2012年4月29日日曜日

ゲームレビュー 2012 Game 21,16-5

                     
Source: FanGraphs

今季ここまでのColby Lewisはまるでマシンのようですね。毎試合必ず被弾しながらも試合を作っています。今日は開幕戦の初回以来のを含む3四球を与えましたが6イニングをMatt JoyceのHRによる1失点だけ、3安打に抑えて5Kを奪いました。ここまで5試合すべてQSを記録しています。

ブルペンもOgandoが相変わらずの無双っぷりで、今日も7回を3者凡退に抑えました。このイニングは珍しくレフトのDavid Murphyが連続で好プレーを見せる場面も。8回のAdamsも1失点こそしましたが特に問題はなし。そして9回の浩治。先頭のJoyceは一瞬ひやりとする打球だったもののライトフライ。残る2人は危なげなくセカンドゴロ、三振に抑えて3者凡退で試合を締めくくりました。昨日も書きましたが、彼はここのところいいアウティングが続いてますね。このピッチングを続けてくれるとブルペンのAチームに厚みが増して本当に助かります。ちなみにレンジャーズのブルペンは21試合を終えた時点で2.59 FIPと2位のナショナルズの2.92を引き離して断トツのメジャートップです。

打線のほうは初回からJoshの2点タイムリーで先制。その後5回までこう着状態が続きますが、6回にNellyのショートゴロをレイズのショートEliot Johnsonがエラーして1点、7回にはキャッチャーのJose Molinaの3塁への牽制が逸れている間にMorelandが還って4-1、さらにはHamiltonを敬遠後にBeltreが3ランを放って試合を決めるなど、相手のミスに付け込んで点を奪いました。

ここまで21試合で16勝と心配になるほどのペースで勝ちまくっています。レギュラーシーズンでは昨年8月23-25日にレッドソックスに3連敗を喫したのを最後に連敗がありません。下馬評ではライバルとされていたエンゼルスに目下9ゲーム差を付けるなど最高のスタートを切っています。

2012年4月28日土曜日

ゲームレビュー 2012 Game 20,15-5

                   
Source: FanGraphs

重要な場面でのミスとツキのなさで自滅した、そんな印象の試合でした。

まずは初回、先発のMatt Harrisonが先頭のDesmond Jenningsにレフト前ヒットを打たれます。つづくCarlos Penaはセカンドへのゴロでダブルプレーかと思われましたが、Kinslerがこれをファンブル。2アウトランナーなしのはずがノーアウト1,2塁となったところでEvan Longoriaに被弾。さらにB.J Uptonのシングルで1点を追加され一気に決められそうな雰囲気も流れますが、ここはUptonの拙い走塁(Murphyの攻守ともいう)もあって4点に抑えます。

1回裏、レンジャーズはKinslerがダブルで出塁、2番のAndrusも安打で続きますがすぐに牽制死。次のHamiltonがショートへのゴロだったので結果は同じ(ダブルプレーになっていた)という声もあるようですが、Andrusが牽制死してなかったら違う流れだったかもしれません。初回のShieldsはイマイチ安定してないように見えたので、ここでとらえきれなかったのは痛かった。

最大のミスは8回裏でしょう。Mitch Morelandがサード後方へフライを打ち上げて2アウトかと思われますが、これをLongoriaが落球。1アウト満塁でバッターはKinslerという4点差あったものの絶好のチャンスに。しかし、2-2からの捕逸でサードランナーのNelson Cruzがだいぶ躊躇した末にホームに突入し案の定アウトになってしまいます。このプレーでレンジャーズの勝利確率は16.7%→6.4%と10.3%のダウン。これが今日のレンジャーズの攻撃面では最悪のプレーでした。

もちろんHarrisonが5イニングで7失点と崩れたのが最大の敗因でしょう。1試合で14被安打は1991年のOil Can Boyd、1996年のBobby Wittと並んでチーム史上ワーストでした。しかし、彼の今日の試合でのBABIPは.542。かなり不運だったともいえます。

好材料は浩治がまたしてもHRを打たれずに1イニングをピシャリと抑えたことでしょうか。しかも珍しく今日は3人の打者をいずれもゴロアウトに打ち取りました。彼が復調してくれるならブルペンに厚みが増してAdams、Ogandoらの酷使を避けられるでしょう。

2012年4月25日水曜日

Report From Texas:ダルビッシュ、君は凄いよ


ヤンキースのラインナップは悪くはないどころか素晴らしいものだ。レンジャーズ程ではないにせよ、全盛期を迎えている打者が何人もいるし、Curtis Granderson、Alex Rodriguez、Robinson Cano、Mark Teixeiraといった面々が続く打線は驚異的なものだ。Derek JeterとNick Swisherだって気が抜ける存在ではない。ダルビッシュが今夜ヤンキース相手に成し遂げた仕事はちょっとやそっとのものではないのだ。

今夜の試合での注目ポイントはいくつかあったが、そのすべてはダルビッシュに関するものだ。

ダルビッシュは今シーズン最多の10三振を奪い(これまでの最多は5)、与えた四球は今シーズン最少だった(これまでの最少は4)。10個中8個の三振は左打者からで(Granderson、Swisher、Raul Ibanezから2個ずつ、Eric ChavezとTeixeiraから1個ずつ)、残る2つはA-RodとJeterからだった。4つをスライダーで奪い、3つはカッターで、カーブ、スプリッター、そして伸びのある2シームで奪ったものが1つずつあった。ダルビッシュの多彩な変化球については度々耳にしているだろうが、今夜我々は彼がそのすべてを自由自在に操る姿を見ることができたのである。

ダルビッシュの球速は今夜の試合で新たな次元に達した。彼は今シーズン初めて97マイル(約156㎞)を叩き出したのだ。ストライクゾーンからは外れていたが、彼は力を入れて投げればそのくらいの球速に達することを証明して見せた。今日の試合でダルビッシュは119球を投げたが、球速は最後まで衰えなかった。彼の112球目は96マイル(約154.5㎞)だったが、これは今夜2番目の速さだった。下のグラフはbrooksbaseball.netによるダルビッシュの全投球ごとの球速を記録したものである。


ヤンキース打線は合計15回の空振りを喫し、9回は3ストライク目だった。その全てはここで確認することができる。これらの空振りの殆どにおいてヤンキースの各打者はコンタクトに苦しみ、とくにA-Rodはその素晴らしいキャリアの中でも最悪の部類に入るであろう姿を晒していた。

もう一度言うが、ダルビッシュはマウンドで粘り強さを発揮した。とくにピンチの場面では。3回表、ヤンキースはノーアウト満塁でGrandersonが打席に立った。ダルビッシュはこの局面でGrandersonを2-2から見逃し三振に仕留めた(この時、審判の判定はとてもダルビッシュ寄りだった-下のチャートで3つ目のストライクがどのコースだったかを確認してほしい)。



このあと、A-Rodが注文通りのゴロを三塁手のAdrian Beltreの正面に打ち、Beltreはサードベースを踏んから1塁に送球してダブルプレーが完成させてこのピンチを脱した。ダルビッシュは今シーズンここまで毎回今夜のようなピッチングをしているわけではないが、このようにピンチでのダメージを最小限に抑える術を見せている。

今夜の試合でダルビッシュのパフォーマンス以上のものはなかった。FanGraphsによれば、今夜のダルビッシュのWPA(Win Probability Added、選手個人のチームへの貢献を具体的な数字で表したもの。詳しくはこちらを参照していただきたい)は54.1%だった。これは残りのレンジャーズ全員合計の貢献が-4.1%、つまり足を引っ張っていたことを意味する。ダルビッシュ以外でチームの勝利に貢献した大きなプレーは2つ、Ian Kinslerの先頭打者HRとJoe Nathanが1球でダプルプレーに仕留めた場面だけだ。

これはダルビッシュのメジャー初先発ではなかったのである種の伝説として語られることはないかもしれない。だが、今夜の特別なゲームはレンジャーズの球団史に刻まれるに違いない。特に、ダルビッシュが今後のキャリアで今夜見せたような活躍を続けたときは。

By Peter Ellwood/ShutDownInning.元記事はこちら

2012年4月24日火曜日

ゲームレビュー2012 Game 14,15,16,13-3

                   
Source: FanGraphs
                 
                   
Source: FanGraphs

                   
Source: FanGraphs

デトロイトでの4連戦の2-4試合目のレビューをまとめて。

金曜日の試合が雨で流れてダブルヘッダーとなった土曜日の第一試合は初回に8点を取って早々に試合を決めてしまうチートっぷり。先発のMatt Harrisonがまたしても7.2イニング、3R、6H、6K、0BBの好投。それでもERAは0.64→1.66に跳ね上がってしまいましたが(笑)

第二試合はJustin VerlanderとNeftali Felizの投手戦。Neftaliは最初の9人の打者をすべて凡退させたものの、4回に突如乱れて3点を失います。ただそれ以降、特に6-8回は問題なく抑えて今季レンジャーズの先発ローテでは最長タイとなる8IPで3ER、3H、6K、4BBというピッチング。打線もVerlanderに対して粘り6回で降板させますがリリーフ陣から1点しか奪えずに連勝は8でストップ。

そして日曜日は初回に今季はここまでLHPもデイゲームも関係なく打ちまくっているJosh HamiltonがHRで先制。3回裏に先頭のRamon Santiagoにトリプルを打たれ、ワイルドピッチで同点に。6回裏に相性の悪いBrennan BoeschのHRで逆転を喰らってしまいます。レギュラーシーズンでは昨年8月以来の2連敗も覚悟し始めた8回、やっぱりこの男Hamiltonが犠牲フライで同点に。試合は延長に入りレンジャーズは11回表にノーアウト満塁のチャンスを作ります。ここでAlberto Gonzalezが初球をスクイズ。打球はリプレイで見る限りは明らかにGonzalezの膝に当たっていましたが、審判はフェアと判断しオールセーフで勝ち越し。まあ、誤審はお互い様なのでありがとうと言っておきます。とかいってレンジャーズが被害をこうむった時は滅茶苦茶文句を垂れますけど(笑)。しかし、そのあとMitch Morelandのダブルプレーなどで1点も取れなかったのはちょっとなあ...。最後は1点差でNathanというちょっと不安な場面でしたがクリーンに三者凡退に打ち取って逃げ切りました。この試合で勝利投手となったRobbie Rossはメジャー通算5登板で3勝とラッキーボーイ的存在になっています。


2012年4月21日土曜日

ゲームレビュー 2012 Game 13,11-2

                     
Source: FanGraphs

何も言わなくていいでしょう。最高に近いチームが最高に近いベースボールをしてます。

ダルビッシュは5四球とまたもコマンドに苦しんでいました。ただ、ゲームスコアは34→45→65と登板ごとによくなっています。7回のKinslerのエラーですが、彼はああいう場面でああいうミスをやらかす人なんで...。本来は守備はMLBでトップを争うレベルの上手さですから大目に見てやってください。

それから打線は残塁が多かったものの、それでも10点も取れるので文句ないです。Napはここ4試合で5HRと完全に「入って」ますね。

今日は4連戦の2戦目。ERA 0.64で目下ALトップのMatt HarrisonとRick Porcelloが先発です。

2012年4月20日金曜日

Report From Texas:ダルビッシュ好投


ダルビッシュ有がメジャーリーグでのキャリアをスタートさせるにあたってこれ以上のチームはないだろう。彼はテキサス・レンジャーズでいきなりエースの重荷を負うことなく、3-4番手でゆっくりとアメリカの野球に適応することができるからだ。

ダルビッシュは1球ごとにメジャーリーグに適応しつつある。今日の試合では速球を狙ったスポットに投げることに重点を置いていた。最初の数イニングは変化球も少し混ぜながら主に速球を投じ、球数こそは多かったもののダメージは最小限に抑えた。最初の4イニングは四球で何人かランナーを出したものの、失点はわずか1だった。

面白いのは5回以降、彼がワインドアップを捨ててセットポジションのみに絞ったことだ。突如として投球が低めに集まり始め、速球はよりストライクゾーンに入るようになり、セットポジションから投げることによって彼はより楽に投げているように見え、相手打者を連続で打ち取り始めた。Delmon Youngへの四球によってこの連続記録は8人で途切れたが、ワイルドなプレー - 投球が逸れ、キャッチャーのYorvit Torrealbaがボールを見つけるのに手こずってる間にYoungは一気に3塁を陥れようとしたが、ようやくボールを見つけたTorrealbaが間一髪で彼を刺した - によって6回も切り抜ける。

ダルビッシュは7回もマウンドに立ち先頭のAlex Avilaに四球を与え、続くDon Kellyには完璧なダブルプレーコースの打球を打たせたが、2塁手のIan Kinslerがこれをお手玉してしまいランナーは全員セーフとなる。ダルビッシュは次のJohnny Peraltaをキレのあるカーブで三振に打ち取った。ゲームで最も重要な場面でこんな緩い球を投げられる度胸には感心する。

打線は序盤に10安打で2点のみとあと一本が出ずになかなかゲームを決定づけられずにいたが、5回にノーヒットで2点を取り4-1とリードを広げた。野球とはなんと奇妙なゲームなのだろうか。

そしてその打線は4試合連続で8回に爆発する。Michael Youngがシングル、Nelson Cruzがダブル、Mike Napoliが敬遠、Torrealbがダブル、Kinslerにもダブル、そしてElvis Andrusはシングルと典型的なビッグイニングで5点も取った。どこからでも点が取れる彼らはまるで殺人打線だ。

Robbie Rossは今季初失点を許すなど調子が良くなかったが、あとを受けたScott FeldmanがPeraltaをサードゴロに打ち取ってピンチを凌いだ。Scooter(注:Feldmanのニックネーム)は9回も投げ、10-3のゲームを締めくくった。最終的にレンジャーズは19安打を放って5安打のタイガースを圧倒したが、オフェンスにおいてリーグで最大のライバルを寄せ付けなかったのは大きな意味があるだろう。

チームは昨年よりも素晴らしいスタートを切った。これはチームで最重要なのは健康だということを示している。昨年の同時点でJosh Hamiltonは肩を骨折していて、彼の離脱中チームは勝率.500を割っていた。

このレンジャーズの歴史的なスタートを思い切りエンジョイしよう。こんなにいい状態はシーズン中ずっと続くようなものではないから。

Baseball ProspectusのSam Millerによると"昨シーズン、エンゼルスはレンジャーズに6.5ゲーム差以上つけたことがなかった。レンジャーズはエンゼルスに今日6.5ゲーム差を付けようとしている"とのことだ。(その後エンゼルスが負けたためゲーム差は7まで広がった。)

素晴らしいじゃないか。

By Mike McGehee/ShutDownInning. 元記事はこちら

2012年4月19日木曜日

ゲームレビュー 2012 Game 12,10-2


Source: FanGraphs

2連戦の2試合目。前日と同じように逆転勝ちを決めてレッドソックスをスウィープしました。

レンジャーズの先発はDutch OvenことDerek Holland。2回にKevin Youkilisに2ランを浴びて先制されますが、それ以降は特に危なげなく7イニングを2ER,4H,7K,3BBの好投。

打線のほうはNapoliが昨日の同点弾に引き続き今日は逆転となる2ランを放つなど3安打の活躍でスロースタートから覚醒したようです。

そしてJoshも3安打を放ち開幕から12試合中11試合で安打を記録。さらに今季52打席目で初となる四球も選びました。ただ、ヘッドスライディングは見てて怖いからやめてくれよぉ...。

8回のOgandoは安定の3者凡退で問題なかったのですが、クローザーのJoe Nathanは珍しくBeltreのエラーもあってまたしても失点。最後は相手のエンドランがファーストライナーでダブルプレーとなって締めましたが、まだ見てると怖い。ただ、SSSながら内容悪くないです(7IP,9K/1BB,2.63 FIP)。

チームは開幕12試合で10勝2敗で86年のベストレコードに並びました。といっても、この年は83勝79敗に終わっていますが。明日からはデトロイトでの4連戦。その初戦はダルビッシュが今季3回目の先発します。

2012年4月18日水曜日

ゲームレビュー 2012 Game 11,9-2

                     
Source: FanGraphs

今日は一言で片付けましょう。"LOL Red Sox"と。

いや真面目な話、「Nathanがクローザーじゃ不安だ」とか文句言ってすいませんでした。セットアッパーのERAが49.50に比べれば全然問題ないです。今日のベストtweetはこちら。


レンジャーズの先発、Colby Lewisは立ち上がりこそ不安定でDustin Pedroiaに2ランを浴びたものの、その後は得点を許さず7回2失点、7K/0BBのアウティング。まだまだスモールサンプルサイズ(SSS)ですが、今季3先発でのK/BB 22.0はメジャー全体でトップです。

それ以上に凄まじいのがブルペン全体のK/BBで28.00はこちらも30チーム中トップ。2位のカージナルスが7.40ですからいかにすごいかがわかるでしょう。ブルペンは懸念ポイントでしたが、今のところは逆に強みになっています。

打線もここまでやや湿り気味だったのがウソのような大爆発。Josh Hamiltonは今日も469フィートの特大のHRを含む3安打で開幕11試合中10試合でヒットと絶好調。未だに四球を選んでいない点は褒められませんが、健康に打ち続けてくれる限りは文句は言えません。不調だったNapoliも3安打、2HRと乗ってきたようです。

フェンウェイで18得点はチーム史上最多で、これまでの17点(2008年8月12日、なお試合は19点を取られて負け)を上回りました。

これでチームは11試合を終えて9勝2敗、昨年の開幕11試合と全く同じ結果になっています。

2012年4月17日火曜日

ゲームレビュー 2012 Game 10,8-2

                   
Source: FanGraphs

3連戦の最終戦。8回に鮮やかな逆転劇を演じ、辛くも1点差で逃げ切って3連戦スウィープを決めました。

先発転向後2試合目となるNeftali Felizは3回までパーフェクトに抑える素晴らしい立ち上がり。この最初の3イニングは本当にsolidなピッチングに見えました。4回も1アウトからシングル、四球を許しますがここはダブルプレーで無失点で切り抜けます。しかし5回、前日にウェーバーでクレームされたばかりでこれがツインズでの初ゲームだったClete Thomasに逆転2ラン。Thomasは前の打席でもウォーニングトラックまで飛ばされていました。6回も先頭のDenard Spanにトリプル、続くJamey CarrolにRBIシングル、そしてJoe Mauerに死球を与えたところで降板。今季レンジャーズの先発投手としては最短となる5.0IP,5H,3R,3K,2BB,のアウティングでした。まだ2度の先発ですが、今季ここまでのファストボールの平均球速が通算96.9MPHに比べて94.2MPHと遅くなっています。また、スライダーを投げる割合が15%→20%、チェンジアップが6%→23%、そしてシンカーが1%→8%と変化球の割合が増えていますね。そのおかげか三振はあまり奪えていませんが、彼にはこんな抑えたピッチングはしてほしくないです。

Neftaliの後を受けて登板したのは前日に引き続きRobbie Ross。彼はこのイニングの残りを2Kを含む3者凡退、続く7回もシングル1本のみに抑えます。このピッチングを観てるともう少し重要な場面で使ってもいい気もしますね。8回表にレンジャーズがAndrusのRBIトリプル、Hamiltonの449フィートのモンスター2ランHRで逆転したためRossは前日のメジャー初勝利から24時間後に2勝目をゲットしました。

8回に登板したAdamsは危なげないアウティングだったものの、開幕10試合で7試合目の登板。彼を酷使しないためにも打線にはもう少し点を取ってほしいなぁ。

9回はNathanが三者凡退の今季ベストピッチングでツインズとの3連戦スウィープを決めました。Neftaliが3点目を取られた直後は「今日は負けたな」というムードも漂っていましたが、開幕10試合を8勝2敗で断トツの首位、9勝1敗だった2011年と勝率の上ではほとんど変わらない戦い推しています。

1日のオフを挟んで明日からはボストンでの3連戦。ここまではやや易しい相手が続きましたが、今季初めてのタフな相手との試合になります。といってもレッドソックスも今季もあまりいいスタートは切れていませんが。初戦はColby LewisとJohn Lesterのマッチアップです。

2012年4月16日月曜日

ゲームレビュー 2012 Game 9,7-2

                    
Source: FanGraphs

ダルビッシュの2度目の先発。

初回のレンジャーズは2アウト1,2塁までいきますが無得点。その裏のダルビッシュはJoe Mauerにシングルを打たれるものの無失点で切り抜けます。

2回表は先頭のNellyが前回のダル登板時の3ラン以来のヒットとなるダブルを右中間に放ちノーアウト2塁。Murohyのファーストゴロで3進し、Napoliの犠牲フライで先制。その裏、2アウト1,3塁からサードへのライナーでイニングが終了したかに見えましたが、Michael Youngがグラブからこぼし(#PADMY)、2塁への送球も間に合わず同点に追いつかれます。

しかしレンジャーズはすぐにHamiltonの特大の一発(#Hambone)で勝ち越し。デイゲームが得意ではないHamiltonですが、この日は相手先発Nick Blackburnに対する相性の良さ(この試合を含めて17打数10安打、3二塁打、2HR、1四球)が上回りました。しかしこのときのFoxの実況のやる気のなさと言ったら...全国放送時のアナウンサーはどうも好きになれません。Josh Lewin,please come baaaaack!!

6回裏、ダルは先頭にシングル、ワイルドピッチでノーアウト2塁。続く2人は打ち取り2アウトとしますがDenard Spanにダブルを打たれて同点、さらに死球、四球と続いたところでこの日のアウティングは終了。

ダルの後を受けて登板したのはRobbie Ross。いきなり2アウト満塁とメジャー2回目の登板にしては少しタフな場面でしたが、Justin Morneauをサードへのファウルフライに打ち取ってピンチを脱します。

そして7回、レンジャーズはBeltre、MYの連続タイムリーが出てまたも勝ち越し。Rossは7回裏に1アウトを取ったところで交代し、後を受けたOgandoが残る2人をピシャリ。

8回はAdamsが1安打を打たれるものの無失点に。2アウト2塁から抜ければ1点差だった打球をダイビングで止めたKinslerのプレイは素晴らしい!の一言でした。そして9回はレンジャーズが2点を追加したためnon-save-situationとなったものNathanが古巣凱旋登板。先頭からシングル、ダブルを打たれてまたしてもレンジャーネイションの肝を冷やしつつ、残りの3人を打ち取って試合を締めました。

ダルは初登板よりもやや安定して見えましたが、9本中7本のヒットを打たれた左打者対策が課題かな。102球中60球がストライク、空振りを奪ったのは6球で前回と同じ5.2イニングのアウティングでした。

Robbie Rossがメジャー初勝利。また、やや湿り気味の打線も繋がり始めるなど良い兆候がみられました。

Notes:

元レンジャーズのトッププロスペクトでパドレスのJoe Wielandがドジャース戦でメジャー初登板。先発で5イニングを6H,6R(6ER),1BB,2K、Matt Kempに2本、Andre Ethierに1本の計3本のHRを浴びるなどほろ苦いデビュー戦でしたが、コマンド、変化球は評判通りsolidなものがありました。ただ、ちょっとメジャーでもトップクラスの怪物の1人を抑えるには強さが足りなかったかな。次回以降も注目していきたいです。

2012年4月14日土曜日

ゲームレビュー 2012 Game 8,6-2

                  
Source: FanGraphs

今季初となるアウェーでのゲームは開場してからの過去2年間で1勝9敗、34得点-60失点とめっぽう相性が悪いターゲットフィールドでの試合。

初回のレンジャーズはElvis Andrusの2塁打が出ますが無得点、1回裏のMatt Harrison(Harry)は1アウトからのNelly,Kinslerの連続ファインプレーもあって三者凡退に。2回表は三人で攻撃を終えたレンジャーズ、その裏に1アウト1,3塁からDanny Valenciaの犠牲フライで先制されます。

4回表、レンジャーズは先頭のAndrusからHamilton、Beltre、MYの4連打で逆転。さらにつづくNellyのセカンドゴロをツインズの2B、Luke Hughesのエラーしてノーアウト満塁。大量得点を期待しましたが、ここはDavid Murphyの犠牲フライによる1点だけ。

試合はそのまま動かず、7回表にKinslerがリーグトップタイとなる4号ソロHRを放って試合を決定的なものにします。最後は8回まで投げたHarryの後を受けたOgandoが先頭から死球、安打と2人の出塁を許しますが最後は代打のSean Burroughs(彼がツインズにいたことを知りませんでした)を三振に打ち取って何とか締めくくりシリーズの初戦を取りました。

Harryは今季レンジャーズの先発陣では最長となる8イニングを投げ7安打、1ER、4K/2BB、投球数112のうち74がストライクの快投。ゴロアウト-フライアウトの比率が14-2、ダプルプレー2つも記録するいかにも彼らしいピッチングでした。

今季ここまで3安打だけだったElvisは今日だけで3安打を放ちシーズン安打数を倍増。Napoliにもようやく2本目のヒットが出ました。あとは...Nellyがまた無安打だったのがちょっと心配だなぁ。

MYは6回に先頭で放ったシングルで通算3074塁打目を記録。Juan Gonzalezを抜いて球団歴代1位になりました。

明日はダルビッシュが2回目の先発。ツインズはBlackburnというマッチアップです。

2012年4月13日金曜日

ゲームレビュー 2012 Game 7,5-2

                  
Source: FanGraphs

Derek Hollandは素晴らしいピッチング。7.1イニングを5安打、2ER、8K/0BBという内容で今季初勝利を上げました。8回1アウトから後を受けた浩治もAlex Liddiをセンターフライ、イチローをライトフライに抑えます。これでようやく本来のアウティングに戻りつつある感じがしますね。Nathanのデイオフにともない9回はAdamsが1失点こそしたものの締めくくってシリーズを3-1で勝ち越しました。Dallas Morning NewsのEvan Grant記者によれば、Adamsは今シーズンの総投球数64球のうち53球がストライクとのこと。

打線は1番のKinsler、Andrusの休養で2番に座ったMichael Youngが揃って3-4。特にMYは2ランHRを含む4打点でした。が、この2人と2安打のYorvit Trrealbaを除いた残りの打線は計1-20(Alberto Gonzalezのシングルのみ)とバットはまだ湿り続けているようです。特にNelson Cruzは今季25打数で10三振、Mike Napoliは17打席でシングルヒット1本、3BBと状況。

明日からは今季初のロードとなるミネソタでの3連戦で、先発はMatt HarrisonとAntony Swarzakのマッチアップです。


2012年4月12日木曜日

ゲームレビュー 2012 Game 6,4-2

                   
Source: FanGraphs

うーん、後味の悪い試合でしたね。

確かに登板4試合目ですでに2度目の敗戦投手とたJoe Nathanは褒められたピッチングではなかったし、私も試合中はtwitter上で激しくdisりましたが...。それと同じくらい点が取れてないのも問題ではないでしょうか。

何言ってやがる、と思う方もいるかもしれませんが、開幕6試合の得失点差を見ると2011年が41-20(+21)に対して2012年は24-15(+9)と去年の同時期に比べてバットが湿っています。今日も8回にKinslerとAndrusのback-to-back HRが出ましたが、それまでは初回のMichael Youngのタイムリーによる1点だけでしたし。もう少し点差を付けないとブルペンのAチームの酷使にもつながります。まだまだサンプルは少ないですが一昨日のように早く本来の爆発力を見せてほしいところ。

ブルペン全体はここまで今日のNathanも含めて16.2IP、打者64人に対して14H,1HR,16K/1BB,5R(5ER)と素晴らしい内容です。Nathanですが、個人的には2010年に開幕から3登板で2度のセーブ失敗をしたFrank Franciscoが脳裏をよぎります。この時は即座に当時セットアッパーだったNeftali Felizがクローザーに回って大成功、Franciscoもセットアッパーにハマって安定した投球を見せました。この例に倣うなら今年もAdams or Ogandoをクローザーに回してNathanをセットアッパーに、という図式が見られるかもしれません。とにかく今はまだサンプルが小さすぎるのでもう少し様子を見てみないとわかりませんが。4試合で2度のリリーフ失敗なんてどんなピッチャーでもあることですし。

明日の4連戦の最終戦はデイゲームで行われ、先発はDerek HollandとJason Vargasのレフティマッチアップです。

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Joe Wieland,メジャー昇格!


元レンジャーズのピッチングプロスペクトで、昨年7月にMike Adamsとのトレードでパドレスに移籍したJoe Wielandがメジャー昇格を果たしました。以下本人による喜びのtweet:
Wielandは2008年のドラフト4巡目でレンジャーズに指名されて入団。2011年はA+のMyrtle Beachで85.2イニングで96K/4BBと驚異的なコマンドを見せて一躍注目を集めました。そしてAA昇格後の7月29日にはノーヒッターも達成しますが、これがレンジャーズの傘下の一員としては最後の試合に。2日後にパドレスにトレードされ、次の試合は奇しくも前回の登板でノーヒットに抑えたSan Antonioの一員としてでした。

マイナー通算438イニングで408K/80BB(5.10K/BB)ととにかく凄まじいコマンドを有するWieland。個人的には元ツインズのBrad Radkeを思い起こさせます。今回はDustin Moseleyが右肩の故障でDL入り(そしておそらくは今季絶望)になったことにともなっての昇格。また、史上初のWieland姓のメジャーリーガーにもなります。

注目のデビューは14日のドジャーズ戦。

2012年4月11日水曜日

ゲームレビュー 2012 Game 5,4-1

                     
Source: FanGraphs

昨日のダルビッシュ有に続き、今日はNeftali Felizの先発デビュー戦。その結果は上々でした。

この試合前まで対マリナーズには通算で48打数0安打と完全に相手を圧倒していたFeliz。初回はFigginsにリードオフウォーク、1死後にもイチローを歩かせるなどやや制球に苦しみますがJustin Smoakをダブルプレーに仕留めてピンチ脱出。2回も3者凡退で切り抜けます。その裏に先頭のAdrian Beltreがライトに2塁打。つづくMichael Youngのピッチャーゴロで飛び出したBeltreは狭殺されましたが、その間にYoungは2塁を陥れる好走塁(#Leadershipped)。その後ワイルドピッチで3塁に進み、絶好調のDavid Murphyのタイムリーで楽々とホームを踏みます。結局これが決勝点になるわけですが。

Felizは3回も3者凡退に仕留めますが、4回にツーアウトからSmoakにシングルを浴びて対M'sの連続ノーヒット記録は58打数で終了。その後も快調に投げ続け、ピンチらしいピンチと言えば7回に2アウト1,3塁になった場面くらい。ここもMiguel Olivoをショートゴロに打ち取っています。

8回はMike Adams、9回はJoe Nathanという勝ちパターンの2人がいずれも3人で締めて試合終了。レンジャーズ・ボールパーク(RBiA)史上10回目の1-0というスコアで4連戦の2試合目も取りました。昨日初めてレンジャーズを観たという人は今日は全く違ったレンジャーベースボールも観れて面白かったかも。

Felizは以前からファストボールに頼り過ぎな傾向が指摘されていましたが、今日は108球中4シームが51、2シームが4の計55球。チェンジアップを25球、スライダーを28球と上手く混ぜていました。気になるのは2シームで空振りを取れたのがたったの2球しかなかったこと。これは次回以降の登板でどうなるのか要チェックしていきたいです。

また、これでレンジャーズはローテーションの5人が一通り投げたことになりますが、6イニング持たなかったのはダルビッシュのみ。そのダルも1アウト足りなかっただけと、試合は上手く作れています。またShutDownInningのPeter Ellwoodによると、ダルビッシュの初回を除けばレンジャーズのチーム防御率は現時点で1.23だそう。

ただ、Mike Adamsは5試合目にして早くも4登板とちょっと酷使気味。投手陣は安定しているので 打線にはもう少し点を取って彼に休みを与えてあげてほしいです。特にMike Napoliはここまでシングル1本(3BB)のみとなかなか調子が上がらない様子。彼には早く本来の打棒を発揮してもらいたいところ。

明日は2006-2009年にレンジャーズのローテの1番手だったKevin Millwoodとの対戦。レンジャーズはColby Lewisが今季2回目の先発になります。

Notes:

レンジャーズのA+チーム、Myrtle Beach PelicansのAndrew Clark一塁手が引退を表明。2010年のドラフト13巡目で、昨季はAとA+合計で.310/.430/.477でした。彼のスポットを埋めるために1B/CのBrett NicholasがAのHickoryから昇格しています。

2012年4月10日火曜日

ゲームレビュー2012 Game 4,3-1 ダルビッシュdebYu戦

                       
Source: FanGraphs

前回の記事ではShutDownInningによるゲームレビューをお送りしましたが、今度は私のレビューを。

まずダルビッシュですが最初の2イニングは見るのが辛かったです、はい。初回はこのまま1イニングも持たないんじゃないのか、とさえ思いました。私はスカウティングの知識はありませんが、リリースで苦労していたように見えました。ただ、いずれも3人で片づけた4,5回はよかったです。今日のゲームスコア(先発投手のパフォーマンスを表す数字で50がアベレージ)は34でした。あ、Nolan Ryan社長の背番号と同じだ(笑)。

そのダルビッシュの立ち上がりの失点を取って有り余る援護をした打線。特に3回にNellyの今季初 #Boomstick でいとも簡単に追いついてしまったシーンは圧巻でした。続く4回にはMitch Morelandの2ランとJosh Hamiltonのソロで勝ち越し。実は、私は今日ファンタジーでMitchをベンチに置いたままにしておいたのでした、畜生!(笑)

6回にダルビッシュが残したランナーを置いて登板したAlexi Ogandoは1.1イニングを1安打無失点、続く8回に登板したMike Adamsも1安打を打たれたものの1イニングを無失点に抑えました。この2人が好調なのはいいことですが、どちらも開幕4試合ですでに3登板。今後のシーズンで登板過多気味にならないように気を付けたいところです。そのためにはダルビッシュを含む先発陣にはもう少し長いイニングを投げてもらいたいですね。

8回にダメ押しのHRを放ったKinsler。試合後には5年+オプション1年/75MMでの契約延長も発表されました。これは素晴らしい動きです。またしてもグッジョブ、JD!

明日は個人的にはダルビッシュ以上に注目しているNeftali Felizの先発デビュー。Pedro Martinezレベルとの評価もある彼ですが、先発としてどのような投球をするか非常に気になるところです。

Update:

HamiltonのHRをダイレクトでナイスキャッチ、ダンスまで披露したTrent Williams少年。彼は去年からちょくちょく話題になっていて、本人いわく去年は7本のHRをキャッチしたそう。「Joshの場合、センター方向に打つ確率が約50%ある。だから彼の打席ではいつも準備しているよ」とのことです。このTrent君もレンジャーズの試合を観戦する際のポイントの一つと言えるでしょう。                      

Report From Texas:ダルビッシュ初登板レビュー


我々が思い描いていた通りではなかった。

しかし、Cliff Leeのレンジャーズでの初登板(2010年7月10日のオリオールズ戦、9イニングで6自責点、被安打9、被本塁打3、奪三振2、余四球0で負け投手)ほど悪くもなかった。

今日のような出来からすればよくやったほうだろう。

ダルビッシュ有(1勝0敗、7.94 ERA)はマリナーズ相手に5.2イニングを自責点5、被安打8、奪三振5、余四球4という結果だった。だが、2回以降だけを見れば4.2イニングを被安打4、失点1に抑えている。

ダルビッシュは日本では4点以上の援護があった時は49勝0敗という申し分のない成績を残している。レンジャーズのラインナップはその記録が途切れるのを防ぐべく初回からMichael YoungとNelson Cruzの連続タイムリーで援護した。

そしてレンジャーズのウリであるHR攻勢もまた見事だった。まずCruzがHector Noesiの投球をレフトポール際に叩き込む3ランで同点に。次のイニングにはMitch Morelandがライトに2ランを打ち込み、オフに手術した手首の回復が順調であることを証明して見せた。

2死後、Josh HamiltonがErasmo Ramirezからセンターに、今シーズンのレンジャーズでは1番乗りとなる2号HR。客席のぽっちゃりした少年が見事にそれをキャッチし、ダンスまで披露した。誰もがハッピーだった。初回に乱れながらも勝ち投手の権利を得たダルビッシュは特に。そして8回にIan Kinslerがレフトに3ランを放ち、それを決定的なものとした。

ダルビッシュは初回に42球を費やしたが残りの14アウトを取るのには68球で済まし、トータルでは110球。そのうち59球がストライクだった。

ダルビッシュは6回を最後まで切り抜けることができず、Ron Washington監督はブルペンにOgandoを登板させるように連絡。Ogandoはランナー二人を置いて元レンジャーズのJustin Smoakを三振に打ち取り、このピンチを切り抜けることに成功する。Ogandoは7回も問題なく抑え、セットアップの義務を果たした。

8回に登板したMike Adamsもヒットを1本打たれこそはしたが、1イニングを無失点に。その裏のKinslerのHRのおかげでクローザーのJoe Nathanを使う必要がなくなったため、9回はScott Feldmanがきっちり抑えてダルビッシュ・デイを締めくくった。

総じて見ればこれはダルビッシュにとって成功ととっていいだろう。この25歳の青年は周囲の過剰な期待の中で初回の制球難を切り抜け、その後は安定したピッチングを披露した。野球において失敗をしない人間はいない。だが、その失敗を乗り越えられなければいずれ消えていくことになる。レンジャーズは過去数年間で様々な困難を乗り越えてきた。ダルビッシュはレンジャーズに上手くフィットしているようだ。

By Daniel Allsup/ShutDownInning 元記事はこちら

ゲームプレビュー:ダルビッシュ有デビュー戦


レンジャーズは今日マリナーズとの4連戦の初戦を迎える。世界中がこの試合に注目しているのはダルビッシュ有のデビュー戦だからだ。この7色の変化球を投げる日本からのセンセーションのメジャーリーグ初登板が、開幕戦とプレーオフを除けばレンジャーズ・ボールパークの観衆数を更新するのは必至だ。

これはどれくらい大きなことなのだろうか?ダルビッシュと松坂大輔を比べることはフェアではない。私は今年ダルビッシュが松坂の1年目、15勝12敗、ERA 4.40、WHIP 1.32よりもいい数字を残すと信じている。勝利数は運などの様々な要素によって左右されるので予想するのは難しいが、ERAとWHIPは松坂より低くなると確実に言える。

私はダルビッシュを見ると同じようにそのデビューにおいて人々の関心を集め、熱狂させた2人ピッチャーを思い出す。Fernand Valenzuelaと野茂秀雄だ。ダルビッシュのスタイル、コマンド、そして努力を怠らない姿勢は彼をそのレベルまで押し上げているのだ。野茂とValenzuelaの熱狂を体験するには若すぎたか、ただ単純に覚えてない人たちのためにここに彼らのルーキーシーズンの成績を記しておこう。

野茂(1995年、ドジャーズ)

13勝6敗 ERA 2.54 WHIP 1.056 236K 78 BB

Valenzuela

13勝7敗 ERA 2.48 WHIP 1.054 180K 61BB

もしダルビッシュがこの2人の成績を越えられるなら、彼は先代の先発1番手、C.J Wilsonが決してたどり着けなかった"エース"という存在になれるだろう。このチームで最後にエースだったのは2010年に短期間だけチームに在籍したCliff Leeだ。そしてDerek HollandとMatt Harrisonの2人の成長に伴い、レンジャーズはもうすぐダルビッシュを含めて3人のエースを抱えるメジャーでも屈指の強力投手陣を持つことになるだろう。

ただ、ダルビッシュは彼だけの力で試合に勝てるわけではない。彼の投球を受けるMike Napoliは開幕2試合7打席で4三振の不振からオープン戦で打率.297に3HRを放った姿に戻る必要がある。さらに合計11打数ノーヒットの下位打線の二人、Yorvit TorrealbaとMitch Morelandからももっとプロダクションが望まれる。

マリナーズの先発は今オフにヤンキースから獲得したHector Noesi。彼のファストボールは常時89から93マイルで、たまに96マイルに達する。レンジャーズは彼との対戦があまりないが、この打線がNoesiを打ち崩せないはずがない。

さあ、落ち着きリラックスしてテキサス・レンジャーズのダルビッシュ有のデビュー戦に備えようじゃないか。

本日のラインナップ:

TEX                  SEA

2B Kinsler          LF Figgins
SS Andrus         DH Ackley
CF Hamilton       RF Ichiro
3B Napoli           1B Smoak
DH Young          3B Seager
RF Cruz            CF Sounders
LF Murphy         C  Olivo
C  Napoli           2B Kawasaki
1B Moreland      SS Ryan

By James Holland/ShutDownInning 元記事はこちら

2012年4月9日月曜日

ゲームレビュー 2012 Game 3,2-1 快勝、そしてRobbie Ross

                     
Source: FanGraphs

まさに快勝という言葉がぴったりな試合。

打線はDavid Murphy,Adrian Beltre,Josh Hamiltonと3本のHRが出て5点を取り、ピッチングもホワイトソックス打線を零封しました。

先発のMatt Harrisonが6イニングを0R,4H,3K,2BBに抑える好投。彼はMLBで最も過小評価されている先発投手の1人ですね。そしてブルペンの"Bチーム"の3人、Mark Lowe、Robbie Ross、上原浩治も3イニングを合計で2H,3K,1BBでピシャリ。不安要素のブルペンですが今のところはいい形を見せています。

今日がメジャーデビューだったRossについてもう少し深く見てみましょう。STで快投を続け開幕ロースター入りを決めたRoss。8回の頭から登板し、先頭のGordon Beckhamは歩かせてしまいましたが、続くAdam Dunnをサードフライ、Paul Konerkoを空振り三振、Alex Riosをショートゴロに打ち取って上々のデビューを飾りました。球速はいわゆる"フレイムスロワー"というタイプではないもののDunnは相当打ちづらそうにしていたし、LHBに対しては有効な武器になりそうでした(といってもご存じのようにDunnは昨季LHPに対してわずか6安打ですが・笑)。Konerkoへの投球も印象的だった。Rossは試合後「すべてが想像した通りだった。予想通りに緊張したけど、結果は悪くはなかった。楽しかったよ」とコメントしています。また、試合前にはブルペンへの移動の際にカウボーイハットとベストを着せられる悪戯も(笑)。本人は楽しんでいて、終始ニコニコしていました。




打線のほうは絶好調のMurphyが今日もHRを含む2安打。彼は割と調子に波があるタイプで今は好調期間のようです。Beltreも今季初ヒットとなるHRを含む2安打。そしてHamiltonは441フィート(約134メートル)のムーンショットでした。その他、Morelandも未だにヒットが出ていないものの2四球を選ぶなどアプローチはよかった。

開幕3連戦をいい形で終えたレンジャーズ。明日からはマリナーズとの3連戦、そしてその初戦はいよいよ日本中が注目するダルビッシュ有のデビュー戦です。明日は仕事も学校も関係ありませんよ(笑)。それではSee Yu tomorro night!

2012年4月8日日曜日

ゲームレビュー2012 Game 2,1-1

             
                 Source: FanGraphs

BBTiAのJoey流にいえば"Well,that sucked"な試合でした。


初回にホワイトソックスが先頭打者Alejandro De Azaのシングルヒット、2死後に盗塁、そしてPaul Konerkoのタイムリーで先制します。レンジャーズはi2回裏にNap(Mike Napoli)の今シーズン初ヒット&RBIで同点に。次の3回表に再びKonerkoが今度は右中間に2RBIダブルを放ち突き放されるも、その裏にElvis Andrusのこちらもシーズン初ヒット&RBIとなるタイムリー、Adrian Beltreの犠牲フライですかさず追いつきます。

試合はここから長い膠着状態になりますが最大の山場は8回裏。2死からMY(Michael Young),Nelly(Nelson Cruz)の連続ヒット、David Murphyの四球で満塁に。ここで"NAP-O-LI,NAP-O-LI!"の大チャントで迎えられたNapですが、サードゴロに終わり同点のまま9回へ。しかし、2連投となるJoe Nathanが先頭のAlex RiosにHRを打たれてしまいリードを奪われます。9回裏はホワイトソックスのクローザー?のHector Santiagoの前に三者凡退に倒れ、162勝0敗の夢(笑)は開幕2試合目にして潰えました。

両チーム合わせて263球、1イニング平均14.61球と淡白な印象の試合でしたね。レンジャーズの先発、Derek Hollandは6IP,3H,3R,3BB,5SOでゲームスコア56と昨季前半戦によく見られたフォーム。今シーズンはこれが"悪い方"であればいいのですが...。Nathanとともに2連投となったOgando,Adamsの2人のリーリーバーは素晴らしかったです。

打線のほうはIan Kinslerがシングルとトリプルを放ち、これで昨日のHR,ダブルと合わせて2試合にまたがるサイクルヒット達成。他にも鋭い逆方法へのラインドライブを2本放つなどバットは振れている様子。また、Murphyもダブル2本で開幕2試合を3 for 6,1HBPといいスタート。Murphyは2009年には開幕から21打席ノーヒットという悪夢のスタートを切ったこともありますが、今季はその心配はなさそうです。

また、ホワイトソックスで気になったのはAddison Reed,Matt Thorntonを差し置いてSantiagoがクローザーを務めていること。確かに今日は1イニングをピシャリでしたが、本当に前述の2人よりいいピッチャーなのかな?

3試合目はESPNのSunday Night Baseballで全国中継。先発はMatt HarrisonとGavin Floydのマッチアップ。3年連続AL優勝に向けてまずは開幕カードを勝ち越したいところです。

Notes:

・昨日はレンジャーズの各マイナーチームの試合に先発した5人の投手が合計25IPで1ERの好投。内訳はNeil Ramirez(AAA)が4IP,1ER,6K/1BB,Barret Loux(AA)が5IP,0ER(1R),2K/2BB,Roman Mendez(A+)が6IP,0ER(1R),9K/0BB,Aはダブルヘッダーで1試合目のVictor Payanoが5IP,0ER,4K/2BB,2試合目のJerad Eickoffが5IP,0ER,7K/1BBでした。

2012年4月7日土曜日

ゲームレビュー 2012 Game 1,1-0


                  
Source: FanGraphs

あのやかましい"Written In The Stars"のメロディー、あのやかましいJoe Buckの"We will see you tomorrow night"という実況、そしてあのやかましいカージナルスファンたちの歓声。

あれから5か月、長い冬の間に何人かの新戦力-日本最高のロックスターも含む-の加入と何人かの退団-高い人気を誇っていた"エース"レフティも含む-を経て、レンジャーズの2012シーズンが始まった。

過去2年連続ALチャンピオンとして迎える今季、人々のレンジャーズに対する期待はとてつもなく高い。3年連続AL優勝、最低でもプレーオフ進出はノルマだろう。そのための戦力は十分そろっている。

その長い道のりの第一歩、開幕戦を3-2でものにしたレンジャーズ。チーム最高の選手、Ian Kinslerの先制点につながるダブルと2年連続の開幕戦HR。Colby Lewisは6イニングで9三振を奪いNolan Ryanが持つ開幕投手の奪三振数の球団記録に並び(いつも通りに特大のHRも打たれたが)、そしてチームリーダのMichael Youngは決勝点となる勝ち越しシングルを放った。

その他にもJosh Hamiltonがデイゲームでマルチヒット、Alexi Ogandoは自身初となる1イニングを三者三振、Joe Nathanは1イニングを三者凡退に抑えレンジャーズの一員として初セーヴを記録するなどいい話題が多かった。

逆に上記3人,Kins,Josh,MY以外の打者は無安打、Napoliに至っては3打席で3三振を喫したが、たった1試合で気にするようなことではない。

4年連続で開幕戦に勝利し、早くもAL西地区で首位に立ったレンジャーズ。3年連続のWS,そして悲願のワールドチャンピオンに向けての歯車は順調に回り始めたように見える。

Notes:

・開幕戦での13奪三振(Lewis 9,Ogando 3,Nathan 1)はチーム新記録

・Kinslerは今日の試合を含めてJohn Danksに対して29打席で11安打、2二塁打、4HR、2BBとカモにしている。

・話題を振りまいている26ドルの巨大ホットドッグは開幕戦で191本売れたそう。今日の観衆はソールドアウトの49085人だったので約257人に一人がこれを買った計算になる。

Fox Sports South WestのAnthony Andro記者、巨大ホットドッグに挑戦する、の図

<a href='http://www.foxsportssouthwest.com/pages/video?videoid=4aae41e9-3524-49ac-a581-61974a5721d4&src=v5:embed::' target='_new' title='FOX Sports Southwest Girls: Hot dog challenge' >Video: FOX Sports Southwest Girls: Hot dog challenge</a>

2012年4月5日木曜日

2012 Projection





いよいよ開幕ですね。ESPNなどのウェブサイトが行っている予想、私もやってみました。両リーグのスタンディングス、各アワードに加えてドラフトのトップ3も予想しています。

AL

TEX      DET     TB
LAA*    CLE     NYY*
SEA     KC       BOS
OAK     CWS    TOR
            MIN      BAL

ワイルドカード1,NYY
ワイルドカード2,LAA

AL Champion:Rangers

MVP

1.Evan Longoria
2.Miguel Cabrera
3.Jose Bautista
ダークホース.Carlos Santana

CY

1.Justin Verlander
2.C.C. Sabathia
3.Dan Haren
ダークホース.Brandon Morrow 

ROY

1.Matt Moore
2.Yu Darvish
3.Joe Benson
ダークホース.Addison Reed


NL

SF        CIN       PHI
COL      MIL*     WAS*
ARI       STL      ATL
LAD      PIT       MIA
SD        CHC     NYM
            HOU

NL Champion:Nationals

ワイルドカード1.MIL
ワイルドカード2.WAS

MVP

1.Joey Votto
2.Troy Tulowitzki 
3.Giancarlo Stanton
ダークホース.Jay Bruce

CY

1.Roy Halladay
2.Clayton Kershaw
3.Madison Bumgarner  
ダークホース.Brandon Beachy

ROY

1.Deven Mesoraco
2.Trevor Bauer
3.Nathan Eovaldi
ダークホース.Wilin Rosario 


World Champion:Texas Rangers


Top 3 Draft Picks

1.Mike Zunino    (C,フロリダ大、to HOU)
2.Mark Appel     (RHP,スタンフォード大、to MIN)
3.Byron Buxton  (OF,アップリングカントリー高校、to SEA)

異論、反論は遠慮なくコメントしてください。みなさんとMLBトークを楽しみたいので。