしたね。

オフェンスが最初の3イニングでジェイズの先発J.A Happに対して6者連続を含む7三振を喫します。Happも通算K%が19.1と三振が取れないピッチャーではないですが、流石にこれはぶっ飛んでます。ただ、4-6回は1三振のみ。3イニングではどんなことも起こり得るのは野球の醍醐味の1つですね。

ただ、それにしても攻撃がちょっとちぐはぐ過ぎ。特にGeovany Sotoを6番に置いている点は謎。今日も5回のノーアウト1,2塁、7回の1アウト1,3塁で見事に三振に倒れて何の役も果たせず。彼のレンジャーズでのオフェンシブWPAはたったの44PAですでにチームワースト4位の-0.86に。ワースト1位はMike Napoliが359PAで-1.28ですからいかに凄まじいペースかわかります。

Ian Kinslerは今日も0-fer(1四球)に終わり、過去38打数で4安打に。この38打席というのはカンザスシティでWashが彼をスタメンから外して以降の数字。因みにその直前の19打数では11安打でした。

ダルビッシュはここ数試合では1番完璧だったような気がします。初回のKelly Johnsonへの四球とEEに浴びたHRはかなりもったいなかったな。ただ、それ以外はよくて、序盤はHappとともに奪三振ショーを繰り広げてましたし。

今日は4シーム、スライダー、カッターがいずれも70%を超えるストライク率を記録。さらに4シームで38球中8球、スライダーで19球中6球空振りを奪いました。

Pitch Statistics
Pitch Type Avg Speed Max Speed Avg H-Break Avg V-Break Count Strikes / % Whiffs / % SNIPs / % Linear Weights
FA (Fastball)88.1088.1-9.898.3710 / 0.00%0 / 0.00% 0 / 0.00%0.0369
FF (FourSeam Fastball)91.1294.7-3.3011.183827 / 71.05%8 / 21.05% 25 / 69.44%-1.9191
SL (Slider)81.5485.36.77-0.511915 / 78.95%6 / 31.58% 11 / 73.33%-0.4864
CU (Curveball)69.8673.77.17-10.17166 / 37.50%1 / 6.25% 5 / 33.33%-0.1138
FC (Cutter)88.7091.51.566.841813 / 72.22%2 / 11.11% 9 / 64.29%1.1094
FT (TwoSeam Fastball)91.8494.6-9.468.512110 / 47.62%1 / 4.76% 7 / 38.89%-0.8882
Pitch classifications provided by the Gameday Algorithm.
SNIPs are "Strikes Not In Play" and do not include any balls in play.

 今日の彼のピッチングをまとめるとJamey Newbergの以下のツイートに尽きますね。
このまま調子が上向いて、プレーオフでエースと呼べる存在になってくれればベストシナリオ。チームには現在その役割を担えるピッチャーがいないので。

あ、それから今日は3Bを守ったMike Oltは初回からいい動きを見せてました。打撃でもあとちょっとでメジャー初HRというレフトライナーに、7回にはOmar Vizquelのタイムリーエラーを誘うサードへのゴロと強烈な打球を2本打ちました。なんといっても彼のplate discipline(打席でのアプローチ)は素晴らしい。Washはもっと彼にプレイングタイムを与えるべきです。

明日はRyan Dempsterが移籍後4試合目の先発...ではなく、Dempsterがパスポートを紛失してカナダに入国できなかったため、代わりにRoy Oswaltが先発。今のところDempsterのレンジャーズでのベストジョブはこうして皆に笑いを提供したことですね。ジェイズはCarlos Villanevaが先発のマウンドに立ちます。

2012年8月15日水曜日

Game 112,66-46

                     
Source: FanGraphs

ALのトップ2チームの直接対決4連戦の初戦だったわけですが...見るも無残でしたね。

初回にヤンキースの先発David Phelpsを攻めて2アウト1,2塁からNellieのシングルで先制、2回も先頭のDavid MurphyのソロHR(これは見事にHRポーチへの1発でした)で2-0とリード。移籍後3千発目となったRyan Dempsterも2回までは6人を完璧に抑えたんですが、3回に突如崩れて6失点。1アウト満塁からNick Swisherにグランドスラムを浴びた後、さらにもう1度満塁にしてしまうというガタガタっぷりでした。

その後もPhelpsとヤンキース初登板となったDerek Loweから点を奪えず。Dempsterは崩れたイニング以外はそんなに悪くはなかったんですけどね。6回にはEric ChavezにもHRを浴びていましたが。それでも6.1イニングを投げてシリーズの初戦にブルペンを消耗させなかった点だけは評価できます。

Derek Loweに対して4イニングでわずか2安打、4三振を喫したのはちょっとあれですね。ちなみに今日はレンジャーズのMark Loweも投げたので、両チームともLoweが投げるという事態に。2人とも元マリナーズという点も共通してますね。

さ、酷い試合は忘れて2試合目。レンジャーズの先発Matt Harrisonは2011年4月にヤンキースタジアムで1試合6併殺を生み出すという記録を作っています。対するヤンキースは黒田博樹が先発。

2012年8月12日日曜日

ダルビッシュ考察


2011年12月19日はレンジャーズだけではなく、私にとってもそのオフシーズンで最大の日となった。それはMLB機構がどのチームが日本人ピッチャー、ダルビッシュ有を落札したかを発表した日だ。私はエキサイトした、などという表現は生易しいほうだろう。私のTwitterの背景画像はそれまでの6か月間、ダルビッシュの画像を使っていて、その日の私はこのサミュエル・アダムスのコマーシャルに出ている男のようだった。

私はダルビッシュがスポーツ・イラストレイテッドやESPNで取り上げられ始めてからの3年間、彼の日本でのキャリアをチェックし続けてきた。私はこの日本人とイラン人のハーフである196cmのロックスターのようなピッチャーの虜になった。他の多くの日本人選手たちとは違い、彼はマウンドで感情をむき出しにする。それは、まるで映画「Mr.Baseball」から飛び出してきたかのようだ。

時は過ぎて2012年8月1日、私は遂にダルビッシュの投球を球場で生観戦する機会を得た。私はこの足の長い流れるような金髪のピッチャーが、彼の名を連呼する登場曲に乗ってマウンドに上がるのを長い間待ち焦がれていた。

初回はTrout、Hunter、Pujolsを三者三振に斬って取るというこれ以上ない最高の立ち上がりだった。次のイニングも特に問題はなかったが、3回はエンゼルスに一挙6点を献上するという目も当てられない状態だった。結局、その日の登板は私が今まで見た中でも最も奇妙な5イニング、4安打、7失点、7自責点、6四球、7奪三振というラインだった。

この日の登板はダルビッシュの今シーズンを如実に表している。彼は手が付けられないときもあれば(この日の初回のように)、苦しみだしたら止まらないようなときもある(この日の3回のように)。ダルビッシュはすでに日本において最高のレベル(NPB)での優れた実績があるので、普通のルーキーと同じように扱うべきではない。彼の持ち球はどれも素晴らしいのだが、それは試合の重要な場面でストライクゾーンに決まらなくなってしまう。

監督のRon Washingtonは「我々はいつも彼に常に打者に対して挑戦的になれ、と言い続けているよ」と語る。「ただ、いったんマウンドに立ったら自分で何をするべきか考えなきゃいけない。投げるのは彼だからね。彼は試合を進める中でどうすればいいか、彼なりに考えてそれを実行ている。何回か彼が効果的にストライクゾーンを攻めれたこともあった。」

こういうのは結果論かも知れないが、皆に尋ねたい。レンジャーズが1億1200万ドル(彼の年俸と入札金)をダルビッシュにつぎ込んだことは正しい決断だったのだろうか。

私の答えは常に「イエス」だ。平日には1回、日曜日には2回「イエス」と言おう。なぜかって?過去40年間、何人の大物FAピッチャーがレンジャーズと契約してきたかを思い出してほしい。Chan Ho Park、Kevin Millwood、Roy Oswalといったピッチャーたちを除けば、答えは0だ。Nolan Ryanがいるじゃないかって?彼がテキサスでの5年間で残した14.2 rWARという数字は悪くはないが、彼はテキサスでの1年目にすでに42歳(!)だったのだ。

ダラス・マーベリックスがFA選手と契約するのに苦労しているように、レンジャーズは信頼のおけるエースピッチャーと契約するのに問題を抱えている。暑さのせいか打者有利な環境のせいかはわからないが、彼らは自分の防御率をNelson CruzのミサイルHRのように急上昇させたくないのだ。これが重要なポイントだ。つまり、レンジャーズがダルビッシュのポスティングに勝ち、今後6年間にわたってエリートなスタッフを持ったエースを確保できるチャンスを得たことはとてつもなく大きい。

By Eddie Middlebrook/Shutdown Inning  元記事はこちら

Game 111,65-46

                   
Source: FanGraphs

本日の論点はmanaging decision。

6回、それまで5イニングを3安打、1四球、1失点に抑えていたScott Feldmanが2アウトからAndy Dirksにボテボテのセカンドへの内野安打、Micuel Cabreraにはライト前に詰まったブルーパーと2本のヒットを打たれて打席にはPrince Fielder。この時点でブルペンでは左のRobbie Rossが準備していましたが、WashはそのままFeldmanを続投させます。その結果は打った瞬間にわかるライトへの逆転3ラン。ここでRossにスイッチしますが時すでに遅し。この3ランが決勝点となりそのままレンジャーズは敗戦しました。上のグラフを見てもらってもこのHRが今日最大のプレーだったのは分かります。

この采配について、Twitter上では「Princeを迎えた時点でRossを投入して左vs左のマッチアップにするべきだった」という意見が多かったですが、私は同意しかねます。Princeの打席の前までのFeldmanの投球数は84。しかも、それまではプレミアな彼のピッチングを見せていました。HRを打たれてしまったのは結果論で、私は続投させたのは間違いではなかったと思います。まあ、Princeにはその前の打席でセンターに大きなあたりを打たれていたのでRossを投入して予防線を張っておいてもよかったですが。ただ、もしRossがHRを打たれていたら人々は全く逆のことを言っていたでしょう。

それから7回のNellieの守備については論外。Austin Jacksonのライトへのラインドライブにダイブして後逸、ランニングHRとしてしまったわけですが、あの場面で飛び込む必要など皆無。「ガッツあふれるプレー」などとは程遠いベースボールIQ0のプレーでした。おまけにこのダイブの際に背中を痛めるというおまけつき。さらに2アウト後にはCabreraの平凡なライトフライを落球するというありえないミス。言葉も出ませんでした。

私は例のDavid Freeseの3塁打を捕り損なったときに、「彼の守備は実際には平均以上。優れたライトフィルダーだ」と書きましたが、そのオピニオンは変わりつつあります。依然としてライン際の打球処理は上手いとは思いますが。

あ、それから試合前にはAlberto GonzalezがDFA。Saa ya、Alberto。生まれ変わったらまた会おうぜ。

さて、シリーズの2戦目は取って負け越しを回避したいところですが、Justin VerlanderとDerek Holland?うーん、厳しいなあ。


2012年8月10日金曜日

Game 110,65-45

                    
Source: FanGraphs

Matt Harrisonはここのところ微妙なアウティングが続いていますが、彼は年に数回不調に陥る期間があり今もそのうちの1つのようです。リグレッションとも考えられますが、彼のBABIPは.296、LOB%は77.8とかなりそこまで運の影響はなさそう。すぐに元に戻るでしょう。

Hamiltonはハードヒットの3塁打にHE,シングルの3安打。このまま鋭いスウィングを取り戻してくれればいいのですが。

さて、今日(昨日)の最大の議論をよんだのは7回の継投。5回2アウトから登板し、パスボールで1点を失ったものの対戦した打者4人を完ぺきに封じ、3三振を奪っていたRoy Oswalt。ブルペンにはAlexi Ogandoが3日間投げておらず万全な状態で控えていたのですが、Washは7回もOswaltを続投させます。しかし、先頭のDutin Pedroiaにシングル、次のA-Gonにダブル、Cody Rossを歩かせ、Will Middlebrooksに同点の3ランを喰らってしまいます。ここでようやくマウンドにあがったOgandoが後続を3人で切りますが、「なんでOgandoを回の頭から投げさせなかったんだ」というリアクションが多かったです。私としてはOswaltを7回も続投させたのはありなんですけどね。ただ、Pedroiaにシングルを許した時点で代えるべきだった。

それから9回表にAdrian Beltreの犠牲フライで勝ち越した後、Nelliieがこの日2本目のHRをレフトポール際に放ちますが、判定はファウル。リプレイでは明らかにポールの内側だったんですが....。審判団がビデオを見て確認しても判定は変わりませんでした。素人の我々が見ても明らかなHRだったのに、MLBはリプレイ判定の際にどんな映像を使っているのでしょう。

9回裏はJoe Nathanがかなりヒヤヒヤながらも締めてシリーズ勝ち越し。これで貯金は再び20になりました。去年は110試合を終えた時点では61-49.なんだかんだ言って(スケジュールの違いなどはありますが)昨シーズンよりも断然いいペースで価値を積み重ねています。

2012年8月8日水曜日

Game 109,64-45

                    
Source: FanGraphs

ナイスゲームといっていいのかな。

オフェンスは4回まではミニマムの12人におさえられ、5回まで無得点でしたが、6、7回に2点ずつ。Kinslerはどちらのイニングでもタイムリーを放つなど依然バットはホットなままです。

移籍後2試合目の登板となったDempsterはいいアウティングでした。6回まではレッドソックス打線に得点を許さず、1BB/6K。最後はWill Middlebrooksに3ランを喰らってしまいましたが、全体を見ればOK。その3ランHRも2アウトからのKinslerのエラーの後なので自責点には加算されず。ていうかKinsね、ああいうルーティーンボールをミスるから「守備が下手だ」とか言われちゃうんだよ。本当はMLBでもNo.1,2クラスのディフェンシブ2Bなのに。

ブルペンもRobbie RossがDempsterが降板した後の7回の3アウト目をきっちり取り、8,9回はAdamsとNathanがそれぞれ1安打ずつ打たれたものの無失点。Nathanは疲労がたまっているようでKCでのシリーズ初戦からお休みでしたが、影響はなさそうですね。

シリーズ最終戦はget awayゲームで東海岸時間の午後1:35プレーボール。Matt HarrisonとJosh Beckettのマッチアップです。

Game 108,63-45

                    
Source: FanGraphs

「今日のダルビッシュはダメだった」というのが大方の印象のようですが、私は今日の彼はプロダクティブだったと思います。少なくともネガティブではありませんでした。

確かに11安打を浴びましたが、今日のゲームBABIPは.524。つまりインプレーの打球が半分以上がヒットになったことになります。特に今日のショートはMYで、Elvisなら取れていたはずの打球がチラホラ。今日の2.18 ゲームFIPはここまでの21先発中4番目にいい数字で、運の悪さに足を引っ張られた部分も大きいと思います。

ただ、いくつかは本当に甘く入って痛打されてましたね。夏場になった影響か、ここ数試合は球速も少し低下していますし。ただ、報道されているほど状態は悪くはないと思います。Mike Troutという名前ではないALのルーキーたちの中ではベストなシーズンを送っていますね。両リーグで見ても彼よりいい成績のルーキーピッチャーはWade Miley(ARI)くらいでしょう。

えーと、オフェンスのほうはAaron Cookから1点のみ。今日のCookは98球中空振りがたった4球といかにも彼らしいピッチングでした。9回にBeltreが田澤から放ったHRも焼け石に水。

明日はDempsterの移籍後2試合目の先発。今回は6IP3Rくらいで試合を作ってもらえればいいです。レッドソックスはJohn Lesterが先発します。




2012年8月7日火曜日

Game 107,63-44

                   
Source: FanGraphs

Wash采配の不可解さが全開な試合でした。

まず、直前の6試合で.393/.433/.679(30PA)と好調なIan Kinslerにオフを与えた点。確かにまだinjury proneという不安は消えていませんが、当たっている打者を休ませるのは本当に意味不明。今季リーグ最低レベルのバッティングを披露しているMichael Youngは47試合連続でスタメン???そうですかそうですか。

それからなんといっても6-6の同点だった9回表。先頭のMike Oltが歩き、メジャー初盗塁を決めてさらに送球エラーの間に3塁を陥れます。しかしここでレンジャーズファンの誰もが恐れていたことが起こります。Washは愚かにもスクイズを選択、投球はワンバウンドしてバッターのElvis Andrusは空振り、突っ込んだOltはホームでタッチアウトとなりました。このプレーでレンジャーズのWPA(勝利期待値)は79.3%から44%までダウン。結局Elvisはショートゴロ、MYがセンターにシングルを放ったものの、Josh Hamiltonは三振に終わりこの回無得点。

この状況での得点期待値は1.50.わざわざスクイズなんてリスクの高い作戦を選択しなくてもワイルドピッチ、犠牲フライ、内野ゴロ、と他に得点する方法はいくらでもあったはず。私はWashは素晴らしい監督だと思いますが、采配面では理解不能な感が否めないです。特にサクバントを多用するあたりは。

そして10回裏はもう言葉もありません。2つのダブルプレーチャンスをいずれもエラーでつぶしてサヨナラ負け。Elvisが肩を痛めてこの回からSSにはAlberto Gonzalezが入っていましたが、Gonzalez-MYの二遊間で勝てるわけないですよね。

サヨナラエラーをしてしまったOltですが、打席では2四球を選ぶなど凡退した打席も含めて素晴らしいdisciplineを見せていました。

Derek Holland?うーん、彼は人々が期待しているレベルのピッチャーにはなれないかもしれません。ツボに入ると凄まじいアウティングをするんですが、それ以外のときはあまりに平凡なピッチング。潜在能力はあるんですから、もう一皮むけてほしいところです。

2012年8月6日月曜日

デッドラインムーブ検証2、Ryan Dempster獲得

                                         Image found at usatoday.com


パート2です。アメリカ東部時間午後4時のデッドライン直前、本当に残り10分を切ってからこのトレードが発表されました。レンジャーズはRyan Dempsterをカブスから獲得し、見返りにChristian VillanuevaとKyle Hendricksを放出。

Dempsterはその前の週に一旦ブレーブスへのトレードが合意に達していましたが、Dempster側が10&5(MLBで10年以上プレーし、かつ最近5年間は同じチームに所属している選手に与えられるフルトレード拒否権)を行使して破算になっていました。リポートによれば、Dempsterはトレード自体は受け入れるものの、チームが自分より先にメディアにリークしたことが気に食わなかったそうです。

その後もトレード候補の筆頭になっていたわけですが、こうしてギリギリでの移籍が決まったわけです。

Dempsterは35歳のRHPで、ここ5年間はカブスの先発ローテーションの柱として投げ続けていました。今季は4月後半にDL入りしていましたが、6月後半から33イニング連続無失点を記録するなど好調で、移籍前までの2.25 ERAは規定イニング不足ながらNLで2位にあたるものでした。さらに3.41 FIPはキャリアベストで、K/BB 3.07は初めて3を超えるこちらもキャリアベストをマークしていました。契約は今季限りで、2012年シーズン後にFAとなります。

また、彼は1995年のドラフト3巡目でレンジャーズに指名され、1996年8月にJohn Burkettとのトレードでマーリンズに移籍していました。つまり、彼は今回17年越しでレンジャーズの一員になったわけです。


Year Age Tm W L ERA G GS SV IP H R HR BB SO BF ERA+ WHIP BB/9 SO/9 SO/BB
1998 21 FLA 1 5 7.08 14 11 0 54.2 72 47 6 38 35 272 57 2.012 6.3 5.8 0.92
1999 22 FLA 7 8 4.71 25 25 0 147.0 146 77 21 93 126 666 91 1.626 5.7 7.7 1.35
2000 23 FLA 14 10 3.66 33 33 0 226.1 210 102 30 97 209 974 121 1.356 3.9 8.3 2.15
2001 24 FLA 15 12 4.94 34 34 0 211.1 218 123 21 112 171 954 86 1.562 4.8 7.3 1.53
2002 25 TOT 10 13 5.38 33 33 0 209.0 228 127 28 93 153 915 77 1.536 4.0 6.6 1.65
2002 25 FLA 5 8 4.79 18 18 0 120.1 126 66 12 55 87 521 84 1.504 4.1 6.5 1.58
2002 25 CIN 5 5 6.19 15 15 0 88.2 102 61 16 38 66 394 69 1.579 3.9 6.7 1.74
2003 26 CIN 3 7 6.54 22 20 0 115.2 134 89 14 70 84 545 63 1.764 5.4 6.5 1.20
2004 27 CHC 1 1 3.92 23 0 2 20.2 16 9 1 13 18 93 114 1.403 5.7 7.8 1.38
2005 28 CHC 5 3 3.13 63 6 33 92.0 83 35 4 49 89 401 141 1.435 4.8 8.7 1.82
2006 29 CHC 1 9 4.80 74 0 24 75.0 77 47 5 36 67 342 97 1.507 4.3 8.0 1.86
2007 30 CHC 2 7 4.73 66 0 28 66.2 59 36 8 30 55 282 98 1.335 4.1 7.4 1.83
2008 31 CHC 17 6 2.96 33 33 0 206.2 174 75 14 76 187 856 154 1.210 3.3 8.1 2.46
2009 32 CHC 11 9 3.65 31 31 0 200.0 196 94 22 65 172 842 122 1.305 2.9 7.7 2.65
2010 33 CHC 15 12 3.85 34 34 0 215.1 198 110 25 86 208 918 110 1.319 3.6 8.7 2.42
2011 34 CHC 10 14 4.80 34 34 0 202.1 211 111 23 82 191 881 81 1.448 3.6 8.5 2.33
2012 35 TOT 5 5 2.82 17 17 0 108.2 90 36 11 30 89 442 143 1.104 2.5 7.4 2.97
2012 35 CHC 5 5 2.25 16 16 0 104.0 81 28 9 27 83 417 178 1.038 2.3 7.2 3.07
2012 35 TEX 0 0 15.43 1 1 0 4.2 9 8 2 3 6 25 31 2.571 5.8 11.6 2.00
15 Yrs 117 121 4.33 536 311 87 2151.1 2112 1118 233 970 1854 9383 99 1.433 4.1 7.8 1.91
162 Game Avg. 9 10 4.33 43 25 7 173 170 90 19 78 149 753 99 1.433 4.1 7.8 1.91
W L ERA G GS SV IP H R HR BB SO BF ERA+ WHIP BB/9 SO/9 SO/BB
CHC (9 yrs) 67 66 3.74 374 154 87 1182.2 1095 545 111 464 1070 5032 116 1.318 3.5 8.1 2.31
FLA (5 yrs) 42 43 4.64 124 121 0 759.2 772 415 90 395 628 3387 92 1.536 4.7 7.4 1.59
CIN (2 yrs) 8 12 6.39 37 35 0 204.1 236 150 30 108 150 939 66 1.684 4.8 6.6 1.39
TEX (1 yr) 0 0 15.43 1 1 0 4.2 9 8 2 3 6 25 31 2.571 5.8 11.6 2.00
NL (15 yrs) 117 121 4.31 535 310 87 2146.2 2103 1110 231 967 1848 9358 99 1.430 4.1 7.7 1.91
AL (1 yr) 0 0 15.43 1 1 0 4.2 9 8 2 3 6 25 31 2.571 5.8 11.6 2.00
Generated 8/6/2012.

Villanuevaは2008年、17歳の時にアマチュアFAとしてレンジャーズが契約したメキシコ出身の3B。5フィート11インチ、160パウンドと3Bとしては小柄ながらアスレティックでオールラウンドなプロスペクト。特にバットスピードとグラブは高評価。昨季はクラスAで32盗塁を決めるなどスピードも見せています。今季はハイAでいずれもチームトップの.285/.356/.421のライン、10HRに59RBIを記録していました。シーリングは平均から平均よりやや上のメジャーリーグレギュラーといったところでしょうか。

Kyle Hendricksは2011年の8巡目で入団した22歳のRHPで、今季はVillanuevaと同じくハイAに所属。なんといってもコマンドの鬼、今季のK/BB 7.47(112/15)はカロライナリーグの規定投球回到達者の中では断トツでトップ。彼の次に高い数字は4.90ですから、いかにずば抜けているかがわかるでしょう。ERA 2.82もリーグ2位につけていました。ファストボールは90前半、最速94で変化球はスライダーとチェンジアップ。順調に育てばローテーションの中―終盤のピッチャーになることが期待できます。

Dempsterに関してはここ3年間の被ラインドライブ率が15.6→20.8→24.0と年々上昇している点が気がかり。通算FB%が46.4とどちらかと言えばフライボールピッチャーで、アーリントンの環境にフィットするかも不安です。現に移籍後初先発では4.2イニングで8失点、被HR2と炎上してしまいましたし。ERA-FIPが―0.77とここまではかなり幸運で、リグレッションが来るのは確実でしょう。

それでもColby Lewis、Neftali Felizが2人とも今季絶望になってしまった中でローテーションを任せられるピッチャーを獲得できたのは大きいです。現在Scott Feldmanが好投を続けていますが、これがいいつまで続くかはわからないですし。それに、Mike Olt、Martin Perezといったトッププロスペクト達を手放さずに済んだのもグッド。Villanuevaはいい素材ではあるもののAdrian Beltre、Oltという2重の壁に阻まれていましたし、Hendricksにしてもエース級ではなく、おまけにハイAで今後どうなるかは不透明。DempsterがCliff Leeのような救世主になれるかは疑問ですが、見返りのリスクもほとんどなしに獲得できた点はまたしてもJDマジックが発動したといえます。カブスにしてみれば早まってリークしてしまったおかげでブレーブスから獲得できるはずだったRandall DelgadoがHendricksにグレードダウンしてしまったのは痛かった。ただ、HendricksとVillanuevaもDempsterの見返りとしては悪くはなく、このトレードはWin-Winと言えるでしょう。