1000 Ballgame Ways
2013年5月17日金曜日
2013ドラフトクラス:Tom Windle
Pos:LHP
H:6'4/W:215
Bats:Left/Throws:Left
Born:3/10/1992
School:ミネソタ大
2013 Class:Junior
MLBドラフト歴:2010年28巡目by CWS
Twitter:@tomwindle38
Windleは高校時代からスカウトたちの間では有名だったものの、当時の評価は「大学での成長が必要」とのもので。実際に2010年のドラフトでは28巡目まで指名されずにミネソタ大に進学することになった。
1年目はリリーフで41イニングを投げ、被安打35、35K/11BB、防御率1.52を記録。その夏のサマーリーグでもいい数字を残した。しかし、2年生として迎えた2012年は数字がやや悪化し前年と同じく41イニングを投げて36被安打、しかしコマンドに問題を抱えて37K17BBで防御率は3.27だった。このシーズンは4先発したものの残りは全てリリーフとして投げている。
しかし、コマンドに苦しむ中でも球速が上がり、その効果がサマーリーグで現れる。38イニングで47K/7BB、2.35 ERAを記録。前述した球速アップに加えてコマンドの問題が解決したことで一気にドラフトレーダーに名前が載るようになる。
2013年はフルタイムのスターターとして迎え、5月16日現在で13先発して87.2 IP、64被安打、2被HR、81/27というK/BBで防御率は2.05という成績を残している。
持ち球は89-93マイルのファストボール、カーブ、チェンジアップ、スライダーがある。1年生の頃はスライダーがベストセカンダリーピッチだったが、ここ2年でCVとCHが向上している。昨年見られたコマンドの問題も今のところは見受けられない。
ミネソタ出身という影響があるのかは定かではないが、ツインズの多くの投手と同じく打たせて取るタイプのピッチャーである。今シーズンはイニング数に匹敵する三振を奪ってはいるが。リリースはクリーンで無理がないメカニクスだ。
予想では1巡目の終盤から2巡目の前半に指名されるといわれている。
SDI Tokyo: 130球?ダルビッシュにとっては大したことではない
image found at bigstory.ap.org
昨夜の10-4で快勝したデトロイトとの試合で、ダルビッシュは3回までにとても苦しんでいた。続く4回もいい状態には見えず、この時点でレンジャーズが8-4でリードしていたこともあり、ダルビッシュは先発投手が勝利の権利を得る5回まで投げてタオルを取るかに思われた。その通りに彼は5回を投げ終えた。そして6回も。そして彼は7回もマウンドに上がり、95マイルの速球でTorii Hunterを三振に切って取りこの登板を締めくくった。なんと言うパフォーマンスだったのだろう。いや待て、彼は8回にもマウンドに戻ってきたじゃないか。
すべては今語ったとおりだ。ダルビッシュはブロウアウト(大差の試合)勝ちの試合で8イニング、130もの球数を投げたのだ。
おお、インターネットはこれを悪い決断だと考えているぞ。
すべては今語ったとおりだ。ダルビッシュはブロウアウト(大差の試合)勝ちの試合で8イニング、130もの球数を投げたのだ。
おお、インターネットはこれを悪い決断だと考えているぞ。
It's not about Darvish throwing 130 pitches. It's about him pitching the eighth up 10-4 with a high pitch count and an eight-man bullpen."ダルビッシュが130球も投げていることが問題なのではない。彼が10-4と大差をつけている中、しかもブルペンには8人もいるのに8回まで投げていることが問題なのだ。" - Joe Sheehan(ベースボールライター)
— Joe Sheehan (@joe_sheehan) May 17, 2013
Darvish goes to 130 pitches, new career high. First Ranger to throw 130 pitches since 2004. Why he has thrown that many, I have no idea."ダルビッシュは今夜キャリア最多となる130球をなげた。レンジャーズのピッチャーが1試合でこれだけの球数を投げたのは2004年以来だ。なんで彼がこんなに多くの球数を投げているのか全くわからない。" - Evan Grant(ダラス・モーニングニューズ)
— Evan Grant (@Evan_P_Grant) May 17, 2013
Darvish approaching 130 pitches in a game where his team has a 6 run lead because ________?
— jasoncollette (@jasoncollette) May 17, 2013
"ダルビッシュが6点差の試合で130球に達しようとしているのは_________________だから。" - Jason Collette(ベースボール・プロスペクタス)
If this was a 1-run or 2-run game okay leave Darvish in there, but it's 10-4"これが1,2点差だったらダルビッシュを続投させるのはまだわかる。でも10-4だぞ。" - Mike Peasley(ESPN)
— Mike Peasley (@PeasESPN) May 17, 2013
Is Darvish being punished for something?"ダルビッシュは何かの罰を受けてるの?" - Bob Sturn(The Ticket *ダラスのラジオ局)
— Bob Sturm (@SportsSturm) May 17, 2013
Darvish is a horse. I say screw pitch counts right now, let him ride. He isn't human. #nolanryansextrainning"ダルビッシュは馬だ。球数なんてどうでもいい、ただ走らせ続けろ。彼は人間じゃない。#ノーラン・ライアンエクストライニング(注:このハッシュタグには卑猥なジョークが含まれている)" - Peter Ellwood
— Peter Ellwood (@FutureGM) May 17, 2013
おや、最後のツイートは私自身のものだし、他とはちょっと違うぞ。
私だって130球を超えればちょっと心配になる。これはとても大きな数字だ。私もこれはブロウアウトだったと思う。レンジャーズのブルペンはリードを保ったまま1より多くのイニング数を投げられたという点にも同意する。これらはすべてダルビッシュは8回に投げる必要がなかったという裏づけとしては正論である。
しかし、130球という数字はダルビッシュにとっては多すぎるというのが理由なら、私はあなたに同意することはできない。
今日の球界において、多くの球数を投げることが危惧されることの根本的な原因は、2002、2003年にMark Priorというトップロスペクトがどう起用されたのかにある。2003年以降、プライアーは常に故障に蝕まれ、順調だったキャリアはコースを大きくそれてしまった。PriorはChris Saleのように、メカニクスの一つ一つが常に見ている人々に「腕が吹き飛んでしまうんじゃないか」という心配をさせるようなピッチャーではなかった。Priorのメカニクスは理想的で、故障とは無縁のものであるはずだった。
下の表はPriorの2002年と2003年の先発数を、球数によって100球以下、100球以上、115球以上に分けたものである。
そしてこちらは同じものをダルビッシュのキャリアに当てはめたものだ。これには昨夜の登板も含まれている。
これらの表から、彼らのルーキーシーズン(それぞれ2002と2012)において、ダルビッシュのほうがより多くの球数を投じていることがわかる。今季ここまでのダルビッシュは2003年のPriorほどのペースではないが、数字にそれほど多くの差はない。もしダルビッシュとPriorがおなじように育成されていたとしたら、これは心配すべきことだ。
Priorはルーキーだった2002年、メジャーリーグに昇格する前にマイナーで51イニングを投げている。彼は2001年のドラフトで南カリフォルニア大からプロ入りし、メジャー昇格前にマイナーですごした時間はわずか1ヶ月半だ。このとき、彼は21歳だった。
対照的にダルビッシュは昨年25歳でメジャー入りする前に日本で6年連続で150イニング以上投げている。そのうち4年間は200イニング以上を投げた。ダルビッシュは多くのイニングを投げられることを証明済みであり、レンジャーズもそれを信じている。
最上部から最下層まで、レンジャーズのフロントオフィスはダルビッシュを馬車馬と評価しており、昨晩彼らはダルビッシュをそれ相応に扱った。この130球という数字は一種の声明だ。これはダルビッシュがこれだけの球数に耐えられ、レンジャーズが彼のメンタル面に信頼を置いており、彼にこれだけの重労働をこなすのに十分な #want (注:物事に対する向上心、常にやり遂げるという気持ち)を持っていることを信じているという声明なのだ。
近年のベースボール界において昨夜のダルビッシュの対戦相手、Justin Verlander以上の馬車馬はいない。彼は過去4年間、ベースボールにおけるベストピッチャーの座を保ち続けてきた。先ほど使った先発数と投球数の表を過去4年間のVerlanderにも当てはめてみよう。
これらの数字はただただ派手で毒々しい。ダルビッシュでもここまでの投球数はこなしていない。そして、Verlanderは成績が落ちる気配を一向に見せていない。
エースピッチャーというのはチームがカリフォルニアからの長旅の末、テキサスを襲った竜巻警報のためニューメキシコを経由した次の日の試合で6点リードの中8イニングを投げ、ブルペンに休息を与えるようなピッチャーのことを指すのだ(注:北テキサス地方は昨日竜巻に襲われ、レンジャーズのチャーター機はダラスではなくアルバカーキへの着陸を余儀なくされた)。
ダルビッシュは試合後のインタビューの中で、「Ron Washingtonが7回を終えた時点で彼をマウンドからおろすと思った」、と語った。Washは彼にもう一イニングいけるかと尋ね、ダルビッシュはいけると答えた。彼はマウンドに戻り、Miguel Cabrera、Prince Fielder、Victor Martinezを3人で斬ってとった。この日126球目で97マイルを記録するというおまけつきで。
ダルビッシュ有はレンジャーズ版のEmmitt Smith(注:元カウボーイズの名選手)だ。彼はJosh Hamiltonとは真逆の選手なのである。
ダルビッシュ有はレンジャーズのエースだ。もし彼がいけるといったらボールを渡し、彼がマウンドで光り輝くのを見るべきなのである。
By Peter Ellwood/Shutdown Inning オリジナルはこちら
2013年5月14日火曜日
2013ドラフトクラス:JaCoby Jones
Pos:2B
H:6'3/W:200
Bats:Right/Throws:Right
Born:5/10/1992
School:ルイジアナ州立大
2013 Class:Junior
MLBドラフト歴:2010年19巡目by HOU
Twitter:@jacobyjones23
アスレティックな二塁手。2013年シーズン前のBaseball AmericaのプレビューではSECリーグのベストアスリートに選出されたるなど、身体能力は並みのものではない。そのおかげでスピード、肩、パワーの 3つのツールで平均以上のものを有している。
その中でも特にパワーはすさまじく、芯で捕らえた打球は尋常ではない伸びを見せる。5月第1週のフロリダ大とのシリーズではレフとスタンド後方のスコアボードを直撃するHRを2本も放った。その反面、スウィングの大きさと選球眼には問題を抱えており、2012年シーズンは245打数で15BB/47K、今季も改善は見せてはいるものの173打数で25BB/40BBと四球数を大幅に上回る数の三振を喫している。
さらに、いったん物事がうまくいかなくなるとどんどんネガティブ思考に陥るというメンタル面の問題を指摘するリポートもある。
上記のBB/K以外の今季成績は.283/.379/.428というラインに加え5HR 、盗塁を15回試みて12回成功させている。
5月10日発表のBaseball America詩のドラフト候補トップ100ランキングでは76意にランクインしている。
また、ボルティモア・レイヴンズの同姓同名のワイドレシーバーとは関係はない(LSUのJonesのほうはファーストネームのCが大文字である)が、今年のスーパーボウルでWRのJonesが108ヤードのリターンタッチダウンを決めた後、以下のようツイートを投稿していた。
I need to catch my breath after that run! I'm tired haha catch me if u can!!! Takin over the super bowl!!
— JaCoby Jones (@jacobyjones23) February 4, 2013
2013MLBドラフト:Braden Shipley
Pos:RHP
H:6'3/W:190
Bats:Right/Throws:Right
Born:2/22/1992
School:ネバダ大
2013 Class:Junior
MLBドラフト歴:なし
Twitter:@bshipley25
2013年シーズンにドラフトボードを駆け上がり続け、現時点ではトップ10での指名が確実と言われている存在。
高校時代はショートとピッチャーを兼任しており、唯一参加したショウケースでも90マイルを記録してPerfect Game USAのランキングでは2010年クラスの高校生中374位にランクインしたものの、ドラフトにはかからなかった。ネバダ大に進学した後も1年時、2011年シーズンはフルタイムのショートで、打率.287に加え遊撃守備でもいい動きを見せて地区のセカンドオールスターチームに選出されている。このシーズンも5試合に登板はしているものの、10.1イニングで8.71 ERAというものだった。
しかし、2年生だった2012年シーズンから先発投手に転向。すると98.1イニングで88K、9勝4敗、2.20 ERAという数字を残して一気にチームのフライデ―ナイトスターター(注:アメリカのカレッジベースボールではチームのエースは金曜日に登板する)にまで上り詰めた。勝利数とERAはウェスタンアトランティック・カンファレンスでベストのものだった。
このシーズン後のサマーリーグでは学校側が課したイニング制限のためにクローザーとしての参加となったが、ここでも17イニングで29K/3BBという成績に加えて97マイルを計測しトップピッチングプロスペクトとしての評価を確立した。
2013年はここまで13試合に先発し、92.1イニングで被安打76、84K、31BB、3.02 ERAという成績を残しており、開幕前のドラフト候補ランキングで全体88位という評価をさらに上げている。因みに野手としても1試合に先発しているが、こちらは2打席で2三振と完全に投手一本になったと断言してもいいだろう。
上のビデオでKeith Lawが紹介しているように、上でも記した最速97マイルのファストボールとプラスプラスのチェンジアップがメインウェポン。サードピッチのカーブも素質はあるものの、コーチがShipelyに多くを投げさせていない。投手経験が浅いためコマンドなどはまだまだ発展途上ではあるものの、逆に言えば他のドラフト候補のピッチャーたちに比べて使い減りしていないということでもある。
PG USAによる最初のモックドラフトでは全体8位でロイヤルズが指名と予想されているが、果たしてどうなるだろうか。
Game 38, 24-14
Source: FanGraphs
One of those nights, guys, one of those nights.
At least I got a screenshot to slowdown your frustration.
2013年5月13日月曜日
2013ドラフトクラス:Kris Bryant
Pos:3B
H:6'5/W:215
Bats:Right/Throws:Right
Born:1/4/1992
School:サンディエゴ大
2013 Class:Junior
MLBドラフト歴:2010年18巡目 by TOR
今季のドラフトは層が薄いと言われているが、サンディエゴ大の三塁手にして主砲のKris Bryantはその中でも最も完成された打者だ。
高校時代からトップクラスのパワーヒッターとして知られており、ドラフトでも高い順位での指名が予想されていたが、その評価の高さからいくつもの大学からのリクルートを受けていたこともあって18巡目まで指名されなかった。結局サインはせず、サンディエゴで大学生活を送ることになった。
彼の最大の武器は何と言ってもその規格外のパワーで、打球をフィールドのどの方向にも運び、フェンスオーバーすることさえできる。あるスカウトによれば外角に逃げる球を流し打って420フィート(約128メートル)のHRにしたという。
スウィングはやや長めながら徐々にコンパクトになってきており、高校時代や1年生時にくらべて確実に成長している。現在では平均以上のコンタクト能力を備えるまでになった。
守備ではサードにとどまれるかどうかは微妙なところで、将来的には一塁手になるかもしれないが、彼のオフェンスならどのポジションでも問題はないはずだ。彼の身体能力はずば抜けてはいないものの、一塁手としては十分だ。
スピードは現時点でも平均以下で、年を重ねるにつれて20-80で30くらいのランナーに落ち着くかもしれない。
高校でのGPA4.78と学業も優秀。
現時点での2013年の大学シーズンの成績は191打数で.346/.501/.880、28HR、56BB、35KとBaryy Bonds並みの数字で、もはやカレッジレベルでは敵なし。ドラフトでは間違いなく最初の3ピックのどこかで指名されるだろう。
2013年5月12日日曜日
Game 36, 23-13
Source: FanGraphs
ダルビッシュはどう見てもベストの状態ではなかったですね。時折素晴らしいスタッフを素晴らしいコマンドで決めるものの、制球に苦しみがちで計3四球。相手がアストロズじゃかなかったらもっと悪い数字になっていたでしょう。
今日はアストロズの8番打者Matt Dominguezに2本のHRを浴びましたが、これがDominguezにとっては今季1,2号。ここまで1本も打っていない打者にいきなり2本も打たれたのは摩訶不思議な光景でした。これでダルビッシュからキャリアで複数HRを放った選手はEdwin Encarnacion、Mike Trout、そしてDominguezの3人になっています。その中で1試合で2本放ったのはDominguezだけ。
オフェンスに関しては序盤Eric Bedardを打ちあぐねていたのにはあまりいい予感がしませんでしたが、6回にPhillip Humberに代わった瞬間滅多打ち。恐らくこれがHumberのアストロズでの最後の登板になるでしょう。
その6回の大量得点の一躍を買った三塁打を含め、Mitch Morelandは長打2本。5回に先頭で放ったダブルは左投手から逆方向へ強打、とこれまであまり見られなかった光景。Morelandはここ1週間半ほどこのような打球が増えており、遂に開花か?とも。ただ、彼は江府町の波が激しい選手なので、ただ波が来ているだけという可能性も大。このまま何かきっかけをつかんでくれればファンとしては願ってもいないことなんですが。
野手陣で唯一bad dayを送ってしまったのはIan Kinsler。5回1アウト満塁で3球とも明らかにフェンス狙いのスウィングで三振した場面とか、8回のあのエラーとか。彼は私の一番お気に入りの選手で、恐らく日本で彼のことを私以上に擁護している人間はいないはず。その私でも今日の彼の失態は許容範囲を超えてます。特にあのエラー。ボールをこぼすのはまだしょうがないとしてなんで明らかに間に合わないのに投げたのか...。アスレティックで広い守備範囲があるんだからああいうミスさえなくせばもっと守備成績が良くなるのに。ただ、MLB球団の某スカウトや日本人ファンの多くが言うように「下手くそ」や「最悪の二塁手」では決してない。少なくともミスを帳消しにするくらいのファインプレーはしてますよ。
あとはブルペンですが、Frasorは相変わらず使い物にならない。今日みたいな展開なら彼が残りの2イニングを投げきるべきだったのに、あれでは怖くて使えない。KirkmanもFIPなどの数字はいいんですが、運に見放されているのと制球難で失点は増える一方。ただ、私はKirkmanはもう少し残してみてほしいです。Frasorは今すぐにでもDFAしていいレベルですが。
最後に、今日のGIFはJoe Nathanがヒヤヒヤながらもなんとかリードを保って試合を締めくくった直後、じゃれあいながらハイタッチに向かうDerek Hollandとダルビッシュ。本当に仲いいですね、この2人。そういえばHollandはわけあって数か月前にフィアンセと別れたらしいですよ(意味深)。
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