2012年6月30日土曜日

Game 78,49-29


Source: FanGraphs

今季ベストゲームの一つでしょう。Newberg ReportのJamey Newbergのツイートがすべてを語っています。

Baseball。

まさにそう言いたくなる展開でした。


先発のMatt Harrisonは8イニングを、8安打を浴びながらも2失点、今季最多の7K,1BBと素晴らしいピッチング。しかし、打線がメジャー2回目の登板だったA'sの先発、A.J. Griffinをとらえられず6回をわずか2安打、2四球に抑えられます。7回もリリーフのJerry Blevinsの前にNelson Cruzがエラーで出塁、代打のCraig Genntryが死球と2人のランナーを出しますが、無得点に終わります。

ここまではオフェンスへのフラストレーションの溜まる展開で、Harrisonの好投に応えてやれよ、という空気が蔓延していました。

全てが変わったのは8回裏でした。先頭のKinslerはライトフライに倒れますが、続くElvisがセンターへのシングルで出塁し、Hamiltonの打席で盗塁。ここからA'sのセットアッパーGrant Balfourが名前の通り"Ball Four"となってしまい、Hamiltonを歩かせるとBeltreのライトフライを挟んでMYもあるかせ満塁。Nellyにも四球を出して押し出しで1点差になり、打席にはGentry。ここでA'sはピッチャーをRyan Cookに代えますが、Gentryが2球目をレフトへ。打った瞬間は捕られると思いましたが、レフトのYoenis Cespedesのスタートが遅れて3塁打となり、一気に逆転。この瞬間のTwitterは爆発していました。Craig The Kitten Face(子猫ちゃんクレイグ)最高!にゃーおにゃーおにゃーお。

9回は前日まで3連投のJoe Nathanが投げれなかったので、代役クローザーのTanner Scheppersがマウンドへ。昨日に続きメジャー2度目のハイリべレージ・シチュエーションでの登板でした。2アウトからChris CarterにソロHRを喰らったものの最後はSeth Smithをセカンドゴロに仕留めてメジャー初セーブをあげました。

Harryはリーグトップタイとなる11勝目。内容もよく、レンジャーズのスターター陣で一番AS当確に近いのは彼でしょう。

明日はMartin Perezの先発デビュー戦。一昨日のピッチングを見る限りあまり多くは期待できなさそうです。3IP,6Rくらいかな。

それから試合前にMark LoweがDL入り。これで開幕ロースターに登録されていたピッチャーの半分がDL入りという事態になってしまいました。代役として建山がリコールされています。

2012年6月28日木曜日

Game 76,47-29

                   
Source: FanGraphs

奇妙な試合でした。

Roy Oswaltは6イニングで6K/2BBも、13安打を浴びて5失点。前回は被安打9で、少ないサンプルですが今季のBABIPは.500と凄まじく不運な面もありますが。レンジャーズの投手が13被安打で勝利投手になったのは1980年のDoc Medich以来だとか。

7回に投げたRobbie Rossは先頭のPrince Fielderに四球を与えたものの、1イニングを無失点。ただ、そのイニングのランダウンプレーではMichael Youngが2塁に送球するタイミングが早すぎるという凡ミスを犯します。ま、最終的にはタッチしたので誤審なんですが、それでもMYがディフェンスではあらゆる面で最低レベルということを改めて見せつけてくれました。
GIF courtesy of BBTiA


そして8回はMartin Perezがメジャー初登板。土曜日の先発が濃厚ですが、その予行演習だったのでしょうか。ファストボールは92-94、最速は96マイルで、コントロールはまあまあでした。ただ、80中盤のチェンジアップはコマンドに苦しんでいましたね。結局2安打1四球で2アウトを取っただけで降板。最後はKinslerのエラーで1塁をカバーした際にPrince Fielderにタックルされるという場面も。土曜日にはこれよりいいピッチングを期待します。

この後マウンドに上がったAdamsが2安打を許して2失点。おかげでこんな試合でもNathanを使う羽目になったのはちょっとよくなかったですね。

打線ではDavid Murphyが5打数4安打、2HR。ちなみに今日は先に行われたCHC-NYM戦でメッツのDaniel Murphyも2HRを打っていました(笑)

Beltreの好調は続いていて、今日も3安打。過去14試合で.500と打ちまくっています。

対照的にJosh Hamiltonはこのホームスタンドで2度目となるゴールデンソンブレロ(1試合4三振)。過去2試合はHRを打つなどしていますが、タイミングがバラバラ。6月2日以降は.188/.278/.388、90打席で32三振と不調を極めています。このスランプ期間は #JoshHamiltonBatToss の頻度が著しく増えていますね。

明日はA'sとのシリーズ初戦。先発はScott "Scooter" FeldmanとTyson Rossです。

2012年6月27日水曜日

Game 75,46-29

                    
Source: FanGraphs

ダルビッシュは今日も安定したアウティング。7IP、4H、4R、1HR、10K、1BBときっちり試合を作りました。先頭のAustin Jacksonに今日唯一の四球を与えるなど、初回はいつものように制球が定まっていませんでしたが、2回以降は6イニング中4イニングで3者凡退。Prince FielderにHRを含む2安打を浴びるなど、4本の被安打はいずれも左打者に打たれたものでした。

オフェンスは初回にIan Kinslerの通算23本目の #IKLOHR(Ian Kinsler Lead Off HR)で1点を返します。Kinslerはこれが約1か月ぶりのHR。昨年に比べてISOが落ちているのが心配ではありますが、これは後日詳しく分析しようと思います。

その後2、3回は沈黙しますが、4回1アウトからのラリーは見事でした。特に、絶不調のMYのトリプルは見事というか、驚きの域。彼があそこまで飛ばしたのなんて2か月ぶりに見ました。期待薄ですが、これがスランプバスターにでもなってくれれば。

7回には2試合連続、今季24号の #Hambone で半額ピザ獲得。ここ最近は絶不調ですが、昨季538PAで25HRに対して今季は296PAで25HRなのでなんだかんだ凄いです。あと、彼のもう一つの代名詞である #JoshHamiltonBatToss。これは彼が高校生の時に右手の中指を骨折した後遺症でバットを強く握れないためらしいです。おまけに彼のフォロースルーはワンハンドなので飛びやすい、と。

それから昨日の試合後にいきなり流れたMAr珍Perez昇格の噂ですが、球団から正式に発表があり、なんとColby Lewisが右腕の炎症でDL入りという寝耳に水の事態に。Perezはその代役として呼ばれた、と。確かにトッププロスペクトではありますが、年々奪三振力が落ちていて、今年はAAAでわずか5.2 K/9とみじめな数字。彼にColbyの代役を任せるには少々、というか多大な不安があります。まあ、幸いこれだけ故障者が相次ぎながらも首位にいるし、ASを過ぎれば故障者もだんだん帰ってこれるのでそれまでの辛抱ですね。

2012年6月26日火曜日

MLB単語辞典:TOOTBLAN

MLB観戦をする際にTwitter上で現地の記者やファン達と一緒にツイートしながら見ると楽しさが増しますよね。そんなとき、彼らが使っている専門用語を知っているともっと楽しいはず。ということで当ブログではそんなコアなベースボールナードたちの間で飛び交う奇怪な単語を紹介していきたいと思います。記念すべき第一回目は

"TOOTBLAN"

これはThrown Out On The Basepathes Like A Nincompoop(間抜けな走塁をしてタッチアウトになる)の略で元々はこの手のプレーを多くやらかすRyan Theriotのために造られた言葉。これが広まって今では他の選手にも使うようになりました。詳しくはこちらをご参照ください。

TOOTBLANのいい例は昨日の試合でMarco Scutaroがやらかしたこのプレー。

           

塁審がセーフとコールしているにも関わらず勝手にアウトと思い込んで塁を離れ本当にタッチアウトになるという超凡ミス。このようなプレーの後には必ずTL上にTOOTBLANという言葉を含んだツイートが散見できます。

皆さんもBSなどで観戦する際には「今のJesus MonteroのTOOTBLANは最高だったね」のような感じで使ってみてはいかが?

Game 74,45-29

                    
Source: FanGraphs

デビュー戦は貧打のアストロズ相手に好投したJustin Grimmですが、やはりメジャーレベルで投げるにはまだ力不足のようですね。Prince Fielder,Miguel Cabreraとスラッガーが並ぶタイガース打線には全く通用しませんでした。1+イニングで8H,6R,0K,1BB。コントロールのいいGrimmにとってはBrennan BoeschやDelmon Youngなどのフリースウィンガー(=ボール球に手を出して勝手にアウトになってくれる)は相性が悪かったのかも。

Lonestardougout.comのJason Coleによれば今日みたいに4シームが悪い時のために2シームとチェンジアップを磨く必要があるそうです。
GrimmをリリーフしたMichae KirkmanとMark Loweは合計で8イニングを2安打、2失点に抑えたのは大きいです。特にリリーバーを大量投入せずに済んだという意味で。Mark Loweは大差のついた終盤とはいえ3イニングを無失点に抑える好投でした。

打線では6月不振Josh Hamiltonがようやく月間3本目のHR( #Hambone )。第一打席では #JoshHamiltonBatToss を2度もしながら四球を選ぶなど、少しアプローチに改善が見られました。

現在6試合連続安打中のAdrian Beltreはこの期間の打率が.591と完全に"入って"ます。

そして、今日は試合後にプロスペクトのMartin Perezが明日メジャーに昇格するというビッグなニュースが飛び込んできました。まずはPerezの代理人がそのような旨のツイートを投稿。そしてその数十分後、Perez本人も以下のようにツイートしていました。


 明日の先発、ダルビッシュに何かあったということは考えにくい(考えたくもない)ので、恐らくはブルペンの補充要員としての昇格でしょうか。まだ球団側からの正式発表はないので、それを待ってみたいと思います。

2012年6月24日日曜日

Game 72,44-28

                    
Source: FanGraphs

Colby Lewisは悪くはありませんでした。6K/0BBでしたし、なんと2先発連続で被HRなし。12安打を浴びたのはBABIP'dでしたね。この試合でのゲームFIPは0.06と素晴らしい数字が出ています。


打線はNelson Cruzが2 #Boomstcik。特に2本目はセンターに飛び込む一撃。と、くれば彼、Trent Williams君ですよね。今日のダンスはこんな感じでした。


Josh Hamiltonは4三振ゴールデンソンブレロ獲得。過去9打席で7三振と状態は最悪。彼にまともなストライクを投げるピッチャーなんていないんだからもっとdisciplineを持ってほしいです。

それからCraig Gentryはスタメンだったものの、昨日の足首負傷の影響で1打席で交代。かなり心配です。現時点でHamilton、Andrusに次ぐチーム3位のfWARを記録しているだけにかなり心配です。

あとJim Tracyさん、8-1でリードしているのに先発投手が5イニングを投げ切れないのは問題だと思いますよ?4人ローテーションを完全否定するつもりはありませんが、上手くいってないのは明らかです。先発陣の質が優れているチームならともかく、いまのロッキーズではちょっと間違った方針でしょう。

シリーズ最終戦はMatt HarrisonとAlex Whiteのマッチアップ。今週から暑さを回避するために日曜日でもナイターでの開催になります。

2012年6月23日土曜日

Game 71,44-27

                    
Source: FanGraphs

7連勝!

Roy Oswaltのレンジャーデビューは6.2IP,9H,1R,1ER,1BB,6Kと上々の出来でした。被安打は若干多く、特にWilin Rosarioには3安打を打たれたものの、要所を締めてダメージはありませんでした。7回にDexter Fowlerのレフト線への打球をJosh Hamiltonが処理を誤って3塁打、続くMarco Scutaroにタイムリー2塁打を浴びたところでマウンドを降りますが、チームのシーズン記録に並ぶ21回目のセルアウトを記録した観衆はスタンディングオベーションで彼の投球を称えました。

Oswaltの後をうけたRobbie Ross、Mike Adams、Joe Nathanの3人もロッキーズ打線をピシャリ。特にNathanは本日2Kで今季のK/BBの比率が36/2に。開幕前に不安だとか言って本当にごめんなさい。

打線は初回のAdrian Beltreの2ラン、4回にNelson Cruzのタイムリー2塁打とMike Napoliのソロの計4点。ただ、今日のロッキーズの先発Christian Friedrichからなら半額ピザ(7点以上)は堅いかなと思ってたので少し物足りなかったです。

5回にセーフティバントを試みたCraig Gentryが1塁に駆け込んだ際に足首を捻り、かなり痛がったシーンはかなりひやりとさせられました。特に最近故障者が相次いでいるだけに。まあ、その後もラインナップに残ってフル出場していたので大丈夫だとは思いますが。

明日はColby LewisとJosh Outmanのマッチアップ。4人ローテーションで先発投手に75球制限を付けているロッキーズなら早めにリリーフを引っ張り出せばまず勝てると思うんですが。Jim Tracyは何を考えているんでしょうかね。

ロースタームーブ:パドレスとのシリーズでハムストリングを痛めたMitch Morelandが15日DLに。全治4-6週間だそうで、この離脱はちょっとまずいですね。それからRoy Oswaltを40人ロースターに登録するためにMark HamburgerがDFAになっています。今季はAAAで6.55 ERAなので仕方ないですが、素晴らしい名前を持つ彼がいなくなるのはちと寂しいのでどこからもクレームされないことを願います。

それからマイナーではAAAで不振に陥っておるNeil RamirezがAAに降格し、代わりにChad Bellが昇格。BellはAAAでもローテーションの5番手を任されるそう。そして期待のRHPプロスペクト、Cody Buckelと外野手のJared HoyingがA+からAAに昇格、A+にはミドルインフィルダーのHanser AlbertoとRHPのLuke Jacksonが昇格しています。Buckelは今季A+では75.2イニングで91K/25BBの素晴らしい内容。日曜日のAAデビューが楽しみです。

2012年6月21日木曜日

Game 70,43-27

                    
Source: FanGraphs

2カード連続のスウィーーープ!!

序盤はフラストレイションの溜まる展開も、中盤に逆転してスイスイというここ最近ありがちな試合運びでした。

ダルビッシュは4回まで3四球、4安打と立ち上がりは苦しみましたが、5-8回は被安打1のみ、無四球で6K。8回の三者三振は圧巻で、特にCameron Maybinを三振に取ったスライダーは凄まじいキレで「TVゲームピッチ」、「フリスビー」と言われていました。

ここまでの彼のアウティングを見ていて、序盤に苦しみ後半に行くにつれて調子を上げる傾向があるイメージがあったので、少ないサンプルではありますが今日の試合前までのイニングごとのスプリットを確認してみました。

SplitGIPERAPAABRH2B3BHRBBSOSO/BBBAOBPSLGTBGDPHBPBAbiptOPS+sOPS+
1st inning1313.04.8561517121109151.67.235.344.2941500.3248173
2nd inning1313.00.6953492103003165.33.204.264.2651311.3035055
3rd inning1313.06.23605111151027131.86.294.383.4312221.351130124
4th inning1313.05.54604781121211111.00.234.383.4472111.257134125
5th inning1212.01.50484228501691.50.190.292.3811620.2199086
6th inning119.02.004234381016111.83.235.381.3531212.31810898
7th inning64.25.79252227101393.00.318.400.5001100.500154156
8th inning32.20.0010901000144.00.111.200.111100.200-11-7
9th inning10.10.00220100000.500.500.500100.500183198
Innings 1-31339.03.92174151203751219442.32.245.333.3315032.3278885
Innings 4-61334.03.18150123132781423311.35.220.353.3984943.258112104
Innings 7-967.23.523733291014133.25.273.351.3941300.421110116
Generated 6/21/2012.

打順が下位に回る2回は抑えていますが、あとはどのイニングも制球に苦しんでいますね。被打率は悪くないだけにこの点を改善できれば本当に支配的なエースになれるんですが。

攻撃面では初回にハミルトンのライナーがサードの正面をついてアウト、3回のIan Kinslerの当たりもセカンドのAlexi Amaristaに好捕されてダブルプレーと不運が重なります。しかし、5回まで60球で無失点と好投していたパドレス先発Anthony Bassが右肩の痛みを訴えて降板するとDale Thayer,Alex Hinshaw,Brad Boxbergerのパドレスリリーバー陣から2点を奪って逆転。7回にも1アウトからKinslerが四球で出塁すると2盗、3盗を続けざまに決めMichael Youngの #LeadershipSacFly で生還し追加点を挙げます。最後はJoe Nathanがシングル1本を許すもきっちり締めました。


これでレンジャーズは過去10試合で9勝1敗、今日ドジャースが敗れたためMLBでベスト勝率に返り咲きました。1日オフを挟んで金曜はいよいよRoy Oswaltのレンジャーデビューです。

2012年6月20日水曜日

Game 68,41-27

                     
Source: FanGraphs

4連勝で貯金は今季最多の14に。

Matt Harrisonは過去2試合程の調子ではなく、ランナーをためる場面も散見されましたが、6IPを1失点に抑えるアウティング。4K/2BBと三振はそんなに奪わず、四球も少ない点はいつもどおりでした。

打線は初回ツーアウト満塁からDavid Murphyのタイムリーで取った2点のみ。Padresの先発Jason Marquisは移籍後2試合好投していたので多少は予想できましたが、本当に抑えられるとは。

Josh Hamiltonは未だにウィルス感染症から戻ってこれず、今日はLeonys Martinが今季2度目のスタメン。そのLeonys、1回裏1アウト満塁の場面でセンターから好返球で3塁ランナーのタッチアップを阻止。2回は先頭打者として2塁打を放つなどいい印象も与えましたが、レフトに移った8回の守備では打球を読み違えて危うく頭を越されるシーンも。彼はCFに固定するべきだと思いますね。

Harrisonが6イニングで降板した後はMark Lowe-Mike Adams-Joe Nathanと継投しましたが、この3人の中で1番よかったのは3者凡退に抑えたLowe。Adams、Nathanはともに2人のランナーを許してちょっとヒヤヒヤしました。でもNathanはこれで通算SV成功率でMo Riveraを抜いてMLB歴代トップに。

そして今日の試合の最大のハイライトは8回裏。ピッチングコーチのMike Madduxがマウンドに行った場面で実況のDave Barnettが突然意味不明なことを口走り始めます。「勝ち越しのランナーが5塁に。」???。地元メディアでは偏頭痛の発作に襲われた、という意見らしいですが、大事に至らないことを願います。健康には気を付けてね、Dave。

2012年6月16日土曜日

Game 65,38-27

                    
Source: FanGraphs

ローンスターシリーズの2ndラウンド。

試合前にJosh Hamiltonがウィルス性の胃炎で緊急入院し、AAAからLeonys Martinを呼ぶというアクシデントもありました。

ダルビッシュは久々にエレクトリックでしたね。初回に2アウトからLowrieに四球を与えたときは今日も悪いパターンかと思いましたが、続くJ.D Martinezを三振に。2回も2アウトから連打を許しますがJason Castroをセンターフライにに討ち取って無失点に抑えます。3回も先頭のJose Altveに四球→盗塁→サードゴロで三進後にLowrieにタイムリーを打たれましたが、ここでMartinezを6-4-3に打ち取ったのは大きかったです。

このあとは安定してきて、4-8回に対戦した打者18人中7人から三振を奪い四球はゼロで被安打は4でした。捉えられたのはJustin MaxwellのHRくらいでしょう。後半5イニングだけ見れば十分エースのピッチングに見えました。

打線は序盤は最近恒例化しているLOBの山を築きますが、5回に1アウトからIan Kinslerがアストロズの3B、Chris Johnsonのエラーで出塁すると続くElvis Andrusが死球、さらにMichael Young以下5連打で5点を取って逆転。このイニング、一番よかった当たりは3アウト目となったMartinのファーストライナーで5安打中2本は見事なポテンヒットと若干幸運だった感も否めませんが。

さらに8回にはMitch Morelandのアッパーデックに飛び込む特大のソロHRでダメ押し。9回はJoe Nathanが1安打を許したもののきっちり抑えました。

明日はレンジャーズが誇るRHPプロスペクト達の一人、Justin Grimmのデビュー戦です。私がダルビッシュと同じかそれ以上に注目しているピッチャー。AAから飛び級昇格した彼がどんなピッチングを見せるのか非常に楽しみです。

2012年6月15日金曜日

Underwolf - 無名校の快進撃


メジャーリーグのシーズンも中盤、インターリーグ真っ盛りという時期ですが、今週末は大学野球のクライマックス、カレッジワールドシリーズ(CWS)がオマハで開催されます。

アメリカではカレッジベースボールはフットボールやバスケットボールに比べるとイマイチ人気がないのですが、流石にこの大会はESPNが2つのメインチャンネルで放送し、それなりの盛り上がりを見せます。

そこに、今年は例年以上に注目を集めるあるストーリーが。

それはStony Brook大の快進撃。この大学、1995年まではDivision III(3部リーグ)に所属しており、D-I(1部リーグ)に上がったのも2000年と歴史と伝統のある大学に比べればまだまだ歴史の浅い無名校も同然でした。今季開幕前もほぼ誰も注目しておらず、僅かに"Baseball America"誌の編集員たちがダークホースとして名を挙げているくらいでした。

それがレギュラーシーズンで好成績を残して、64チームで行われるトーナメント「リージョナル」に最下位シードで選出。さらにそこでも勝ち抜き、CWS進出への最終関門でbest-of-3(2戦先勝)の「スーパーリージョナル」へ進出します。

ルイジアナ州立大(LSU)とのスーパーリージョナル、雨で2日に渡った初戦は惜しくも4-5で落としたものの、2戦目はエースのTyler Johnsonが今季ドラフト全体4位のKevin Gausmanとの見事な投げ合いを完投で制して3-1の勝利、そしてもはや全米の注目の的となった第3戦。攻撃では15安打で7点を取り、守ってはFrankie Vanderka投手がこちらもLSUを3安打2失点に抑える完投と堂々たる戦いで完全に格上のLSUに対して見事なアップセットを演じ、チーム史上初のCWS進出を決めました。

このStony Brook、先日のドラフトでパドレスから全体44位で指名された俊足好打のセンター、Travis Jankowskiを筆頭にPat Cantwell(C,レンジャーズ3巡目)、Maxx Tissenbaum(2B,パドレス11巡目)、Willie Carmona(3B,フィリーズ11巡目),James Campbell(RHP,ドジャース12巡目)、Jasvir Rakkar(RHP,カブス26巡目)、そしてエースのJohnson(A's33巡目)と7人のドラフトピックを抱えているのでプロスペクト好きな人はチェックして損はないはず。

CWSは日本時間16日の朝6時、そのStony BrookとUCLAの試合で幕を開けます。野球好きの皆さんは是非このアンダードッグ、いやチーム名Seawolvesを文字ってアンダーウルフの戦いの行方にも注目してみてください。さもないと今野球界で一番熱いストーリーを見逃すことになりますよ。

ロースタームーブ:Justin Grimm昇格、上原がDLへ等


マジかよ。Alexi OgandoのDL入りにより未定になっていた16日土曜日(日本時間17日)の先発投手ですが、先ほどチームからJustin GrimmをAAから昇格させる、という発表がありました。また、それに伴いほかにもいくつか動きがあるようです。
 40人ロースターに入っていないGrimmのスポットを開けるためにFelizを60人DLに移し、同様に25人ロースターのスポットを開けるために上原を15日DLに。さらに、Grimm昇格で空いたAAのロースターを埋めるためにA+からNick Tepesch(RHP)が昇格しています。

まずGrimmがどういう投手かさらっと紹介。2010年のドラフト5巡目でジョージア大から入団したRHPで、レパートリーは90マイル台中盤の速球にカーブとチェンジアップ。プロ1年目の2011年はクラスAとアドバンスドAで計140.2イニングで3.39 ERA,127K/48BBでした。そして今年はここまで77イニングで1.87 ERA,67K/14BBと抜群のコマンドを見せています。

上原については、本人も「たいしたことない」と言っているように、ロースタースポットを空けるためのDL入りで、チーム状況がこんなことになっていなかったらそのままロースターに残っていたでしょう。

そしてFelizですが、今回のムーブで少なくとも7月18日までは試合に出れないことになります。

うーん、確かにGrimmがメジャーレベルでどれだけやれるかを見るのは非常に楽しみではあります。でもそのためにブルペンを薄くするのはな...。ここでDLに入れるならMark Loweのほうがいいのですが、恐らく「浩治がちょっと張りがあるって言ってるからLoweじゃなくて浩治にするか」という感じだと思います。

とにかく、今はGrimmの好投に期待するのみです。

Game 63,37-26

                    
Source: FanGraphs

ピッチングデュエル。Matt Harrison,Wade Mileyの2人のレフティがともに見事なピッチングを見せ、29分間の雨天中断を除けば2時間12分というスピードゲームでした。

Harrisonは7.1IPを0R,6H,3K,2BB、ゲームスコアは67、MileyははHarrisonよりさらにいい内容で7.1IP,1R,3H,8K,1BBでゲームスコアは76でした。

8回、Harrisonは1アウトからWillie Bloomquistにダブルを打たれたところで降板します。ここでマウンドに上がったMike AdamsがArron Hillをセンターフライ、Justin Uptonをキレキレのスライダーで三振に仕留めてピンチを脱します。対してその裏、Mileyも先頭のMike Napoliに四球、送りバントと三振で2アウト2塁となったところでマウンドをDavid Hernandezに譲ります。ここで打席に入ったのは最近絶好調のCraig "Kitten Face" Gentry。その期待にこたえ、三塁手Ryan Robertsのグラブを弾くレフト前シングルでついに均衡を破ります。にゃーおにゃーおにゃーお。


9回表はJoe Nathanが3人で締めてシリーズを取るとともにこれで3連勝。

この日終了時でHarrisonとMileyはともに1.9 fWAR。これはClayton Kershaw,Madison Bumgarner,Cole HamelsといったスターLHPよりもいい数字です。まあ、Mileyのほうは2.39 EARに対して3.03FIP(これもいい数字ですが)とややオーバーパフォーミングですが、Harrisonは3.54-3.62とほぼ同じ数字。レンジャーズのSP陣ではベストの成績を残しています。

さて、Jays戦以来のスウィープがかかるシリーズ3試合目ですが、先発はScott Feldman...。この前のようなアウティングをしてくれればいいのですが。Dバックス先発のDaniel Hudsonも今季不調気味なので打線の爆発に期待、ですかね。

2012年6月10日日曜日

Game 59,34-25

                     
Source: FanGraphs

ええ、確かに貧打で有名なジャイアンツですよ。しかもそこからBuster Posey,Melkey Cabreraというベストヒッター2人がお休みでしたよ。それでもMatt Harrisonのキャリア3度目の完封は価値あるものでしたし、何より見ごたえがありました。

初回にいきなりIan Kinslerの先頭打者HRで先制。彼は2008年以降このカテゴリーではメジャートップだそうで。

いきなり援護をもらったHarrisonは終始安定していました。ピンチらしいピンチもなく9イニングを散発の5安打、4K、0BBでジャイアンツをシャットアウト。111球中77球がストライクで、ゴロ―フライの比率は22-5とプレミアムなアウティングでした。

打線では8番に座ったCraig "Kitten Face" Gentryがもちろんこちらもキャリア初となる5打数5安打。私のTwitterのタイムラインには"#YuIsMyHomeboy"タグにかけて"GentryIsMyHousecat"タグが溢れていました(笑)。にゃーお。

そして5回にはJosh Hamiltonが9試合ぶり、6月初となる22号HRをセンターにぶち込みます。それでも今月は34打数6安打と"オフ"の状態。彼が5月前半の状態とまでは言いませんが、復調してくれれば同じく不調のチームにとっても大きいのですが。

2012年6月6日水曜日

Game 55,32-23

                   
Source: FanGraphs

Craig Gentry:右投手。イージーでリラックスなフォームから投げる速球は87マイル程度で非常にフラット。コマンドはお粗末。

この試合の最大の収穫はKitten FaceことGentryのピッチングを観れたことでしょうか。何せ野手のピッチングには目がないんで。少なくとも、Scott Feldmanよりはいい数字を残せそうでした。

打線もA'sのJarrod Parkerの前に8回1アウトまでノーヒットに抑えられる始末。9回にNapoliがソロHRを打ったおかげで「今季まだシャットアウトされていない」という記録は継続しました。

Feldmanは...もう言葉も出ないです。彼がローテーションにいることでモップアップのポジションが空いてしまったためブルペンを酷使せざるを得ないという悪循環も続いていますし。

個人的にはこの日も好投したRobbieを先発にしてFeldmanをモップアップに戻し、空いてしまったLHPリリーバーのスポットは建山を落としてAAAからだれか、第一候補としてはMichael Kirkmanでしょうか、を挙げるというオプションが望ましいです。

レンジャーズのドラフトピックレビュー:Day 1

1順目29位:Lewis Brinson,右投右打,OF



才能先行型の選手。タレントの質だけなら全体1位クラスというスカウトもいるほどだが、非常にリスキー。Greg Golsonや2010年のレンジャーズの2巡目、Jordan Akinsに近い気がする。上手く育てられればいいのだが。すでに契約合意間近とこちらの面では心配はいらない模様。

1順目補完39位:Joey Gallo,右投左打,CI/OF/RHP
  
          

今ドラフトの中でもパワーポテンシャルは1,2を争う選手。こちらも天井に期待しての指名。パワーは20-80で70かそれ以上との声もある。肩も非常に強く、打者として成功できなかった場合は投手に転向というオプションもある。

1巡目補完53位:Colin Wiles,右投右打,RHP

Baseball America誌のランキングで全体268位と、オーバーピックどころではない指名。1順目では断トツで最悪だろう。速球は80後半、最速90マイルで、変化球はカーブとチェンジアップがある。一応それなりに天井はある模様。

総評:

ここ2年、レンジャーズは最初のピックで素質先行型の高校生を指名する傾向がありましたが、今年もそれに倣った形。Brnsonも可能性は面白い選手ですが、個人的には29では高校生のピッチャー、具体的にはZach EflinかMatt Smoralに行ってほしかったです。Galloは今年の高校生野手の中ではトップクラスの評価なので納得はできますが、ボーナスの要求が高いと言われています。その資金を捻出するために53位のピックを犠牲にした形ですし。もしGalloとの契約に失敗したら1順目でハイリスクな高校生OFと8巡目以下の評価のHSピッチャーしか残らないことになります。まあ、レンジャーズは近年2日目以降の指名で堅実なピック、特に右投手を連発しているのでそこに期待するしかありません。

2012年6月1日金曜日

2012 Game 51,31-20

                    
Source: FanGraphs

はい、なんですかこれは。

前回は散発して好投したHollandですが、自慢のstache(口髭)を剃って臨んだ昨日の登板は見るも無残でした。初回、マリナーズを三者凡退で退けたときはいいかなと思ったんですが...。試合全体で見てもよかったのはここまで。あとは約3時間半のスナフフィルムを見せつけられているようなものでした。それ以上書くことはないです。

あ、一つ言わせてもらえばブルペン。現状Neftali Felizの故障にともないロングマンのScott Feldmanがローテ入りしている関係で、あんな試合展開でもNathan以外の全員をつぎ込まざるを得ませんでした。チームの一番の問題はここだと思います。Oswaltも準備がかかるまであと1か月ほどかかるし....。個人的には1.Robbie Rossを先発として起用しFeldmanをブルペンに戻す、2.建山をオプションしてAAからJake Brighamを昇格させる、のどちらかが望ましいです。

1日オフを置いて金曜からはアウェーでの宿敵エンゼルス戦。彼らは最近調子を上げているようですが、ここは最低でも勝ち越して潰しておきたいところ。